Last Updated on 2021年4月13日 by 今井 靖之

サステイナブルな社会の実現に向けた取り組みを開始

株式会社サンゲツ(本社︓愛知県名古屋市、代表取締役 社長執行役員︓安田正介)は3月16日(火)、環境負荷低減の取組みとして、発刊した見本帳の回収・解体・分別を行う「sangetsu 見本帳リサイクルセンター」を開設しました。

同センターにおける見本帳の作業スタッフには、障がい者を雇用することで、障がい者の活躍支援を行います。サンゲツの2019年度の障がい者雇用率は3.1%と、民間企業の法定基準2.2%を上回っており、2022年度には、4.0%を目標に掲げています。障がい者の活躍支援については、雇用率の向上とあわせ、一人ひとりが真に自立し、心身ともに豊かに生活できるよう、支援していきます。

sangetsu 見本帳リサイクルセンターの概要
施設名称:sangetsu 見本帳リサイクルセンター
住所:愛知県名古屋市西区幅下1-4-1
床面積:約50㎡
従業員数:計5名(管理者:1名 / 作業スタッフ:4名) ※2021年3月16日時点
業務内容:株式会社サンゲツが発刊する見本帳の回収および解体作業(裁断 / 破砕 / 剥離)
業務開始日:2021年3月16日

サンゲツは壁紙や床材・ファブリック等約12,000点の内装材を企画・販売しています。そのビジネスモデルの中核となるのが、約30種類の見本帳であり、各見本帳は、おおよそ2~3年のサイクルで改訂しています。
使用後の見本帳に関しては、現状、自社回収できているものが全体の約10%程度であり、大部分は産業廃棄物として処理されています。
また、見本帳自体が、台紙(紙素材)、サンプルチップ(塩化ビニル樹脂・化学繊維)など、複数の素材で構成されていることから、資源として再生するマテリアルリサイクルでの対応ができず、最終的には、単純埋立処理やサーマル処理に留まってしまうという課題がありました。
このたび、これらの環境課題に取り組み、より環境への負荷を低減するマテリアルリサイクルを中心とした資源循環を行うことを目的に、本社に隣接する旧配送センター内に「sangetsu 見本帳リサイクルセンター」を開設しました。同センターでは、使用後の見本帳を顧客より回収し、リサイクルを行うための前工程である、見本帳の解体・分別を行います。また、作業スタッフに障がい者を雇用することで、障がい者の活躍支援を行い、ダイバーシティを推進します。

株式会社サンゲツ

住宅から非住宅分野まで、人々の暮らしに利用される壁装材(国内シェアの約50%)、床材、ファブリック(カーテン・椅子生地)を中心に、自社での商品企画・開発、販売を行っています。ブランドステートメント「Joy of Design」を掲げ、新しい空間を創りだす人々にデザインするよろこびを提供しています。

代表者:代表取締役 社長執行役員 安田 正介
所在地:愛知県名古屋市西区幅下一丁目4番1号
URL:https://www.sangetsu.co.jp/

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。