【内容情報】(出版社より)
「人が人を援助する」という行いについて「いのちの基盤」の水準から思索をめぐらせることが,職種を越えた確かな「技術の根」を育てる──精神科医としての60年の工夫と経験から生まれた援助のための基礎知識とハウツー。
目次
まえがき
第一章 「援助関係」の構造変化
第二章 内省精神療法の構造
第三章 発達凸凹の登場
① 援助を必要とする人② 援助する人③ 共同実験研究の関係
第四章 学び
① 勉学② 内なる歴史③ 教える
第五章 治療のための基本仮説
① 「からだ」と「こころ」② 「コトバ」③ 分断された「いのち」の病理④ 新たな図柄
第六章 治療の見通しのための病態分類
① 生来気質② 保護環境との体験(愛着の障害)③ 発達の凸凹
第七章 共有される、治療ハウツー
① 舌トントン、Оリングテスト② 脳の邪気を認知する③ 「からだ」に残る「苦労」の歴史④ 現在の「からだ」の苦しみ⑤ 話の中の「苦悩」の察知⑥ 卒業⑦ 「筆の気功」⑧ 良いとこ探し⑨ 巻き簾の気功⑩ 片足ケンケン⑪ バリアを作る⑫ 「拒否」能力⑬ 多面人格⑭ HSPの開発と修練⑮ 薬など⑯ 「気持ちいい」環境を⑰ 知識
第八章 援助の進め方
① 援助方法案内② 商品展示③ 遠い「目標」と近い「目標」と、「イマへの対処」
第九章 援助(治療)活動の見本
① ケース1 うつ病と誤診されていた、双極性障害の青年② ケース2 発達障害の10歳の子③ ケース3 愛着障害の女性④ ケース4 成人の発達障害⑤ ケース5 うつ病の中年男性⑥ ケース6 アルコール依存症の男性⑦ ケース7 統合失調症の学生⑧ ケース8 高齢者
第十章 援助活動の基礎姿勢
① 物語と方法② 従来の精神療法の基本姿勢③ 新しい精神療法:物語から方法へ④ 日常の援助活動:する側とされる側
あとがき
参考文献
- 出版社 : 岩崎学術出版社
- 発売日 : 2023/2/1
- ハードカバー : 128ページ