Last Updated on 2021年6月14日 by 今井 靖之
note株式会社プレスリリース
メディアプラットフォームnoteで、牧師の沼田和也さんが投稿したエッセイ「閉鎖病棟に入る(1)」を元にした書籍『牧師、閉鎖病棟に入る。』が、実業之日本社から5月31日(月)に発売されます。本書は、沼田さんが精神科病院の閉鎖病棟に入院して過ごした2ヶ月間を振り返ってつづった一冊です。
「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げるnoteは、これからもクリエイターのみなさんの活動をサポートしていきます。
『牧師、閉鎖病棟に入る。 』
患者になった牧師が閉鎖病棟で見た「ありのまま」生きることができない人たちの世界
なぜ人を傷つけてはいけないのかがわからない少年。自傷行為がやめられない少年。いつも流し台の狭い縁に“止まっている”おじさん。50年以上入院しているおじさん。「うるさいから」と薬を投与されて眠る青年。泥のようなコーヒー。監視される中で浴びるシャワー。葛藤する看護師。向き合ってくれた主治医。
「あなたはありのままでいいんですよ」と語ってきた牧師が、ありのまま生きられない人たちと過ごした閉鎖病棟での2ヶ月。
著者・沼田和也さん
日本基督教団 牧師。1972年、兵庫県神戸市生まれ。高校を中退、引きこもる。その後、大検を経て受験浪人中、1995年、灘区にて阪神淡路大震災に遭遇。かろうじて入った大学も中退、再び引きこもるなどの紆余曲折を経た1998年、関西学院大学神学部に入学。2004年、同大学院神学研究科博士課程前期課程修了。そして伝道者の道へ。しかし2015年の初夏、職場でトラブルを起こし、精神科病院の閉鎖病棟に入院する。現在は東京都の小さな教会で再び牧師をしている。
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著者・沼田和也さんのコメント
素朴な本です。「読んだら価値観が変わる!」たしかに、そんな本ではありません。でも、人生って、そういう素朴で地味な出遭いの積み重ねなんじゃないでしょうか。わたしはこの本を手にしてくださるあなたとも、そういう出遭いがしたいのです。
今回の書籍はnoteの連載では書ききれなかったこと、より思索を深めたことなどを、さらに掘り下げて、できるかぎり丁寧に綴らせていただきました。精神的な病や障害に限らず、独りひそかに悩み苦しんでおられる方に、この本のちいさな言葉が、どうか届きますように。
書誌情報
書名:牧師、閉鎖病棟に入る。
著者:沼田和也
発行:実業之日本社
定価:1,430円
ISBN-10:4408339822
ISBN-13:978-4408339825
版型:新書判
頁数:232頁
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