医療的ケア児支援の新たな挑戦:Orange Kids’Care Lab.の2025年度活動報告

Orange Kids’Care Lab.は、2025年度も皆さまの温かいご支援とご協力に支えられ、医療的ケアや障害のある子どもたちとそのご家族が地域で安心して過ごせる場を提供し続けてきました。通常のケアや居場所づくりに加え、特に力を入れたのは、子どもたちの可能性を広げる体験機会の創出と、多様な主体との連携強化です。

日常の先に生まれた「できる」を広げる体験と旅行支援

2025年度の活動の中でも特筆すべきは、子どもたちの「できること」を広げるための体験機会の創出と、他団体・企業との連携による取り組みです。特に「旅行支援」においては、宿泊業や旅行支援団体と協働し、医療的ケア児が社会と接点を持つ新たな機会を生み出しました。これにより、子どもたちが日常の延長線上でさまざまな体験をし、成長を実感できる場が提供されています。

年間9回のイベントで育む子どもたちの成長と地域とのつながり

年間を通じて9回ものイベントが実施されました。これらの継続的な関わりの中で、子どもたち一人ひとりの成長が着実に積み重ねられてきたことが報告されています。イベントは、子どもたちが多様な体験をするだけでなく、地域社会とのつながりを深める重要な機会ともなっています。

「特別な支援」から「自然なつながり」へ:Orange Kids’Care Lab.が描く未来

医療的ケア児を取り巻く環境には、依然として多くの課題が存在します。しかし、Orange Kids’Care Lab.は、そうした課題に対し「特別な支援」に留まらない、より本質的な解決策を追求しています。彼らが目指すのは、「誰もが地域の中で自然につながり合える社会」の実現です。

Orange Kids' Care Lab.のロゴマーク

このビジョンのもと、活動を実践し続けることで、現状への理解が深まり、多様な主体による関わりや連携が生まれるきっかけとなることが期待されています。今後も、子どもたちとご家族にとってのより良い日常を支えながら、社会全体の意識や仕組みに働きかける活動を展開していくとのことです。

「ANNUAL REPORT 2025」で活動の詳細をチェック

Orange Kids’Care Lab.の2025年度の活動詳細や、日常の延長線上に生まれた変化については、公開された「ANNUAL REPORT 2025」で確認できます。PDF形式で下記よりダウンロード可能です。

ダウンロードはこちら: https://carelab.jp/wp/wp-content/uploads/2026/04/Annual-Report-2025-2.pdf

一般社団法人Orange Kids’Care Lab.とは

一般社団法人Orange Kids’Care Lab.は、2012年に福井県福井市に開設された、重い障害や医療的ケアのある子どもたちの活動拠点です。2015年4月に設立され、代表理事は紅谷浩之氏と戸泉めぐみ氏が務めています。そのミッションは、子どもたちの成長と未来を、地域や社会を巻き込みながら創り上げていくことです。

事業内容としては、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス事業(居宅介護、生活介護、相談支援)や、児童福祉法に基づく障害児通所支援事業(放課後等デイサービス、児童発達支援、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援、障害児相談支援)を展開しています。さらに、就学支援、旅行支援、災害支援など、多岐にわたる支援活動も行っています。

団体の詳細はこちら: https://carelab.jp/

あなたも医療的ケア児支援に参加できる!Orange Kids’Care Lab.への支援方法

Orange Kids’Care Lab.は、子どもたちの未来を共に創り上げていくための支援を広く求めています。さまざまな形で活動を応援することが可能です。

Orange Kids’Care Lab.の活動は、医療的ケア児とそのご家族が地域で孤立することなく、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けた希望の光と言えるでしょう。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77