Last Updated on 2021年6月14日 by 今井 靖之
レーザ技術を活用したカメラ型デバイスで上空からの写真撮影会を実施
半導体レーザ及び応⽤製品の企画・設計開発・製造・販売を⾏う株式会社QDレーザ(キューディーレーザ)(本社:神奈川県川崎市)は、全世界で2.5 億⼈と推定されている、矯正眼鏡を装用しても視覚に不自由さを抱えるロービジョン者の“⾒えづらい”を“⾒える”に変えるプロジェクト「With My Eyes」を発足し、活動しています。この度、プロジェクト第2弾となる企画を、JALグループの株式会社ジェイ・エア協力のもと実施し、その様子を動画にしたドキュメンタリームービーを2021年5月18日(火)に公開しました。
JALグループの株式会社ジェイ・エア協力のもと、ロービジョンのパラアスリート3名が飛行機に搭乗し、レーザ網膜投影技術を⽤いたカメラ型デバイス 「RETISSA SUPER CAPTURE」により、自らの目で上空からの写真撮影会を実施。上空からの景色をレンズ越しに初めて見る感動を映像におさめました。
With My Eyes #2 – 見えなかった世界を、見に行こう。-
参加者:パラ陸上競技・川井涼雅選手、パラ水泳競技・清水滉太選手、パラ陸上競技・佐藤かえで選手
With My Eyes
QDレーザは、全世界 2.5 億人のロービジョン者の“見えづらい”を“見える”に変えるプロジェクト「With My Eyes」を立ち上げました。また、本プロジェクトには9社の企業に賛同いただきました。QDレーザは、賛同企業と協力しながら、ロービジョン者に「見える体験」を届けながら、生活を豊かにすることを目的に活動していきます。
RETISSA SUPER CAPTURE
・構成:①デジタルカメラ
②レーザプロジェクタ
③接眼投影部(片眼、網膜投影)
・機能:視覚支援
・令和2年度障がい者自立支援機器等、開発促進事業に採択済、開発開始
・大手航空会社とデモ機でフィールドテスト中概要
株式会社QDレーザ
半導体レーザ技術をコアとして、レーザデバイス事業とレーザアイウェア事業の二つの事業を展開。
富士通スピンオフベンチャーとして設立後、ニコン・参天製薬等の医療関連企業やベンチャーキャピタル等に出資をうける。レーザデバイス事業では、各種レーザ光源を開発・販売。既存レーザ市場の他、LiDARやドローン等の各種成長分野での市場拡大が期待されている。また次世代半導体製造技術であるシリコンフォトニクスに最適な光源とされる、量子ドットレーザの世界初の量産化に成功。
レーザアイウェア事業では、目に疾患を抱えたロービジョン者向けの網膜投影型アイウェアを開発・販売。国内では医療機器製造販売承認を取得済み、眼鏡店や販売代理店等のパートナーと連携しつつ、国内外で累計販売台数約10万台を目指す。その他、レーザ技術を活用した新しい検眼機開発や、アイウェアのAR応用を推進中。
2021年2月に東証マザーズに上場。
代表者:菅原充
所在地:神奈川県川崎市川崎区南渡田町1-1 京浜ビル1F
URL:https://www.qdlaser.com/