Last Updated on 2023年4月4日 by 菅間 大樹

埼玉県では、芸術性・創造性あふれる障害者アートの魅力に触れ、障害者に対する理解を深めることを目的に障害者アートの魅力発信を行っています。埼玉県が行っている、より多くの方に障害者アートの魅力に触れる機会を創出するための取組を御紹介します。

埼玉県障害者アート企画展

埼玉県内の障害のある作家が描いた、個性豊かで魅力的な作品を集めた芸術性、創造性あふれる本格的な美術展で、数多くの魅力あふれる障害者アート作品を鑑賞できる機会となっています。
・開催期間:2022年12月7日(水)~11日(日)10時~17時(最終入場は16時30分)
・開催場所:埼玉県立近代美術館(JR北浦和駅西口徒歩3分)
・入場料:無料

埼玉県障害者アートオンライン美術館

埼玉県では、より多くの方に障害者アートの魅力に触れていただけるよう、2021年4月から、県ホームページ上に作品を掲載した美術館を開設しています。ホームページでは、個性あふれる魅力的な作品とともに、美術系大学生による作品解説、創作風景の動画、美術等の専門家による寄稿文を掲載し、障害者アートの魅力を発信しています。
・埼玉県障害者アートオンライン美術館URL:https://www.pref.saitama.lg.jp/shogaishaart/index.html

集客施設における障害者アートの常設展示

障害者アートをより多くの方に知っていただくため、県内14か所のホテルや公共施設等に障害者アート作品を常設展示しています。各展示作品には、美術系大学生による作品解説を掲示。作品は、パレスホテル大宮や熊谷のホテルヘリテイジ、さいたまスーパーアリーナなど展示予定となっています。
・障害者アートの常設展示施設についてはこちら https://www.pref.saitama.lg.jp/shogaishaart/real.html

企業における障害者アートの取組

埼玉県では、企業の皆様へ、障害者アートの作品展示や商品へのデザイン利用など、障害者アートの利活用を御案内しています。・障害者アートの作品を応接室やロビー等に展示することにより、話題づくりになるほか、カレンダーや広報紙などのデザインに利用することでオリジナリティのある商品の開発にもつながります。

こうした障害者アートの利活用を推進することは、障害者への経済的支援とともに、障害者に対する県民理解を深める重要な機会になります。また、企業のCSR、SDGsの取組をより効果的にPRすることにもつながり、企業の理解者、共感者の増加が期待できます。
・障害者アートの利活用についてはこち https://www.pref.saitama.lg.jp/a0604/festival/artutilization.html

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77