Last Updated on 2020年6月8日 by 菅間 大樹

コロナウイルスの影響で縮小した、障害学生と企業が出会う機会を創出

発達障害など働きづらさを抱える若者の就職支援を行う株式会社エンカレッジ(大阪府大阪市 代表:窪貴志)は、障害者雇用での就職に興味のある、21卒の障害学生または第二新卒を対象とした「障害学生のためのオンライン企業説明会」を2020年3月18日(水)より無償提供します。
コロナウイルスの影響で多くの就活イベントが中止になるなか、障害学生がオンライン上で企業と出会う機会をつくり、就活に一歩踏み出すきっかけにしてもらうことが目的。
一人では就活をうまく進めることが難しい障害学生も多いため、本説明会には、学生本人だけでなく、彼らを支援する障害学生支援や就職・キャリア支援担当の教職員も参加可能としています。

障害学生がオンラインで企業と出会える機会を提供

コロナウイルスの影響で多くの就活イベントが中止になり、就活生にとっては、今後の見通しを立てづらく、企業の情報を得る機会も減っています。
そこで、障害学生が障害者雇用への理解を深め、企業と出会う機会を創出すること目的として「障害学生のためのオンライン企業説明会」を無償提供します。2020年3月18日(水)から4月30日(木)までの平日11〜18時に随時開催し、学生は興味のある企業の説明会を自宅や大学などどこでも無料で視聴可能。
また、コロナウイルスの影響で説明会の実施が困難になった企業を対象に、上記期間中、有料サービスを無償で提供します。現在、パナソニック、島津製作所、JTBグループ、積水ハウス、ソニー希望・光、日本アイ・ビー・エムなど障害者雇用での採用を行う企業数社が参加予定です(企業からの参加申込も受付中)。

教職員参加型で、学生が安心して就活を進められる形に

今回の説明会は、学生個人だけでなく、大学などの支援者の参加も可能。支援を担当する教職員が、本人と対話しながら説明会への参加を勧めたり、企業への質問を一緒に考えるなどの後押しをすることが、安心して就活を進めるきっかけになることもあります。教職員の参加が可能になると、学内で複数名の障害学生に集まってもらい、教職員と一緒に説明会を視聴するなど、参加へのハードルが低い形式も検討できます。

また、説明会後に企業に応募するなど次の選考プロセスに進む場合は、当社開発の伴走型ジョブマッチングのICTツール「Boosterキャリア(参考資料参照)」を活用することにより、学生本人の管理のもとで、個人の情報を支援担当の教職員に共有することにより、就活のプロセスをオンライン上で伴走支援してもらうことが可能になります。

【開催概要】

・企画名:障害学生のためのオンライン企業説明会
 −学生・大学向け特設ページ(https://en-c.jp/news/news-12325/
 −企業向け特設ページ(https://en-c.jp/news/news-12350/
・日程:2020年3月18日(水)~4月30日(木)までの平日
・方法:オンライン会議システム「Zoom」を活用
・説明会の流れ:[各回60分]
 -趣旨説明[5分]
 -ひとこと自己紹介(Zoomの参加者)[1~2分]
 -企業説明[30分]
 -質疑応答[15分]
 -今後のお知らせ[5分]
・対象:2021年卒業・修了予定で、障害者雇用での就職を検討している障害学生もしくは第二新卒(障害種別問わず)、障害学生を支援する大学の教職員(障害学生支援室、キャリアセンターなど)
・定員:各回100名まで
・参加企業:パナソニック株式会社、株式会社島津製作所、JTBグループ、積水ハウス株式会社、ソニー希望・光株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社 ほか数社(随時追加予定/参加申込受付中)
・参加費:[学生・大学]無料、[企業]2020年4月30日まで無料(コロナウイルスの影響により説明会の実施が困難になった企業を対象に、有料サービスを期間限定で無償提供)
・主催:株式会社エンカレッジ(https://en-c.jp/

【Boosterキャリアについて】

Boosterキャリアとは、当初、発達障害や様々な働きづらさを抱える人の就職・キャリア支援を目的として当社が開発した、伴走型ジョブマッチングのICTツールです(2018年3月にリリース)。
強みや配慮事項などの情報を自分で整理することが苦手であったり、働くうえで知っておいてほしい配慮事項のある学生・求職者が、自身に関する情報を自分で管理することで、その時々に必要な支援機関に自分の情報を共有し、企業とのマッチングにも活用できるものです。
学生・求職者と企業が1対1でつながり、マッチングが終われば関係が終了する従来の就活サイトとは異なり、​間にサポーター(伴走者・支援機関)が入り、自分の情報を共有することで、自分を生かした働き方を探す人を長いスパンで支える伴走型のジョブマッチングが可能になります。
(HP:https://career.en-booster.jp/

【エンカレッジ 会社概要】

社名:株式会社エンカレッジ
本社:〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1-4-26 四ツ橋グランドビル2階
営業所:〒102-0073 東京都千代田区九段北1-7-3 昭栄ビル4階
資本金:410万円
代表者:窪 貴志
社員数:49名(2020年3月現在)
設立:2013年7月
事業内容:
・発達障害に特化した就労移行支援事業所エンカレッジ(大阪、心斎橋、天満橋、京都、京都三条)
・働くチカラPROJECT(発達障害やコミュニケーションが苦手な学生の就職支援プログラム)
・発達障害進路相談室「en+career」(発達障害のある人の就職相談)
・学校法人支援サービス(発達障害学生や学校生活・就活に困難さを抱える学生向け講座、教職員向け研修など)
・障害者採用支援サービス(コンサルティング、定着支援)
・学校生活に困りごとを抱えた学生の自立促進ICTツール Booster
・「働きたい!」を支えるICTプラットフォーム Boosterキャリア
・働くチカラWEB(発達障害のある方の就労を応援するWEB)

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77