Last Updated on 2021年10月16日 by 菅間 大樹

​目標金額達成!ネクストゴールに挑戦中!

遠隔操作農作業ロボットの開発を行うおっぱたテック(東京都武蔵村山市 代表:乙幡 陽太)が、CAMPFIREで実施中のクラウドファンディング、『働きたい障がい者・高齢者のための「ベッドの上から農業」を可能にする遠隔操作ロボットの開発』において、6月6日に支援金額が1,000,000円を突破し、目標金額を達成しました。
ネクストゴールに挑戦しています。

https://camp-fire.jp/projects/view/413448

プロジェクト名:障がい者・高齢者と農家をつなぐ 遠隔操作農作業ロボット“BokuRobo”の開発

クラウドファンディング実施期間:〜2021年6月27日(日)
支援金:1,000~500,000円
リターン:感謝のメッセージメール、サポーターカード、おっぱた農園の野菜セット等
資金使途:遠隔操作ロボット・システム開発費用 約55万円、ユーザー試験費用と謝礼金 約10万円、野菜代・送料 約25万円(野菜セット・アピオスのリターンのおよそ1/3が野菜代・送料に使われます)、クラウドファンディング手数料・税金 約10万円

​背景と目的

近年、「障害者雇用促進法」などによって、雇用されている障がい者の数は年々増加しています。しかし、働く意欲があっても身体にハンデがあることによって、働くことが難しい障がい者・高齢者がまだまだ多く存在しており、社会とのつながりが持ちにくい等の問題を抱えています 。

また、少子高齢化に伴い、農業の担い手不足が問題となっています。その原因の1つに、農業は種まきや収穫、梱包、出荷など様々な作業を行う必要があるため、収益を増やすための販路の獲得や農園のPRに時間をかけずらく、収益を増やしにくいことがあります。

そこで、働く意欲のある障がい者・高齢者と、手伝いを求めている農家をマッチングすることができれば、両者の問題を解決できる のではないかと考えました。

障がい者・高齢者は自分の力で賃金を得られるようになることや社会とのつながりを持ちやすくなるメリットがあり、農家にとっては販路の獲得や農園のPRに時間を多くかけられるようになり、農業での収益を増やしやすくなります。

取り組み概要・遠隔操作ロボットについて

しかし、現状の農業の作業環境では、身体にハンデを抱える障害者・高齢者が農作業を行うことは困難です。

そこで、障がい者・高齢者と農家をマッチングするアプローチとして、遠隔操作で農作業を行えるロボットを導入しようと考えています。

​このロボットはPCやスマホ、タブレットから指示を送ることで、在宅でベッドの上からでも遠く離れた農園の農作業を手伝うことができます 。遠隔操作ロボットで行う農作業としては『収穫』『種まき』『草刈り・間引き』『剪定・芽かき』を考えています。

また、ロボットにはカメラがついており、障害者・高齢者は現場の状況を確認しながら遠隔操作を行うことができます。

くわえて、多くの人に使用していただけるように、遠隔操作を行うインターフェースも、PCのマウス、スマホ・タブレットのタッチ操作、簡易スイッチ、視線入力など幅広く対応する予定です。

今後、試験的に自身の農園のビニールハウス内において、ロボットでの農作業が行いやすい作物と判断した『ハーブ類』『葉ネギ』『オクラ』の栽培を遠隔操作ロボットと農家が協力して行います。

遠隔操作ロボットの試作機はすでに製作しているのですが、ロボットの機体設計や通信の安定性、操作性など課題が残っています。そこで、それらの課題を解決するための開発資金をクラウドファンディングし、障がい者・高齢者が遠隔操作でストレスなく農作業を行うことができるロボットを開発しようとしています。

おっぱたテック

代表者:​乙幡陽太
URL:https://oppata-noen.jp/

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。