2026 IBSA ゴールボール世界選手権:日本代表「オリオンJAPAN」の挑戦

2026年6月10日(水)から15日(月)にかけて、中国・杭州で「2026 IBSA ゴールボール世界選手権」が開催されます。この大会は、ロサンゼルス2028パラリンピック出場権獲得をかけた極めて重要な国際大会であり、日本代表「オリオンJAPAN」が世界の舞台に挑みます。

ロサンゼルスパラリンピック出場権獲得への道:ゴールボールの重要性

ゴールボールは、視覚障害者スポーツとして発展してきたパラリンピックの正式競技です。選手たちは全員アイシェードを装着し、ボールの中に入った鈴の音だけを頼りにプレーします。静寂の中で繰り広げられる一瞬の判断、仲間との連携、緻密な戦術、そして身体を投げ出してゴールを守る姿は、ゴールボールならではの大きな魅力です。

本大会では、男女それぞれ上位2カ国にロサンゼルス2028パラリンピックの出場権が与えられます。もし日本がここで出場権を獲得すれば、日本の団体競技として初となるロサンゼルス2028パラリンピック出場権獲得という歴史的な快挙となります。

大会概要と日本代表選手団「オリオンJAPAN」

大会詳細

  • 大会名: 2026 IBSA Goalball World Championships

  • 大会期間: 2026年6月6日(土)~16日(火)※試合は6月10日(水)~15日(月)

  • 開催地: 中国・杭州(Hangzhou, China)

男子日本代表選手団

世界の頂点、そしてパラリンピックへの切符を懸け、男子日本代表「オリオンJAPAN」が世界の舞台へ挑みます。

  • 金子 和也(かねこ かずや)

    • キャプテン、背番号7、レフト・ライト

    • 2000年2月8日生、埼玉県さいたま市出身

    • B3(レーベル遺伝性視神経症)、Sky株式会社所属

  • 宮食 行次(みやじき こうじ)

    • 副キャプテン、背番号8、レフト

    • 1995年3月20日生、大阪府吹田市出身

    • B3(網膜色素変性症)、株式会社コロプラ所属

  • 田口 侑治(たぐち ゆうじ)

    • 背番号4、センター

    • 1991年2月16日生、広島県竹原市出身

    • B2(網膜色素変性症)、株式会社ユニリタ所属

  • 鳥居 陽生(とりい はるき)

    • 背番号2、ライト

    • 2004年8月7日生、神奈川県小田原市出身

    • B3(レーベル遺伝性視神経症)、日本国土開発株式会社所属

  • 佐野 優人(さの ゆうと)

    • 背番号1、ライト

    • 2000年6月20日生、埼玉県狭山市出身

    • B3(レーベル遺伝性視神経症)、日本国土開発株式会社所属

  • 行弘 敬祐(ゆくひろ けいすけ)

    • 背番号11、センター

    • 1999年11月15日生、福岡県太宰府市出身

    • B2(レーベル遺伝性視神経症)、パーソルテンプスタッフ株式会社所属

【スタッフ】

  • ヘッドコーチ:工藤 力也

  • アシスタントコーチ:藤堂 愛

  • ベンチスタッフ:林 凌雅

女子日本代表選手団

女子日本代表も、パラリンピック出場権獲得を目指し、世界の舞台で熱戦を繰り広げます。

  • 高橋 利恵子(たかはし りえこ)

    • キャプテン、背番号7、センター

    • 1998年3月20日生、広島県広島市出身

    • B1(網膜黄斑変性)、関彰商事株式会社所属

  • 神谷 歩未(かみや あゆみ)

    • 副キャプテン、背番号5、センター

    • 2001年5月3日生、愛知県安城市出身

    • B3(全色盲)、日本酸素株式会社所属

  • 萩原 紀佳(はぎわら のりか)

    • 背番号6、ライト

    • 2001年3月3日生、埼玉県川口市出身

    • B2(網膜芽細胞腫)、株式会社アソウ・ヒューマニーセンター所属

  • 安室 早姫(あむろ さき)

    • 背番号4、レフト、センター

    • 1993年3月5日生、沖縄県八重瀬町出身

    • B1(網膜芽細胞腫)、株式会社SMBC信託銀行所属

  • 木村 由(きむら ゆい)

    • 背番号8、ライト

    • 2004年1月6日生、東京都世田谷区出身

    • B3(後頭葉脳梗塞)、パーソルテンプスタッフ株式会社所属

  • 新井 みなみ(あらい みなみ)

    • 背番号2、レフト

    • 2003年1月22日生、埼玉県さいたま市出身

    • B3(視神経委縮)、株式会社アソウ・ヒューマニーセンター所属

【スタッフ】

  • ヘッドコーチ:栃木 隆宏

  • アシスタントコーチ:辻 美穂子

  • ベンチスタッフ:前田 規久子

2026 IBSA ゴールボール世界選手権:プール分けと日本戦スケジュール

プール分け

【男子】

  • Pool W:ブラジル、中国、アルジェリア、エジプト

  • Pool X:ウクライナ、トルコ、カナダ、ベネズエラ

  • Pool Y:日本、ポーランド、フィンランド、アルゼンチン

  • Pool Z:アメリカ、ドイツ、イスラエル、タイ

【女子】

  • Pool A:日本、カナダ、ウクライナ、ポーランド

  • Pool B:イスラエル、アメリカ、韓国、アルゼンチン

  • Pool C:トルコ、中国、イギリス、メキシコ

  • Pool D:ブラジル、フィンランド、ギリシャ、タイ

日本戦スケジュール(日本時間)

6月10日(水)

  • 11:30 女子 日本 vs ポーランド

  • 16:00 男子 日本 vs アルゼンチン

6月11日(木)

  • 10:00 女子 日本 vs ウクライナ

  • 17:30 男子 日本 vs フィンランド

6月12日(金)

  • 11:30 女子 日本 vs カナダ

  • 16:00 男子 日本 vs ポーランド

6月13日(土)

  • 16:00 女子 準々決勝

  • 20:30 男子 準々決勝

6月14日(日)

  • 17:30 女子 準決勝

  • 19:00 男子 準決勝

6月15日(月)

  • 16:00 女子 3位決定戦

  • 17:30 男子 3位決定戦

  • 19:00 女子 決勝

  • 20:30 男子 決勝

視覚障害者スポーツの魅力と応援の力

一般社団法人日本ゴールボール協会の梶本 美智子会長は、「選手たちは全員アイシェードを装着し、ボールの中に入った鈴の音だけを頼りにプレーします。静寂の中で繰り広げられる一瞬の判断、仲間との連携、緻密な戦術、そして身体を投げ出してゴールを守る姿は、ゴールボールならではの大きな魅力であり、多くの方々の心を動かす競技であると感じております。」とコメントしています。

ゴールボールは、選手たちの研ぎ澄まされた感覚とチームワークが光る、感動的なスポーツです。日本代表「オリオンJAPAN」の選手たちは、日々厳しいトレーニングを重ね、この世界選手権に臨みます。彼らの挑戦は、世界一を目指すだけでなく、ロサンゼルス2028パラリンピックへの第一歩となる重要な戦いです。

選手たちの活躍を応援することで、視覚障害者スポーツへの関心がさらに高まり、共生社会の実現に向けた一助となることでしょう。日本代表「オリオンJAPAN」への温かいご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77