Last Updated on 2020年9月29日 by 菅間 大樹

学会を巻き込んで大反響を呼んだ1冊が手に取りやすい文庫になって登場

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)から、2020年9月24日(木)に角川ソフィア文庫の1冊として『自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く』(著:松本敏治)が発売されます。

親本刊行時には数多くの媒体に取り上げられ大きな反響を呼んだ1冊を、刊行から約3年の時を経て角川ソフィア文庫として発売。今回のソフィア文庫版には「文庫版あとがき」を新規で収録されています。

内容紹介

「自閉症者は津軽弁を話さない」!? 10年にわたる研究、話題作が文庫化!「今日の健診でみた自閉症の子も、お母さんバリバリの津軽弁なのに、本人は津軽弁しゃべんないのさ」――津軽地域で乳幼児健診にかかわる妻が語った一言。「じゃあ、ちゃんと調べてやる」。こんなきっかけで始まった「自閉症と方言」研究は10年に及び、関係者を驚かせる結果をもたらすものとなった。方言の社会的機能を「意図」というキーワードで整理するなかで見えてきた、自閉症児のコミュニケーションの特異性に迫る。

著者略歴

松本敏治(まつもと・としはる)
1957年生まれ。博士(教育学)。公認心理師、特別支援教育士スーパーバイザー、臨床発達心理士。1987年、北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1987~89年、稚内北星学園短期大学講師。89~91年、同助教授。91~2000年、室蘭工業大学助教授。00~03年、弘前大学助教授。03~16年9月、弘前大学教授。11~14年、弘前大学教育学部附属特別支援学校長。14~16年9月、弘前大学教育学部附属特別支援教育センター長。16年10月より、教育心理支援教室・研究所『ガジュマルつがる』代表。

書誌情報

書名:自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く
著者:松本敏治
発売日:2020年9月24日(木)※電子書籍同日配信予定
定価:本体980円+税
ISBN:9784044006204
角川ソフィア文庫
発行:KADOKAWA
カバーイラスト:原田世詩男
カバーデザイン:原田郁麻
https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000236/
関連サイト:http://gajumarutugaru.lolitapunk.jp/index.html

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77