【内容情報】(出版社より)

本書は「,エピゲノムで新たな解明が進む『先天性疾患』」というタイトルのもと,第一線で活躍されている研究者の方々に執筆いただいた。

まず第1章でエピゲノム総論として, DNAメチル化,ヒストン修飾,クロマチンリモデリング因子の基本原理について説明していただいた。第2章では,ゲノム解析技術の進歩とともに飛躍的に発展したエピゲノム解析技術とエピゲノム編集について最先端の手法を紹介していただいた。第3章では,エピゲノム異常を伴う代表的な疾患(インプリンティング疾患, DNAメチル化異常症,メチル化DNA結合タンパク異常症,ヒストン修飾異常症,クロマチンリモデリング因子異常症,その他のエピゲノム異常症)について,それぞれの疾患の専門家に疾患のエピゲノム異常と病 態との関連性について解説いただいた。

さらに第4章では,近年注目されている環境要因とエピゲノムの観点から,生殖補助医療,エピゲノムの次世代への影響, DOHaD(developmental origins of health and disease)について先端的な研究内容をご紹介いただいた。最後に第5章で,エピゲノムをターゲットとした治療・創薬として, DNAメチル化阻害剤,ヒストンメチル化阻害剤,ヒストンアセチル化制御薬について,臨床応用も含めて解説していただいた。

本書が,先天性疾患を対象としている研究者・医療者のみならず,様々な分野の基礎研究から臨床・創薬応用研究に携わる研究者の方々にとって,疾患エピゲノムをご理解いただくための一助になれば幸いである。(序文より抜粋)

  • 発売日 : 2021/4/25
  • 単行本 : 224ページ
  • ISBN : 978-4909508119
  • 出版社 : メディカルドゥ
  • 言語 : 日本語

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。