Last Updated on 2020年2月5日 by 菅間 大樹

東京都は9月から障害者や高齢者らへのサービスに特化した専用の案内窓口をJR新宿駅近くの観光案内所に設置します。期間は9月1日~11月30日まで。

窓口には、筆談ボードや翻訳アプリなどの設備があり、バリアフリー対応の観光ルートや宿泊施設の紹介を受けることが可能。また、車いすやベビーカーの無料貸し出しもしています。

同施策は、ラグビーのワールドカップ(W杯)や来年、夏の東京五輪・パラリンピックの開催を見据え、多様なニーズに対応したいとの考えから実施されます。

コミュニケーション能力を持つ小型ロボット「ロボホン」や、遠隔操作で身ぶりまで再現できる分身型ロボット「オリヒメ」を活用した観光案内にも取り組み、都庁内の案内所などで試験的に導入されるとのことです。

ラグビーW杯の開催期間に合わせ、訪日外国人向けの新しいガイドサービスもスタート。新宿の花園神社やゴールデン街などを夜に巡るツアーが準備されます。

障害者や高齢者が利用しやすい経路で浅草などを周遊する観光コースも用意。いずれも無料で参加できるだけでなく英語、中国語など7言語に対応しています。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77