障がい者就労支援の現場に革命!サイボウズがkintoneアプリを無償提供
サイボウズ株式会社の「ソーシャルデザインラボ(そでらぼ)」は、就労継続支援事業所のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するため、A型・B型事業所向けのkintone(キントーン)アプリの無償提供を開始しました。この取り組みは、2026年1月に公開された「IT人材不足と障がい者雇用に関するアンケート調査」の結果を具体化するものです。

特筆すべきは、このアプリ自体が就労継続支援B型の利用者によって開発されたという点です。支援を受ける立場の方が、今度は支援の現場を支えるツールを生み出すという、まさに可能性を体現する形となっています。そでらぼは、このアプリを通じて就労支援現場のDX化を促進し、導入から運用まで社員による伴走支援も実施します(先着10事業所限定)。
事務作業の負担を軽減し、質の高い支援を実現するkintoneアプリの力
就労支援事業所では、利用者や職員の名簿管理、利用者一人ひとりの支援状況、個別支援計画、工賃や労働時間の管理、相談支援員との記録など、多岐にわたる事務作業が発生します。これらの情報は、紙やExcelで管理されていることが多く、情報の散逸や連携不足が課題となっていました。
kintoneアプリを導入することで、これらの情報を一元化し、各情報の連携をスムーズに促進できます。利用者様の特性や状況を把握しやすくなるだけでなく、事業所内の業務フローが整理され、日々の運営がより円滑に進むことが期待されます。

ITツールを活用することで、職員の事務負担が軽減され、利用者様と直接向き合う時間の充実や、残業時間の削減にもつながるでしょう。
「就労支援事業所かんたんパック」主な機能で業務を効率化
この「就労支援事業所かんたんパック」には、就労支援事業所で必要となる主要な業務をアプリ化したものが含まれています。
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アセスメントシート: 利用者一人ひとりの基本情報、生活状況、就労課題を一目で把握できます。
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工賃・労働時間入力: その週や月の工賃、労働時間を自動でグラフ化し、視覚的に管理できます。
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一元管理: 職員の研修管理から、外部の相談支援員との支援の流れまで、関係者の情報をまとめて管理・活用できます。




障がい者のITスキルが社会を変える!アプリ開発は「多機能型事業所Re.co.」の利用者
この画期的なアプリを作成したのは、長野県にある「多機能型事業所Re.co.」の就労継続支援B型の利用者です。Re.co.は、障がいのある方のためのビジネスカレッジ・ワークプレイスとして、「誰もが自分らしく働き、地域の中で安心して暮らせる社会づくり」を目指しています。ITやkintoneなどのツールを活用した訓練や実務に力を入れ、メンバーがチームで仕事を進める力を育んでいます。
Re.co.の詳細については、こちらをご覧ください。
そでらぼは、障がいのある方がITスキルを身につけることで就労の選択肢が広がることを継続的に実証実験しており、今回のアプリ開発はその理念が形になったものです。支援を受ける側が支援する側のツールを生み出すという好循環は、今後の障がい者就労支援の新たな可能性を示しています。
導入から運用まで安心の「伴走支援パック」(先着10事業所限定)
「ITツールの導入は難しそう」と感じる事業所でも安心して利用できるよう、サイボウズそでらぼのメンバーが導入から運用まで伴走支援を行います(先着10事業所限定)。長年にわたり就労支援現場のITサポートに携わってきた経験を活かし、「使ってみる」「やってみる」を強力にサポートします。
まずは話を聞いてみたいという方も、お気軽にお問い合わせください。

障がい者雇用とIT人材不足の現状、そして未来への展望
厚生労働省のデータによると、民間企業における障がい者の法定雇用率の達成は約半数にとどまり、障がい者の就職率は長年横ばいの状況が続いています。しかし、近年では変化の兆しも見られます。
そでらぼが行った調査では、IT・デジタル人材の不足感が74.0%にのぼる一方で、「ITスキルを持つ障がいのある方の採用を検討したい」という前向きな回答が71.4%に達しました。これは、障がいのある方を企業の成長を担う人材として捉え直す動きが広がっていることを示唆しています。
そでらぼは、障がいのある方や働きづらさを抱える方がITスキルを習得することで就労の選択肢を広げられるよう、継続的に実証実験を重ねています。詳細はこちらのnoteで確認できます。
今回のアプリ提供は、就労支援の現場で職員の業務負担を軽減し、利用者様が高付加価値な業務を習得していくための基盤を築くことを目的としています。
サイボウズ ソーシャルデザインラボは、「チームワークあふれる社会づくり」を目指し、多様な社会問題解決に取り組んでいます。彼らの活動については、公式サイトをご覧ください。
まとめ
サイボウズ ソーシャルデザインラボによるkintoneアプリの無償提供は、就労継続支援事業所のDXを推進し、職員の業務負担を軽減するとともに、利用者の方々がより質の高い支援を受け、ITスキルを習得する機会を広げる画期的な取り組みです。障がいのある方が開発したアプリが、現場の課題解決に貢献するという希望に満ちた事例は、今後の障がい者就労支援のあり方に大きな影響を与えるでしょう。先着10事業所限定の伴走支援も活用し、ぜひこの機会に事業所のデジタル化を検討してみてはいかがでしょうか。お問い合わせはこちらから可能です。



