NPO法人バーチャルフォトウォーク、新Webアプリ「VPWアプリ」を正式公開

NPO法人バーチャルフォトウォークが目指したのは、多機能で複雑なアプリではなく、誰もが直感的に利用できるシンプルなサービスです。これにより、デジタル機器の操作に不慣れな方や、外出が難しい状況にある方々が、社会とのつながりを保ち、国際交流を深める機会を創出することを目指しています。

VPWアプリへのQRコード

「VPWアプリ」は、スマートフォン、タブレット、パソコンのWebブラウザから利用できるWebアプリ形式で提供されます。専用アプリのインストールが不要なため、「どこを押せばいいのか分からない」「アプリのインストールが難しい」といった、これまで社会参加への障壁となっていたデジタル操作上のハードルを大幅に軽減しています。これは、いわゆる「デジタルデバイド」(デジタル機器やインターネットの利用機会や技能に生じる格差)の解消にもつながる重要な取り組みと言えるでしょう。

アプリインストール不要!Webブラウザから簡単アクセスでデジタルデバイドを解消

「VPWアプリ」の大きな特徴は、アプリをインストールすることなく、Webブラウザから直接アクセスできる手軽さにあります。これにより、以下のような方々でも、迷うことなく世界とつながることが可能です。

  • 高齢者の方々: スマートフォンやタブレットの操作に不慣れな方でも、Webサイトを開く感覚で利用できます。

  • 障がいのある方々: アプリのダウンロードや更新といった複雑な手順が不要なため、アクセシビリティ(サービスや製品が、年齢や身体的特性に関わらず、誰もが利用しやすいように設計されていること)が向上します。

  • IT操作が苦手な方々: 必要な情報へ迷わずたどり着けるよう、ユーザーインターフェースがシンプルに設計されています。

バーチャルフォトウォークVPWアプリの画面イメージ

VPWアプリには、QRコードからアクセスするか、以下のURLから開けます。
https://bit.ly/4csxkLl

シンプルな操作性と安全性を両立!安心して利用できる設計

Webから簡単にアクセスできる利便性と、利用者のプライバシーやイベントの安全性を両立させるため、「VPWアプリ」は慎重に開発されました。視聴者登録と承認の仕組みを設け、利用規約およびプライバシーポリシーへの同意を必須とすることで、無制限なアクセスを防ぎ、安心してライブイベントへ参加できる環境を提供しています。

これは、「簡単だから安全性を犠牲にする」でも、「安全だから使いにくくする」でもない、両立を目指した設計思想に基づいています。

「見る旅」から「一緒に体験する旅」へ!リアルタイムで世界とつながる感動

バーチャルフォトウォークは、単に録画された旅行映像を見るサービスではありません。世界各地にいるプレゼンターがスマートフォンなどを使って街、自然、文化、人々の暮らしをリアルタイムで紹介します。参加者は、その瞬間の景色を一緒に見ながら、プレゼンターとのコミュニケーションを楽しむことができます。

予定していなかった景色に出会ったり、現地の人と偶然会話が始まったりすることもあるかもしれません。そこにあるのは、映像を見るだけでは得られない、「いま、世界のどこかを誰かと一緒に歩いている」というライブならではの体験です。VPWアプリでは、これから開催されるVirtual Photo Walkの情報や、過去に開催されたイベントを写真とともに振り返ることもできます。

外出が難しい方も世界へ!社会参加と国際交流を促進

病気や障がい、年齢、療養生活など、さまざまな理由によって自由に外出することが難しい人は多くいます。NPO法人バーチャルフォトウォークは、長年テクノロジーを通じて人と人をつなぐ活動を続けてきました。「VPWアプリ」は、そのための新しい入口です。

世界へ出かけられなくても、世界とつながることはできる。そして、ときには世界の方から、あなたのところへやってくる。そんな体験を、より多くの人に届けることで、外出困難な方々の社会参加や国際交流を促進し、孤独・孤立対策にも貢献することが期待されます。

NPO法人バーチャルフォトウォークとは

NPO法人バーチャルフォトウォークは、2021年5月13日に設立された団体です。共同代表は永堀 典子氏とジョン・バテリル氏が務め、東京都を拠点に活動しています。主な事業内容は、外出が困難な高齢者、障がいのある方、療養中の方などを対象に、世界各地からリアルタイムのVirtual Photo Walkを提供することです。オンラインを活用した社会参加・国際交流・孤独孤立対策等の活動を行っています。

まとめ

NPO法人バーチャルフォトウォークが公開した「VPWアプリ」は、高齢者や障がいのある方、IT操作が苦手な方でも、世界と簡単につながり、リアルタイムで異文化体験ができる画期的なサービスです。アプリインストールの手間を省き、Webブラウザから手軽にアクセスできる利便性と、利用者のプライバシーと安全性を両慮した設計は、デジタルデバイド解消と社会参加の促進に大きく貢献するでしょう。

「見る旅」ではなく「一緒に体験する旅」というコンセプトは、外出が難しい方々に新たな感動と交流の機会を提供し、孤独・孤立対策にもつながります。NPO法人バーチャルフォトウォークは、今後も利用者からの意見を取り入れながら、アクセシビリティ、使いやすさ、安全性の継続的な改善を進めていくとのことです。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77