パニック障害を抱えながら仕事している方の中には、うまく付き合いながら理想の職場で働いている方もいらっしゃれば、悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば、「通勤電車に乗るのが怖いから出勤時間を変えたい」「1人で行う仕事に不安を感じる」「パニックの症状が出た時の対応を周囲の方にお願いしてもよいのか?」こんな悩みや不安を感じることはありませんか?
そんなときは、同じようにパニック障害を抱えながら仕事をしている方々の声に耳を傾けてみませんか?今回のコラムでは330人のパニック障害の方の体験談をもとにどのようなことに悩み、どのように解決されたのか、仕事探しはどのようにされたのかをご紹介していきます。
これから就職や転職を考えている方のお役に少しでもなれれば幸いです。
目次
- パニック障害とは?
- パニック障害の特性による仕事の悩みと対策
- パニック障害のある方が職場で抱える悩みとその対策
- 転職や就活ではパニック障害をオープンにするかクローズにするか
- 転職や就活の参考に、パニック障害の方におすすめの企業・業界・職種
- 求人の見つけ方
- 企業情報の集め方
- 最後に
1.パニック障害とは?
「パニック障害」も「不安障害」も、近年よく用いられるようになった病名ですが、正確にいうと、両者は並列関係にあるものではなく、「パニック障害」は「不安障害」の下位分類のひとつです。 「不安障害」というのは、精神疾患の中で、不安を主症状とする疾患群をまとめた名称です。その中には、特徴的な不安症状を呈するものや、原因がトラウマ体験によるもの、体の病気や物質によるものなど、様々なものが含まれています。中でもパニック障害は、不安が典型的な形をとって現れている点で、不安障害を代表する疾患といえます。 不安障害の原因は、まだ十分には解明されていません。どんな病気もそうですが、精神障害の発症には、生物学的(身体的)、心理的、および社会的要因がいろいろな度合いで関わっています。 ~中略~ 不安障害の発症に心理的要因が関与していることも間違いありません。パニック障害では何の理由もなく突然パニック発作に襲われるのが典型的とされていますが、実はこれも、 ・過去に何らかのきっかけがあった ・発症前1年間のストレスが多い ・小児期に親との別離体験をもつ などの心理的要因があるケースが多い、という報告もあります。 |
あなたも、このような要因であてあまるものはありませか?もちろん、様々な要因が重なったのかもしれませんが、その1つが仕事だということも少なくないはずです。
2.パニック障害の特性による仕事の悩みと対策
パニック障害のある方は、仕事をする際にどのような悩みを抱えているのでしょうか?口コミから悩みの傾向を把握したところ下記の悩みを持つ方が多いようです。
【パニック障害による仕事の悩み、その傾向】 ・過度なストレスにより症状が出やすい ・予期不安が起こる |
早速、悩みの詳細とともに対策について解説します。
続きは
へ。