【内容情報】(出版社より)

本の紹介 (43通りのデトックス療法) 

デトックス療法は危険!? 

今から読まれるデトックス療法は、今までに聞いたこともないことばかりで驚かれるかもしれません。もしかしたら、読んでいるうちにあまりにもバカらしくなり、怒りを覚えるかもしれません。

ただこれから紹介するデトックス療法は、アメリカで医者に治療法がないと告げられた患者たちが実際に、自然療法士や機能性医学の医師らに相談したり、独自でリサーチしながら取り入れ、最終的に難病をリバースしていった療法です。

もちろん、今までに病状をリバースさせた人たちは、デトックス療法だけで病状を改善したわけではなく、食事療法やサプリメント療法を兼ねた治療法を取り入れています。

今回この本で紹介しているデトックス療法の中で、私が考案したものは一つもありません。『医師』や『研究者』と呼ばれる人たちによって確立した療法ばかりです。

アメリカにおける『デトックス』というコンセプトは、すでに多くの人に理解されているため、アメリカ人は日本人と比べてデトックスに対してあまり抵抗感はないと思います。

とはいえ、アメリカの医療面でのデトックス療法は、メインストリーム(主流)ではありません。従来の医者に診てもらうなら、デトックス療法を勧められることはほぼないと思います。

ですからこの本を書くにあたり、私はかなり躊躇しました。

世の中、代替療法というだけで風当たりが強いのに、更にデトックス療法になると、「危険だ」、「科学的エビデンス(証拠)がない」、「馬鹿げている」、「代替療法のカルト?」などと言われるのが目に見えているからです。(私一人の思い込みかもしれませんが)

ですから、最初から申し上げておきます。

この本は医療的アドバイスが目的ではありません。そして私はデトックス療法をした方が良いと奨励もしていません。世界中で治療不可能と言われている難病を自力で治した人たちが行ったデトックス療法を、情報として紹介しているだけです。

ではなぜ、この本を書こうと思ったのでしょうか。
私の最初の著書「アメリカで学んだALSをリバースするほどの難病の治し方―食事療法編」の冒頭でもこの事にはふれましたが、それはALSリバーサルの症例や難病の治療法のリサーチにあたり、日本語での情報量が格段と少なかったことを思い出したからです。

これでは日本にいるALSの患者や他の難病患者は、難病を治そうとする事を諦めてしまうか、もしくは幹細胞治療や新薬に希望を持って待つくらいの選択しか残されていないのではと思ったからです。

そしてALSの治療法についてリサーチを進めていくと、それらの治療法はALSだけではなく、ガン、多発性硬化症などの自己免疫疾患、パーキンソン病、アルツハイマー病、慢性疲労症候群、線維筋痛症、自閉症などの他の難病の治療法としても使われていることを知りました。

ただし、ここで紹介するデトックス療法を試してみようと思う方は、私の書いている情報を大いに疑って読まれてください。そしてご自分でもリサーチされ、納得され、更にご自分にとって安全かどうか確認されること、そして主治医に相談されることをお勧めします。

リサーチを続けていくと、どの治療法にも必ずと言っていいほど『その治療法は有効ではない』という反対意見が出てきます。特にデトックス療法においては尚更です。

そのため、ネット上に載っている情報も、どれが間違っていて、どれが正しいのかと迷われるかと思います。結局、実際に本人が試してみて、結果を得ないと最後まで分からないのが現状だと思います。
(試すことを奨励しているわけではありません)

そしてその治療法がその人に効いたとしても、他の人にその方法が効くかはまた別の話です。
そして効かないからと言って、その人の治療法が間違っているということではないのです。

ここで紹介している43通りのデトックス療法のほぼ9割は、私が試したものです。私の経験から正直に申し上げますが、デトックス療法をすると、排毒反応で体調が一時的に悪くなったりすることがあります。

デトックス療法において、ALSをリバースしている人たちが、いつも口を揃えて言っている言葉を紹介したいと思います。

『Go slow!』(時間をかけてゆっくり行って下さい!) 

せっかく、この本を購入しようかどうかと考えているみなさんを脅かしたくないのですが、デトックス療法は、一歩やり方を間違えると危険です。(理由は後で詳しく説明します)

ですからデトックス療法は、ご自分でもリサーチされ、医者にも相談され、ご自分が納得した上で、ゆっくりしたペースで行ってほしいのです。

最後になりましたが、一人でも多くの人が難病をリバースしていける事を心から願っています。



目次

はじめに
□デトックス療法は危険!?

第一章 難病をリバースするための知識 
□毒素と関連が指摘されている症状と疾患
□〇〇をしないとデトックスしても意味がない?
□デトックスにはターゲットがある!
□デトックス療法を始める前の心と体の準備
□デトックス療法を始める前の準備チェックリスト

第二章 難病をリバースするほどのデトックス療法(38通り)
□難易度レベル1 (1)
□難易度レベル2 (20)
□難易度レベル3 (9)
□難易度レベル4 (5)
□難易度レベル5 (3)

第三章 誰も知らない究極のデトックス療法(5通り)

第四章 デトックス療法で難病をリバースした究極の回復例
□エリックのデトックス療法 (ALSリバーサル)
□キャロルのデトックス療法 (ALSリバーサル)
□キムのデトックス療法 (ALSリバーサル)
□ワールス医師のデトックス療法 (多発硬化症リバーサル)

あとがき

参考文献


****本から一部抜粋****

難易度レベル4
バインダー (Binders)

バインダーとは、日本語で『結合剤』と訳されていますが、簡単に言えば毒素結合サプリメントのことです。摂取したバインダーが消化器官内で多種類の毒素と結合し、再び体内に吸収されないように便として排泄することを手伝ってくれる頼もしいデトックス用サプリメントです。

日本ではバインダーサプリメントはあまり普及していため、初めて聞く方が多いのではないかと思いますが、アメリカでは体内の毒素を除去する時の治療の一環として、非常に良く使われています。

バインダーが結合してくれる毒素は次の通りです。

□水銀、鉛、アルミニウムなどの有害重金属
□真菌などのマイコトキシン
□バイトトキシン(生物毒素)
□プラスチックの粒子
□殺虫剤・除草剤
□揮発性有機化合物 (VOCs)


****本から一部抜粋****

キャロルのデトックス療法 
徹底したデトックス療法でALSをリバース

徹底的なデトックス療法を行い、ALSをリバースした人を紹介します。
デトックス療法に関して、この回復例なしにデトックス療法を語れないかもしれません。

彼女の名前はキャロル。

現在、キャロルは自分がALSを患っていたことを忘れるくらい、日々の生活をエンジョイしています。それではキャロルの病歴と彼女がどのようなデトックス療法を行い、ALSを克服していったのか紹介していきたいと思います。

キャロルのストーリー

2004年の6月、キャロルの右手と右腕がなんとなく痛みだしたのが始まりでした。
この時のキャロルの指以外の症状は次の通りです。
 
□体重の減少
□ファシキュレーション(付随意運動)
□筋肉消耗 (手足)
□呼吸がしづらい
□声が出にくい
□舌の痙攣

  • 出版社 ‏ : ‎‎ Independently published
  • 発売日 ‏ : ‎2023/1/4
  • ペーパーバック ‏ : ‎274ページ

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。