Last Updated on 2020年2月6日 by 菅間 大樹

9月27、28日の両日、「熊本地震被災地障がい者とつながれプロジェクトおおむた実行委員会」などによる講演会が開かれます。

13年の災害対策基本法改正で、支援が必要な人の名簿の作成が市町村に義務づけられ、名簿を地域の関係者に提供する規定も設けられました。
しかし依然として、避難者の障害の有無を把握できていない避難所も少なくありません。また、避難所では精神障害者などが敬遠されたり、避難所から追い出されたりするケースがあるほか、視覚障害者などが適切な支援を受けられなかったりすることもあります。

そこで、災害時に支援から置き去りにされる障害者の実態について知ってもらおうと、阪神大震災以降、災害弱者の支援を続けるNPO法人「ゆめ風基金」(大阪市 https://yumekazek.com/)の八幡隆司氏が、避難所での障害者への合理的配慮などをテーマに講演をする予定です。

27日は、春日市のクローバープラザで午後2時~同4時に開催。
28日は大牟田市内で、午前10時~午後8時まで、障害者や支援者、福祉避難所職員向けの3回に分けて行われます。
問い合わせは同実行委員会まで。電話0944(57)7161

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菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77