デフアスリート門脇翠選手・北谷宏人選手が埼玉県プラチナアスリートに認定!

エネルギー事業を中心に幅広い事業を展開する東京パワーテクノロジー株式会社は、かねてよりD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)推進の一環として、障がい者アスリートの採用を積極的に行ってきました。この度、同社に所属するデフ(聴覚障がい)アスリート、門脇 翠選手(陸上100m/200m)と北谷 宏人選手(陸上棒高跳)の2名が、埼玉県が指定する「令和8年プラチナアスリート(シャイン部門)」強化指定選手に認定されたことが発表されました。

認定証を持つ門脇選手と北谷選手

この認定は、次世代を担うトップアスリートが国内主要大会や国際大会等に万全の状態で挑戦できるよう、スポーツ科学の知見に基づいた強化等の支援を行うことを目的としています。デフリンピックでの活躍が期待されるお二人の今後の挑戦を、埼玉県が強力にサポートすることになります。

埼玉県プラチナアスリート強化支援事業とは?

埼玉県が取り組む「プラチナアスリート強化支援事業」は、国際大会や国内主要大会で活躍する埼玉県にゆかりのある選手を輩出するため、強化指定選手を選考し、競技力向上を図る事業です。

シャイン部門の対象と支援内容

「シャイン部門」では、パラリンピックやデフリンピックなどの国際大会での活躍が期待される埼玉県にゆかりのある選手27名が強化指定選手として認定されます。具体的な支援内容としては、専門的機器を用いた身体能力測定と分析、スポーツ科学の専門的知見を持つスタッフによる個別指導や相談などが提供されます。

対象となるのは、県内に在住、在勤または在学している、県内競技団体や同等の団体に登録がある、あるいは県内の中学校、高等学校、特別支援学校、大学を卒業した者です。また、日本パラリンピック委員会加盟競技団体や一般財団法人全日本ろうあ連盟関係団体、または県内競技団体等からの推薦を受けた選手が選考されます。

世界で活躍するデフアスリート、門脇翠選手と北谷宏人選手の軌跡

今回認定された門脇選手と北谷選手は、それぞれが陸上競技の第一線で活躍するデフアスリートです。彼らのこれまでの実績とプロフィールをご紹介します。

門脇翠選手(陸上100m/200m)のプロフィールと主な実績

門脇 翠選手は1992年7月1日生まれで、埼玉県出身。筑波大学大学院を修了し、感音性難聴の障がいを持ちながら、陸上競技(100m/200m)で活躍しています。東京パワーテクノロジーでは総務部人材開発グループに所属しています。

<主な実績>

  • 2024年 ジャパンパラ陸上競技大会(香川県):100m3位、200m1位

  • 2024年 第58回全国ろうあ者体育大会(群馬県):100m1位、200m1位

  • 2025年 東京デフリンピック:男女混合4×400mリレー6位入賞(日本デフ記録更新)、4×100m女子リレー6位入賞

北谷宏人選手(陸上棒高跳)のプロフィールと主な実績

北谷 宏人選手は2002年5月14日生まれで、大阪府出身。大阪体育大学を卒業し、感音性難聴の障がいを持つ男子棒高跳びデフ日本記録保持者です。東京パワーテクノロジーでは総務部労務グループに所属しています。

<主な実績>

  • 2020年 日本デフ陸上競技選手権大会:男子棒高跳 優勝、男子100m準優勝

  • 2022年 夏季デフリンピック(ブラジル):男子棒高跳 金メダル

  • 2024年 世界デフ陸上競技選手権大会(台湾):男子棒高跳 銀メダル

  • 2025年 東京デフリンピック:男子棒高跳 銅メダル

東京パワーテクノロジーが推進するD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の取り組み

東京パワーテクノロジーは、「多様な価値観や経験を有する人財の活躍が、新たな価値の創出に繋がる」という考えのもと、D&Iを推進しています。特に「女性活躍・障がい者雇用」のさらなる推進や、障がい者へのスポーツ支援を通じた共生社会の実現を企業価値創造の目的としています。

同社は、日本デフ陸上競技協会とのパートナーシップ契約や、日本ろう者サッカー協会とのシルバーパートナー協定を締結し、障がい者スポーツの発展と普及を積極的に支援しています。現在、門脇 翠選手、長内 智選手、北谷 宏人選手、瀧澤 諒斗選手、遠山 莉生選手、加藤 茜選手の計6名の障がい者アスリートをサポートしています。

所属アスリートは競技での活躍にとどまらず、社内外のイベントや情報発信を通じて、挑戦する姿勢や多様性を尊重する価値観を広めています。これにより、障がい者スポーツへの理解促進や社内のダイバーシティに対する意識向上にも貢献しており、今後も共生社会の実現に向けて取り組んでいくとのことです。

障害福祉とスポーツの未来を応援する

東京パワーテクノロジー所属の門脇翠選手と北谷宏人選手が埼玉県プラチナアスリートに認定された今回のニュースは、デフアスリートの活躍を後押しするだけでなく、企業によるD&I推進と地域社会の連携が、いかに共生社会の実現に貢献できるかを示す好事例と言えるでしょう。障害福祉に関心のある方々にとって、アスリートたちのたゆまぬ努力と、それを支える企業の取り組みは、大きな希望となるはずです。

今後の門脇選手と北谷選手のさらなる活躍、そして東京パワーテクノロジーのD&Iに関する取り組みに、引き続き注目していきましょう。

東京パワーテクノロジー株式会社 会社概要

  • 会社名:東京パワーテクノロジー株式会社

  • 代表者:代表取締役社長 本橋 準

  • 本社所在地:〒135-0061 東京都江東区豊洲五丁目5番13号

  • 設立日:2013年7月1日

  • 事業内容:環境事業・火力産業プラント事業・原子力事業・土木建築事業・保険ソリューション事業等

  • 当社URL:https://www.tokyo-pt.co.jp/

  • 当社アスリートサイトURL:https://www.tokyo-pt-recruit.jp/athlete/

 

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77