【内容情報】(出版社より)
ダウン症児の「明るく穏やかで人懐っこい」性格特徴を活かして、ことばの力を大きく伸ばそう。ことばを育てるためのアセスメントと生活の中で楽しくできるプログラムを収載。
【目次】
1章 言語コミュニケーションの発達と育ち・学び
1 言語コミュニケーションを可能にするもの
2 言語発達に関わる体の機能とその発達
3 非言語コミュニケーション・社会性の側面の発達
4 言語発達に関わる認知面の発達
5 言語面の発達
6 まとめ
2章 ダウン症にみられる言語発達障害と支援ニーズ
1 ダウン症児の言語面の特徴について
2 言語発達における支援ニーズについて
3章 医療的問題と治療、健康管理
1 ダウン症児の顎顔面の特徴的所見
2 歯科疾患(う蝕・歯周病)とその予防
3 ダウン症児の食べる機能の発達と特徴
4 ダウン症児の言語、発声、発語の発達に及ぼす影響
4章 療育・保育・幼児教育・学校・民間療育・放課後等デイサービスにおけることばを育てる関わり(集団の中での育ち)
1 集団の中でのことばを育てる関わり
2 集団活動に参加するための関わり
3 やりとりを促すための関わり
4 ことばを理解するための関わり
5 ことばで伝えるための関わり
6 まとめ
5章 インクルーシブ保育・教育における言語コミュニケーション支援(合理的配慮)
1 乳幼児期における言語コミュニケーション支援
2 学齢期における言語コミュニケーション支援
6章 ことばを育てる家族のあり方・接し方
1 はじめに
2 ことばとの出合い
3 瞳に映った世界を「ことば」に
4 ことばのシャワー
5 メディアを活用する
6 素敵なところに目を向ける
7 家族も自分の「好き」を大切に
8 地域と関わり「つながる」こと
9 おわりに
7章 子育ての体験から「ダウン症があってもなくても、子どもは子ども、自分は自分」
1 ことばを育てる? 親が育てる?
2 疾患があってもなくても、子どもをきっかけに行動から変えてみると親も自分を育てることになる
3 ベビーカー押しながらスマホする母に「合いの手」を
4 グダグダ説明よりスパッと頭に届くキーワードを
5 ギアチェンジは内発的に
8章 ことばの育ちを把握するためのアセスメント票
1 アセスメント票の使い方
9章 ことばを育てるための支援プログラム
1 支援プログラムの構成
Ⅰ段階:0~1歳
Ⅱ段階:2歳
Ⅲ段階:3~4歳
Ⅳ段階:5~6歳
Ⅴ段階:7~9歳
Ⅵ段階:10歳以降
よくあるQ&A
[執筆者紹介]※初版刊行時のものです
橋本創一 東京学芸大学
田中里実 東京都立大学
杉岡千宏 明治学院大学
野元明日香 志學館大学
小松知子 神奈川歯科大学
村梶夏希 はこだて療育・自立支援センター
腰川一惠 聖徳大学
花澤雪乃 ダウン症のある子の親
浮穴寿香 小金井市児童発達支援センターきらり
歌代萌子 社会福祉法人同愛会 川崎市中央療育センター
小柳菜穂 東京学芸大学
田尻祥子 中野区立療育センターアポロ園
堂山亞希 目白大学
細川かおり 千葉大学
溝江 唯 医療法人岡田こどもクリニック
- 出版社 : 福村出版
- 発売日 : 2023/6/16
- 単行本(ソフトカバー) : 160ページ