モザンビークの障害者支援に向けたクラウドファンディングプロジェクトが始動しました。このプロジェクトは、障害を持つ子どもたちへの教育機会の提供と、障害者の就労支援を通じて、誰もが安心して暮らせる社会モデルの構築を目指しています。
モザンビークで障害があっても無くても安心して生活できる社会を作りたい!
国連の統計によると、世界人口の15%が何らかの障害を抱えており、その80%が発展途上国に居住しています。モザンビークもその一つで、多くの障害者が適切な教育や社会的つながりを得られずにいます。2023年の一人当たり名目GDPランキングでは、モザンビークは191カ国中182位と、経済的に厳しい状況にあります。
このプロジェクトでは、二つの主要な取り組みを行います。一つ目は、発達障害児に対する無償の療育支援です。応用行動分析(ABA)に基づいた手法を用い、週に一度、2時間の無料療育支援を10名の子どもたちに提供する計画です。この支援は、公立学校のインクルーシブ化が進むまでの重要な橋渡しとなります。
二つ目は、障害者が働ける事業作りのトライアルです。地元の孤児院と連携し、「モザンビークにおけるインクルーシブ社会のモデル作りのためのパイロットプロジェクト」として、養鶏事業を開始します。100羽のニワトリを育てながら、障害を持つ人々がどのようなサポートを得れば作業に参加できるかを検証します。
このプロジェクトの資金調達のため、クラウドファンディングサイト「For Good」にてキャンペーンを実施中です。期間は9月1日から10月13日までで、集まった資金は児童心理士の給与、施設の改修費、ニワトリの飼育費用などに充てられます。
モザンビークの障害者支援は、単に個人の生活改善だけでなく、社会全体の発展につながる重要な取り組みです。このプロジェクトを通じて、「一人を大切にする社会」のモデルが構築され、障害の有無に関わらず誰もが安心して生活できる社会づくりの第一歩となることが期待されています。
For Goodのプロジェクトページ(https://for-good.net/project/1001050)
リターンについて
以下、プレスリリースより
ご支援いただいたみなさまに、御礼メール、活動報告のメール、子どもたちからのメッセージ動画を送付します。
ご希望の場合はご支援いただいた方のお名前を療育専用部屋に掲示させていただきます。療育専用部屋は今回集まった資金で改修します。
療育専用部屋の命名権のリターンもあります。
企業名やサービス名の宣伝が目的の場合は、目安として1年以上、週に1度以上、命名された名前が分かる形でのSNS投稿を続けます。
スタディツアーは現地集合現地解散で代表の関谷が一日アテンドします。
幼稚園、孤児院の訪問を想定していますが、様々なアレンジが可能です。
支援の効果について
10,000円で3人の子どもに1か月間の無償療育支援を提供できます(暫定的に児童心理士の人件費のみを計算しています)。
もしくはニワトリ100羽の1.5週間のエサ代になります。
スケジュール
早期出金サービス(支援総額の3%)を利用します。
孤児院の院長が12月で定年退職します。こちらでは業務は人についており、人が変わるとまた一からといったことになりがちです。彼女が退職する前に事業の流れを作っておく必要があります。なお早期出金サービスを利用しない場合は12月に出金されモザンビークへの着金は年明けになり院長が退職した後に事業の開始となってしまいます。
2024年
8月 クラウドファンディング準備開始
9月 クラウドファンディング開始
10月13日 クラウドファンディング終了
早期入金サービスにより終了後3営業日後に振り込み
10月末 モザンビークへ送金
11月 テレビにて無料療育支援の周知
11月 無料療育支援開始
11月 療育専用部屋改修(期間:1か月)
11月 ニワトリ小屋改修(期間:1か月)
12月 養鶏のトライアル開始
支援金の使い道
ー目標金額の内訳、具体的な資金の使い道
1メティカル=2.26円で計算しています。メティカルはモザンビークの通貨です。
1.経常費用 678,000円
児童心理士の給料と幼稚園施設家賃の半年分です。
2.設備投資 745,800円
幼稚園の子ども用トイレ2つと設置費用、幼稚園敷地内の療育専用部屋の改修費用、孤児院のニワトリ小屋を補修するための費用です。
3.広報費用 367,250円
チラシ代、SNSを通じた広報費用、テレビ出演料です。特にテレビ出演を通して無料療育支援の情報を新しい情報の取得が苦手な人達(その多くが貧しい人たち)に届けたいです。
4.養鶏に関わる経費 264,058円
ニワトリのヒナ(100羽)、ニワトリのエサ(半年分)、感染症予防ワクチン
5.早期出金サービス 61,653円
支援総額の3%
早期出金サービス(支援総額の3%)を利用します。
孤児院の院長が12月で定年退職します。こちらでは業務は人についており、人が変わるとまた一からといったことになりがちです。彼女が退職する前に事業の流れを作っておく必要があります。なお早期出金サービスを利用しない場合は12月に出金されモザンビークへの着金は年明けになり院長が退職した後に事業の開始となってしまいます。
合計金額
2,116,762円