【内容情報】(出版社より)

大きな困難や苦しみのなかで生きつづけることをえらんできたひとたちの足跡

らせん状に模索する日々のなかから、自らちいさな一歩を踏み出すことを後押しする、個々の行動と言葉。
アートミーツケア叢書第3弾!

【目次】
監修のことば ほんまなほ
はじめに 中川 真

TRANSITION ままならない状況下の生活を記録するための試論
水野大二郎(京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab特任教授、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特別招聘教授)
大橋香奈(東京経済大学コミュニケーション学部専任講師)
加藤文俊(慶應義塾大学環境情報学部教授)

インタビュー 人魚の養生
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(アーティスト)

苦しみを生きのびる――苦しみと回復についての臨床哲学的「当事者」研究
高橋綾(元ひし形、芸名ハカセのほう)

インタビュー 「いろいろなことがあるけれど、すべて私の人生」と思えるように――トラウマインフォームドケア
田口奈緒(兵庫県立尼崎総合医療センター 産婦人科医師)
高濱浩子(画家)

「だから」と「それから」――K復興住宅のミノルさんのこと
高原耕平(人と防災未来センター主任研究員)

インタビュー 「あなたたちも人間だ」――インドのスラム街での表現活動
西村ゆり(光の音符代表)

こえ、ことば、からだ、そして、うた――〈たましい〉の回復について
ほんまなほ

インタビュー 対話を通して人は変わる――受刑者、元受刑者の社会復帰を支援する
五十嵐弘志(NPO法人マザーハウス理事長)

小さな扉
森合音(四国こどもとおとなの医療センターホスピタルアートディレクター)

インタビュー 「ひとり」から始める――水俣病と生きる
緒方正人(漁師)

*アートミーツケア叢書とは……〈生きること〉に共通の根をもつアートとケア。多様な場で実践と研究を積み重ねる人びとが領域を横断して手をとりあい、この二つを分け隔てている制度や既成の概念を問い直し、アートと社会の再生を願うシリーズです。

  • 出版社 ‏ : ‎生活書院
  • 発売日 ‏ : ‎2021/6/12
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 226ページ

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。