2024年9月21日から3日間、東京都武蔵野市吉祥寺のシェアスペースマジェルカにて、鳥取県の障がいのあるアーティストたちによる原画展示販売会が開催されます。

鳥取県の障がい者文化芸術活動拠点「あいサポート・アートセンター」と一般社団法人マジェルカの共催で実現

同イベントで展示される作品は、鳥取県内の5つの障がい者支援施設から厳選された30点。これらの施設は、鳥取県が認定する「鳥取県はーとふるアートギャラリー」として、障がい者アートの普及に貢献しています。今回の展示販売会は、「あいサポート・アートセンター」にとって初の東京開催イベントとなり、鳥取の障がい者アートを全国に発信する重要な機会となります。

鳥取県は障がい者の文化芸術活動支援に力を入れており、全国初となる「障がい者による文化芸術活動推進計画」を策定しました。県内では、障がい者芸術・文化作品展の開催や、360度バーチャル美術館の運営など、多彩な取り組みが行われています。「あいサポート・アートセンター」もその一環として、2015年に前身組織が設立され、現在は4つの法人による共同事業体で運営されています。

一方、主催者の一つであるマジェルカは、2011年の創業以来、全国200以上の障がい者施設と取引を行い、障がい者が制作した雑貨製品を販売してきました。同社は「ウェルフェアトレード」という概念を提唱し、障がい者施設で作られる製品を適正価格で流通させることで、障がい者に対する無意識の偏見の是正や、作り手の収入と働きがいの向上を目指しています。

今回の展示販売会は、鳥取県の障がい者アートを東京で紹介する貴重な機会となります。また、この催しは障がい者アートの認知度向上や、障がいのある人々の社会参加促進にも寄与すると期待されます。

【障がいと共に生きるアーティストたちの原画販売会at吉祥寺】

会期:9月21日(土)、22日(日)、23日(月・休)
時間:11:00-19:00 ※最終日は17:00
会場:シェアスペースマジェルカ
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-11 中田ビル1F
主催:あいサポート・アートセンター
共催:一般社団法人マジェルカ、

あいサポート・アートセンター https://aisapo.art
シェアスペースマジェルカ https://space-majerca.com
一般社団法人マジェルカ https://www.majerca.com

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77