Last Updated on 2020年2月2日 by 菅間 大樹
地域福祉連動型・社会貢献型実証実験の第一弾
革新的な技術やアイデアを活用した新たなビジネスサービスなどに出資するJR東日本スタートアップと、「福祉実験ユニット」のヘラルボニーは、12月27日から約2カ月間、知的障害や身体障害のある人が描くアート作品で吉祥寺駅をラッピングする「ステーションミュージアム吉祥寺」を開催します。
JR東日本スタートアップ http://jrestartup.co.jp/
ヘラルボニー http://www.heralbony.jp/
今回の吉祥寺駅での取り組みは、ヘラルボニーとJR東日本スタートアップが、本年度各地で展開していく地域福祉連動型・社会貢献型実証実験の第一弾。
吉祥寺駅のラッピング素材となるアート作品は、社会福祉法人武蔵野(東京都武蔵野市)の協力のもと、地域在住の方々参加のワークショップにより制作。地域と福祉、アートを掛け合わせ、駅をミュージアム化することで、福祉の可能性や価値、駅の新しい魅力の創出を目指しています。
また、知的障害のあるアーティストの作品をJR東日本グループ内の工事現場等で使用する横断幕や防音シートにプリントし、使用後にバッグや小物等にアップサイクル(再利用)して商品化する社会貢献型実証実験なども今後計画しているとのことです。
【「ステーションミュージアム吉祥寺」概要】
実施期間:2019年12月27日(金)から2020年2月末
※期間は予定です
実施場所:JR吉祥寺駅(東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目)
実施箇所:構内南北自由通路(はなこみち)
吹き抜け部分と柱10本に装飾予定
【社会福祉法人武蔵野「つむぐと」】とは
社会福祉法人武蔵野の運営する5つの生活介護事業所(山びこ・大地・ふれあい・わくらす・すばる)は、協力して創作活動をしています。そのブランド名が「つむぐと」。「はたらく、つたえる、つながる」をコンセプトに、障害があろうとなかろうと、自分の持てる力を発揮し、作ったものを通して、様々な人とつながる場所を目指しています。
【ヘラルボニーとJR東日本スタートアップの取り組み】
ヘラルボニーは、「JR東日本スタートアッププログラム2019」の採択企業です。ヘラルボニーとJR東日本グループは「福祉アート作品を活用した駅ミュージアムとアップサイクル(再利用)化の実現」と題して、ステーションミュージアムの実施のほか、回収したアート作品をアップサイクル(再利用)して収益化するなど、福祉、アート、駅を組み合わせた新たな価値創出について検証してまいります。