【内容情報】(出版社より)

今までずっと、「カモフラージュ」しながら生きてきた。
「普通」のふりをしようと一生懸命頑張った結果、わたしの抱えている困難にだれも気づいてくれなかった。

自閉症スペクトラム障害を持つひとは、自分の特性を自覚しつつ周囲との関わりの難しさを感じると、発達障害の特性を隠そうとしたり、無理に周囲に合わせようとしたりすることがあります。これがカモフラージュです。
本書は、男性に比べて見落とされがちな女性の自閉症スペクトラム障害に焦点を当て、診断の遅れや不正確さ、「普通」のふりをする技術を身につけざるを得ないことなど、彼女たちが直面する困難を美しいイラストともに紹介します。

自閉症の少女や女性が、なぜ、そしてどのように、周囲に対して自分の違いを隠しているのかを知る必要があります。この魅力的で有益なグラフィックブックは、自閉症の人たちやその家族、専門家が納得できる説明(個人の経験と研究の両方に基づく)を提供しています。
――トニー・アトウッド(心理学者)

自閉症は男性だけのものではない、という認識を間違いなく向上させる美しい本!
――フランチェスカ・ハッペ(キングス・カレッジ・ロンドン教授、認知神経科学)

【主な内容】
●どうして女性の大人や子どもは、男性の大人や子どもと比べて自閉症と診断されることが少ないのでしょうか?
●社会的コミュニケーションや対人的相互反応
●限定された興味、反復行為、感覚過敏
●男性の自閉症と女性の自閉症との違いはなんなのでしょうか?
●あなたは自閉症じゃない
●正常を装う
●受け身から自己主張へ
●興味関心事に基づいた社会的アイデンティティ
●これからはどんなことが研究されるのでしょうか?
●訳者解説:田宮裕子(精神科専門医)/田宮 聡(児童精神科認定医)

  • 出版社 ‏ : ‎明石書店
  • 発売日 ‏ : ‎2023/6/9
  • ハードカバー ‏ : ‎48ページ

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。