【内容情報】(出版社より)

本書は、海外在住、もしくはこれから海外へ赴任される予定のある方で、障がいのあるお子さんやグレーゾーンのお子さん等特別なニーズのあるお子さんをお持ちの方に向けた、海外在住のガイドブックです。
海外での生活は、特別なニーズのあるお子さんにとって大きなストレスがかかることが予想されます。また保護者の方にとっても、受け入れ先の学校や、療育・発達相談等々への不安は尽きないでしょう。 本書は、こうした保護者の方の不安を解消すべく、海外へ赴任される際の手引き書として編成したものです。
特別支援学校の教員として40年の勤務経験を持ち、海外と関わりのある活動を経験してきた筆者が、特別な教育的ニーズを必要とするお子さんの進学先等の情報を詳しくご紹介しています。 また本書の二部(B章)では、おそらく唯一の相談窓口として、海外在住の方の発達相談等を無料で行う「クリスタル・チルドレン」代表・佐々木恭子さんに、海外在住で「よくあるお悩み」と、その解決方法を著していただきました。 海外で障がいのあるお子さんを育てる場合、相談先が無くおひとりでお悩みを抱えてしまう場合も多いです。またお子さんにとっても、適切な療育を受けられないことは二次障がいにつながる問題です。 海外赴任等でお悩みの方は、ぜひ一度、本書に目を通してください。保護者の方にとっても、お子さんにとっても、最良の選択肢が見つかるはずです。

<目次> プロローグ

【A 章】
1 海外に住む特別な教育的ニーズのある子どもの教育保障について
2 日本人学校の現状
3 日本人学校以外の選択肢 ① 現地校 ② インターナショナル・スクール ③ フリースクール ④ その他の教育機関
4 日本語の教育について
5 教科書について
6 デジタル教科書の活用
7 通信教育
8 転校のための書類
9 発達検査について
10 文化、風習・習慣によるソーシャルスキルの違い
11 キャリア教育について(未来予想図から)
12 これからの教育方法
13 困ったときには
14 行動の変容(ABC分析)

【B 章】
1 子育てのお悩み ① 相談する相手が身近にいない ② 単身赴任と生活の拠点 ③ 子どもに対する接し方に関し、配偶者とすれ違う ④ ご近所付き合い
2 文化の違いによるお悩み ① 国際結婚のストレス ② 言語の壁 ③ サポートの人材確保 ④ 環境の変化
3 進路と教育のお悩み ① 渡航前準備 ② 現地での進学 ③ 不登校 ④ 帰国後の進路
4 医療と療育のお悩み ① 日本での発達検査 ② 現地での療育 ③ 文化の差 ④ 医療・療育の場における言語の壁 ⑤ 日本語発音指導

あとがき 引用・参考文献 著者プロフィール 奥 付

  • 出版社 ‏ : ‎NextPublishing Authors Press
  • 発売日 ‏ : ‎2021/7/6
  • オンデマンド (ペーパーバック) ‏ : ‎ 188ページ

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。