【内容情報】(出版社より)
近年の医療の進展に伴い,小児期発症の慢性疾患患者の入院期間は短縮傾向にあり,多くの子どもたちが外来通院を継続しながら地域社会で生活するようになった.本書は,小児期発症の慢性疾患に関する理解を深め,小児期から成人期への移行支援を実践できる能力を身につける,「プライマリ・ケア看護師」向けテキストである.
目次
I 移行支援におけるプライマリ・ケアの役割
1 移行支援とは
2 移行支援を支える診療体制
3 移行支援にかかわる制度・政策と課題
4 病院の果たす役割
5 プライマリ・ケア看護師の役割
II 移行支援の対象の理解と看護
1 思春期・青年期の成長発達課題
2 小児期発症慢性疾患患者の発達課題
3 疾病に関する教育と症状マネジメント─遺伝医療と成育医療の視点から─
4 小児期発症慢性疾患を有する子どもと家族への看護
III 小児期発症慢性疾患患者と家族の特徴
1 小児期発症慢性疾患患者と家族のファミリーライフサイクルとその課題
2 家族志向の移行支援の重要性
3 家族を1 つのケアユニットとして捉えたアプローチ
4 家族の構造に対するアセスメントツール
5 活用できる社会資源
6 成人移行期のピアサポートプログラム
IV プライマリ・ケアにおける移行支援が必要な疾患とその影響と看護の展開
1a 染色体異常
1b 染色体異常(事例)
2a 膠原病リウマチ
2b 膠原病リウマチ(事例)
3a 1型糖尿病
3b 1型糖尿病(事例)
4a アトピー性皮膚炎
4b アトピー性皮膚炎(事例)
5a 先天性心疾患
5b 先天性心疾患(事例)
6a 発達障害
6b 発達障害(事例)
7a 小児がん
7b 小児がん(事例)
8a 腎疾患
8b 腎疾患(事例)
9a 神経性無食欲症
9b 神経性無食欲症(事例)
10a 小児外科系疾患
10b 小児外科系疾患(事例)
V これからの移行支援の課題
1 在宅で暮らす重症心身障がい児の課題
2 難病・デュシェンヌ型筋ジストロフィー
索引
- 出版社 : 南山堂
- 発売日 : 2023/4/17
- 単行本 : 228ページ