群馬県伊勢崎市の障がい者グループホーム『ONEHOME伊勢崎』の特徴、居室設備、月額費用、日中活動(就労支援・生活介護)との連携体制を解説します。見学や相談方法も網羅しています。


■ この記事で分かること

  • 『ONEHOME伊勢崎』の概要と居室・共有スペースの設備環境
  • 住まいと日中活動先を伊勢崎市内で同時に支援する仕組み
  • 家賃・食費・光熱費などの詳細な月額利用料と家賃補助制度
  • 利用対象者・入居までの相談・見学の流れ
  • 障害福祉サービスに関する基本的な専門用語の解説

障がいのある方の住まい探しにおける課題

障がいのある方が親元から離れて自立した生活を目指す際や、将来の生活基盤を整える選択肢として、障がい者グループホーム(共同生活援助)の需要が高まっています。しかし、一般的なグループホームの入居にあたっては、日中の通い先(就労支援事業所など)が事前に決定していることが前提とされるケースが少なくありません。

現場では「日中の活動先を探すためには、まず日々の生活拠点が安定していないと難しい」という課題が指摘されることがあります。住まいと通い先が別々の法人・窓口になっている場合、双方の手続きを同時に進めることが難航する要因となります。

こうした住まいと日中活動の課題に対し、同じ市内で住まいと通い先を一体的に提供する体制を整えているのが、群馬県伊勢崎市の障がい者グループホーム『ONEHOME伊勢崎』です。


障がい者グループホーム『ONEHOME伊勢崎』の基本概要と特徴

2026年9月に居室リニューアルを完了した男性専用ホーム

『ONEHOME伊勢崎』は、株式会社ワンライフ(本社:群馬県前橋市、代表取締役:市村均弥)が運営する障がい者グループホーム(共同生活援助)です。2025年10月1日に開所し、2026年9月に居室のリニューアルが完了しました。現在は新規入居者の募集が行われています。

定員は20名で、利用対象者は男性限定・18歳以上で知的障がいまたは精神障がいのある方となっています(身体障がいのある方の利用についても相談が可能です)。利用には障害者総合支援法に基づく福祉サービスの認定(受給者証)が必要です。

【事業所概要】

  • 事業所名:ONEHOME伊勢崎
  • サービス種別:共同生活援助(障がい者グループホーム)
  • 所在地:〒372-0812 群馬県伊勢崎市連取町3007-10
  • 定員:20名(全室個室・一人一部屋)
  • 電話番号:070-3225-5685
  • メールアドレス:gh.isesaki@onelife-fukushi.co.jp
  • 送迎対応:あり

住まいと日中の通い先を同一法人が伊勢崎市内でサポート

ONEHOME伊勢崎の大きな特徴は、住まいだけでなく日中の通い先も同じ伊勢崎市内で支援できる点にあります。運営元の株式会社ワンライフは、同市内で就労継続支援や生活介護事業所を展開しています。

  • 就労継続支援A型・B型:『ONELIFE伊勢崎』(下植木町)
  • 農業型就労支援:『ONENOUEN』(赤堀今井町)
  • 就労支援:『ONEFRAME』(宮子町)
  • 生活介護:『iba-sho』(西久保町)

同一法人が運営しているため、住まいと日中活動先の間で支援に関する情報共有がスムーズに行われます。体調や生活リズムに変化が生じた場合でも、生活拠点を変えることなく日中の通い先のみを見直す柔軟な対応が可能です。また、日中の活動先がまだ決まっていない段階であっても、入居の相談と並行して通い先を探すことができます。


居室設備と夜間支援体制

プライバシーに配慮された全室鍵付き個室と充実の設備

居室は全20室が一人一部屋の完全個室となっており、広さは7.43平方メートル(約5.5畳)以上が確保されています。すべての居室に鍵が備え付けられており、プライバシーや防犯面に配慮されています。

各居室には生活に必要な以下の設備・家具があらかじめ完備されています。

  • 机・椅子
  • ベッド・寝具一式
  • テレビ
  • 小型冷蔵庫
  • 冷暖房設備
  • Wi-Fi環境

新生活を始めるにあたって大型家具や家電を個別に揃える負担が軽減される設計となっています。


夜間支援員の常駐・医療連携・バリアフリー設備

利用者が安心・安全に過ごせるよう、夜間時間帯も支援員がホーム内に常駐しています。夜間に体調を崩した場合や精神的な不安を感じた際にも、その場で相談できる体制が整えられています。

  • 医療機関との連携:地域の医療機関と連携体制を構築。
  • バリアフリー対応:建物の2階部分へ移動できるよう昇降機が設置されています。
  • 金銭管理の支援:本人の希望や状況に合わせて、金銭管理のサポート範囲を個別に設定して支援が行われます。

日替わりビュッフェの食事と共有スペースの環境

ホームでの食事は日替わりのビュッフェスタイルで提供されており、朝食は7時、夕食は18時が目安となっています。

また、居室以外の共有スペースとして以下の環境が用意されています。

  • 1,000冊以上の漫画を備えた漫画ルーム
  • ゲーミングPC
  • 85型大型テレビ
  • オープンサロン

なお、外泊に関する回数の上限は設けられておらず、柔軟な生活スケジュールに対応しています。


ONEHOME伊勢崎の月額費用と家賃補助制度

月額利用料の内訳

ONEHOME伊勢崎の月額利用料は以下の通りです。

項目金額(税込)備考
家賃29,000円〜41,000円居室タイプにより変動
光熱費16,500円定額
日用品費3,300円定額
食事代33,000円朝食・夕食(ビュッフェ形式)
合計金額81,800円〜93,800円各種実費合計

