横須賀市で始まる先進的な取り組み:ICTを活用した障害児発達支援モデル事業
PAPAMO株式会社は、こども家庭庁が推進する「障害児支援事業所等におけるICTを活用した発達支援推進モデル事業」を横須賀市で受託したことを発表しました。この事業は、情報通信技術(ICT)を積極的に活用し、発達支援の新たな手法としての有効性や、全国での展開に向けた効果検証を行うことを目的としています。

PAPAMOは、横須賀市および関連機関と連携し、ICTを活用した発達支援が実際にどのように機能し、どのような効果をもたらすのかを検証する取り組みを進めていきます。これは、障害を持つ子どもたちが、場所や環境に左右されずに必要な支援を受けられる社会の実現に向けた、重要な一歩と言えるでしょう。
なぜ今、ICTを活用した発達支援が求められるのか?
発達支援における支援アクセスの現状と課題
発達に課題を持つ子どもたちやその家庭にとって、継続的に質の高い支援を受けられる環境は非常に重要です。しかし、現状では、地域によって支援資源や専門人材の状況に大きな差があり、家庭の生活環境や通所にかかる負担、支援機会の限られた地域でのアクセス困難さなど、さまざまな要因によって必要な支援につながりにくいケースが少なくありません。
このような状況の中、ICT(情報通信技術)を活用した発達支援は、場所や環境に縛られずに支援を提供できる可能性を広げる手段として、大きな期待が寄せられています。オンラインでの支援やデジタルツールの活用は、支援者、事業所、そして家庭をつなぎ、子ども一人ひとりの特性や状態に応じた支援を、より身近なものにするための仕組みづくりに貢献すると考えられています。
PAPAMO「へやすぽアシスト」が提供するオンライン運動療育の全貌
PAPAMOが運営する「へやすぽアシスト」は、子どもの運動と発達をオンラインで支援するサービスです。これまでに累計15万件以上の支援実績を持ち、理学療法士や作業療法士といった国家資格を持つ専門職を含む300名以上のコーチが在籍しています。
オンライン運動療育「へやすぽアシスト」の強みと実績
本モデル事業では、横須賀市内の発達支援を必要とする子どもとその家庭を対象に、2026年8月から2027年2月までの7か月間、理学療法士や作業療法士などの専門職が関わるオンラインでの個別運動療育が実施されます。

支援内容は、子ども一人ひとりの状態や困りごとに応じて設計され、運動面だけでなく、書字や姿勢といった日常生活・学習面に関わる課題にも対応します。感覚統合や協調運動の観点を取り入れた運動プログラムや、家庭でも継続しやすい取り組みが組み合わされることで、オンライン支援を一時的なものに留めず、日常生活の中で継続的な支援につなげることを目指しています。
「へやすぽアシスト」では、レッスン前にヒアリングした課題と実施したレッスン、その成果までをデータベース化し、蓄積された知見をもとに1,000以上のプログラムから最適なレッスンを提案しています。データに基づいた質の高い支援と、家庭で安心して受けられるオンラインマンツーマンレッスンが特長で、会員継続率は97%と多くの家庭から支持を集めていることがうかがえます。
「へやすぽアシスト」の体験お申し込みはこちらから:
https://papamo.net/official/
ICT活用発達支援の未来:モデル事業で検証される多角的な視点と展望
本モデル事業では、ICTを活用した発達支援が、支援の質や継続性、地域や家庭環境に左右されない支援提供の仕組みづくり、障害児支援事業所等の現場での実装可能性、支援者・事業所・家庭にとっての運用負担、そして全国での活用を見据えた汎用性など、多角的な観点から検証が進められます。評価指標やアンケートを通じて、支援前後の変化や保護者・支援者の実感、運用上の課題などが多面的に把握される予定です。
横須賀市 民生局こども家庭支援センター こども家庭支援課は、本モデル事業を通じてICTを活用した発達支援が子どもたちや家庭にどのような効果をもたらすか、また今後の全国的な支援体制構築に向けた有効性について、関係機関や専門職と連携しながら進めていきたいと考えているようです。
PAPAMO株式会社 代表取締役の橋本咲子氏は、本モデル事業を「一つのモデル事業として終わらせるのではなく、全国の子どもたちが、自分らしく育つ機会を地域に関係なく得られる社会インフラづくりの土台にしたい」と語っています。
ICTは対面支援に代わるものではなく、対面では届きにくかった子どもや家庭にも支援を届け、支援の選択肢を広げることで、地域の支援体制全体をより強くするための新しいインフラとなり得るとの考えが示されています。横須賀市での挑戦が、発達支援におけるデジタル技術の活用を「特別な取り組み」から「新しい当たり前」へと変え、全国へ広がる未来を期待させるでしょう。
PAPAMO株式会社について
PAPAMO株式会社は、運動とテクノロジーを組み合わせた発達支援サービス「へやすぽアシスト」の開発・運営を手掛けています。2021年4月1日に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。


