Last Updated on 2025年12月20日 by 菅間 大樹

初開催のプロジェクトで56,750円を一括寄付

「#サプライサンタプロジェクト」は、寄付対象商品「カードの鎧 ハイパードライスリーブ」1個の購入につき50円を寄付する仕組みで、Amazon、楽天市場、公式オンラインショップおよび一部取扱店舗を通じて実施されました。このプロジェクトにより、対象商品の販売数は1,135個に達し、寄付金総額は56,750円となりました。この寄付はすでに完了しており、寄付受領証も確認されています。

あしながサンタ

遊びを支える企業が社会との新しい接点を模索

近年、トレーディングカード市場は拡大を続けていますが、その周辺産業が社会とどのように関わっていくかについては、これまであまり注目されてきませんでした。春日部を拠点とするサプライメーカーである「カードの鎧」は、「遊びを支える企業だからこそ担える社会との接点があるのではないか」という問いを抱いていました。

カードゲームは、多くの人々に楽しまれ、子ども時代の思い出とも深く結びつく文化です。この「楽しさの延長線上」で、次の世代を支える循環を生み出したいという思いから、本プロジェクトが立ち上げられました。

購入するだけで参加できる、自然な支援の仕組み

「#サプライサンタプロジェクト」は、対象商品を購入するだけで、誰もが無理なく支援に参加できる仕組みが特徴です。小規模なメーカーであるからこそ、企画から実行、改善までを短期間で行い、ユーザーや店舗の声を取り入れながら柔軟にプロジェクトを進めることができました。初の試みにもかかわらず、販売数は想定を上回る1,135個に達し、多くの共感を呼びました。

ユーザーと店舗から広がった共感の声

プロジェクト期間中、SNSでは「1人でも多くの子供たちが素敵なクリスマスを過ごす事が出来ます様に」「素敵な取り組み」といった温かい声が寄せられました。また、協力店舗からも「素敵な企画にお誘い頂きありがとうございます」といった前向きな反応があり、メーカー、店舗、ユーザーが一体となって支援の輪が広がっていく様子が見られました。

協力店舗

  • CARD Pl@ce(兵庫県たつの市)

  • アソビ舎(滋賀県野洲市)

  • トレカダンジョン(愛知県稲沢市)

  • トレカビンクス(東京都豊島区)

今後の展望:カードゲームと社会をつなぐ役割を継続的に

「カードの鎧」は、カードゲームに関わる企業が、楽しさを届けるだけでなく、社会とどのように関わるべきかという問いに対し、今回のプロジェクトを一つの実践と位置づけています。「#サプライサンタプロジェクト」は単発の企画ではなく、今後も継続的に実施される方針です。次回以降は、オンラインに限らない形での展開も視野に入れられています。

「カードの鎧」は、カードを守るだけでなく、遊びの周辺にある価値を社会へとつなぐサプライメーカーとして、ユーザー、店舗、企業とともに新しい業界のあり方を形にしていくことでしょう。

寄付先情報

カードの鎧ロゴ

株式会社サニーデイマーケット(カードの鎧)は、トレーディングカードサプライブランド「カードの鎧」の企画・開発・卸・販売を手掛けています。ホビー製品を通じて人々に「驚きと喜び」を届けることを使命とし、地域社会貢献および持続可能な社会づくりにも積極的に取り組んでいます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77