※障害福祉サービス本来の自己負担額(1割負担)は、世帯の所得状況に応じて上限額が設定されており、多くの方は0円となります。

特定障がい者特別給付費による実質負担の軽減

国の制度として、一定の要件を満たす場合には「特定障がい者特別給付費(家賃補助)」として月額最大10,000円が支給される場合があります。

この家賃補助が適用された場合、実質的な月額負担額は71,800円〜83,800円となります。 ※補助の支給要件や実際の受給金額は、お住まいの市町村や本人の所得区分等により異なります。


初心者向け:障害福祉サービスの用語解説

記事内で登場する障害福祉制度に関する基本的な専門用語を解説します。

  • 共同生活援助(障がい者グループホーム): 障がいのある方が地域の中で自立した生活を送るため、住居で食事の提供や入浴・排泄の支援、夜間の見守りなどを受けながら共同生活を行う福祉サービスです。
  • 就労継続支援(A型・B型): 一般企業での就労が困難な障がいのある方に対して、働く機会や就労に必要な訓練を提供する日中活動サービスです。雇用契約を結び最低賃金が保証される「A型」と、体調に合わせて無理のないペースで作業を行い工賃を得る「B型」があります。
  • 生活介護: 常に介護を必要とする方に対して、主に昼間の時間帯に入浴・排泄・食事の介護や創作的活動の機会を提供するデイサービスです。
  • 受給者証(福祉サービス受給者証): 市区町村から障害福祉サービスの支給決定を受けた際に発行される証明書です。グループホームなどのサービスを利用するために必須となります。
  • 特定障がい者特別給付費: 所得が一定基準以下の障がいのある方がグループホームを利用する際、家賃負担を軽減するために国・自治体から支給される給付金(上限月額1万円)です。

施設比較表(一般的な施設との違い)

比較項目一般的なグループホーム(従来型)ONEHOME伊勢崎
日中活動先入居前に本人が別途手配・決定しておく必要がある場合が多い同一法人が市内で運営する就労支援・生活介護とワンストップで相談可能
支援情報の連携住まいと通い先が別法人で情報共有に時間を要することがある同じ法人内で支援情報がスムーズに共有される
生活リズムの変化体調悪化時にホーム自体の継続が難しくなるケースがある生活拠点を維持したまま日中の通い先を見直す選択肢がある
居室環境部屋によって家具家電の準備が必要全20室個室・鍵付き、生活家電・家具・Wi-Fi完備
夜間体制施設によって巡回のみの場合がある夜間も支援員が常駐
食事提供配食弁当のみの施設もある日替わりビュッフェスタイル

相談から入居までのステップ(図解・手順)

  • ステップ1:問い合わせ・事前相談 公式Webサイトまたは電話・メールにて相談を受け付けています。日中の通い先が決まっていない方や、入居を迷っている段階でも相談が可能です。
  • ステップ2:現地見学 施設の見学は随時受け付けています。本人だけでなく、ご家族のみ、または相談支援専門員のみによる見学も可能です。
  • ステップ3:受給者証の確認・申請相談 グループホームの利用に必要な受給者証の有無を確認します。未取得の場合は自治体への手続き等について相談を行います。
  • ステップ4:日中活動先のご提案・調整 ONEHOME伊勢崎と並行して、ワンライフが伊勢崎市内で展開する就労継続支援(ONELIFE伊勢崎、ONENOUEN、ONEFRAME)や生活介護(iba-sho)の見学・利用調整を一体的に進めることができます。
  • ステップ5:利用契約・入居開始 居室の設備状況や金銭管理のサポート範囲などを個別に確認し、契約後に新生活をスタートします。

よくある質問(Q&A)

Q1. 本人が見学に行きたがらない場合でも相談できますか?

A. 可能です。ONEHOME伊勢崎では、本人がまだ迷っている段階での相談や、ご家族の方だけ、あるいは担当の相談支援専門員の方だけでの見学・問い合わせも歓迎しています。

Q2. 日中の仕事や通い先が決まっていなくても入居できますか?

A. 相談可能です。ワンライフでは同じ伊勢崎市内で就労継続支援A型・B型や生活介護を複数運営しているため、住まいのご相談と日中の通い先探しをひとつの窓口で並行して進めることができます。

Q3. 外泊や外出に制限はありますか?

A. 外泊についての回数制限(上限)は設けられていません。利用者の生活スタイルや家族との時間に柔軟に対応しています。

Q4. 身体障がいがある場合でも利用できますか?

A. 利用対象は基本的に知的障がいまたは精神障がいのある18歳以上の男性となっていますが、身体障がいのある方についても個別の相談を受け付けています。建物2階には昇降機が設置されています。


まとめ:住まいと日中活動のトータルサポートで安心の新生活へ

群馬県伊勢崎市の『ONEHOME伊勢崎』は、2026年9月に全室鍵付き個室のリニューアルを完了し、充実した家具家電設備と夜間支援員常駐体制を備えた障がい者グループホームです。

従来の「住まい」と「通い先」が分断されがちだった課題に対し、同一法人による一体的なサポートを提供することで、生活基盤の早期安定と利用者の安心を両立させています。

入居の検討や現地見学は随時受け付けられています。伊勢崎市周辺で障がい者グループホームをお探しの方や、日中活動先との連携に不安をお持ちのご家族・支援者の方は、公式窓口より一度相談してみてはいかがでしょうか。


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Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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