WHILLが提唱する「手動から、電動へ。」新しい移動支援の形

日本では少子高齢化が進み、2040年には65歳以上の人口が総人口の約35%(約4,000万人)に達すると推計されています(注1)。これに伴い、介護職員の不足も深刻化し、厚生労働省は2040年度までに2022年度比で約57万人の追加確保が必要と公表しています(注2)。このような背景から、介護人材の確保とテクノロジーを活用した生産性向上が喫緊の課題となっています。

現状の移動支援は、利用者が手動で車椅子をこいだり、家族や介助者が押したりする、あるいは外出に付き添うなど、人の力に頼る場面が多く見られます。しかし、移動の一部を電動化することで、利用者が自ら移動できる機会が増え、家族や介助者の身体的・時間的負担の軽減が期待されます。

また、近年では通信機能を搭載した福祉用具が普及し始めており、位置情報やバッテリー状態を遠隔で把握することで、安全確保や維持管理に役立てる動きが広がっています。厚生労働省は、こうした通信機能を備えた福祉用具について、介護保険給付対象への追加を検討しています(注4)。

このような社会情勢と技術革新を踏まえ、WHILL社は「手動から、電動へ。」をテーマに、利用者の自立と介助者のケア効率化を両立する、新しい移動支援の形を提案しています。

介護保険適用!新型電動車椅子「WHILL Model C Lite」の魅力

2026年9月に発売された「WHILL Model C Lite」は、WHILL製品史上最も軽量なモデルとして注目されています。軽量かつ高強度なカーボン素材をフレームに採用し、片手で簡単に折りたたむことが可能です。これにより、狭い玄関などにも省スペースで収納でき、折りたたんだ状態で転がして運べるため、持ち運びも容易です。

WHILL Model C Lite

WHILL Model C Lite 玄関収納

走行性能においても、5cmの段差を乗り越えたり、傾斜や凸凹道でも安定した走行を実現したりと、利用者の安全で自立した外出をサポートします。

「WHILL Model C Lite」は介護保険適用モデルであり、連続走行距離38.5kmの大容量バッテリーを標準搭載しています。これにより充電頻度を抑え、日常的な管理の手間を軽減することも期待できます。利用者が自ら移動できる機会を増やし、ご家族や介助者の外出時の付き添いや保管・管理に関する負担を軽減することを目指しています。

WHILL Model C Lite製品詳細:https://whill.inc/jp/model-c-lite

「H.C.R. 2026国際福祉機器展&フォーラム」でWHILLを体験

新型Model C Liteを含む介護保険適用モデルの試乗体験

H.C.R. 2026のWHILLブースでは、「Model C Lite」をはじめ、介護保険レンタル対象の「WHILL Model R(ハンドル型)」と「WHILL Model C2(椅子型)」の試乗が可能です。来場者は、Model C Liteの折りたたみやすさや玄関内での収納性を体験できるほか、Model RやModel C2との乗り心地や操作感の違いを比較できます。これにより、利用者一人ひとりの身体状況や生活環境に合わせた最適な電動モビリティの選択肢を具体的にイメージできるでしょう。

WHILLを利用する女性

WHILLを旋回させる男性

会場内を快適に移動!「WHILLモビリティサービス」

東京ビッグサイトの会場内では、どなたでも無料でModel C2を利用できる「WHILLモビリティサービス」が提供されます。広い展示会場内や来場者の多いエリアでも、簡単な操作で安全かつスムーズな移動を体験できます。WHILLを初めて利用する方や購入を検討している方にとって、日常生活や外出先でのシームレスな近距離移動を体感できる貴重な機会となるでしょう。

▽「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」WHILL社 出展概要

  • 期間:2026年10月7日(水)~9日(金)10:00~17:00 ※最終日は16:00まで

  • 会場:東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)

  • 入場料:無料 ※事前入場登録が必要です(https://hcr.or.jp/registration/

  • ブース場所:東展示ホール1【1-02-04】

H.C.R. 2026詳細:https://hcr.or.jp/

2027年度介護報酬改定の最新動向を解説する特別セミナー

H.C.R. 2026では、特別セミナー「<最新情報>2027年度介護報酬改定とケアマネジメントのこれから ~『手動から、電動へ。』移動支援が変えるケアプランの視点~」が開催されます。厚生労働省の各種検討会委員を歴任した田中紘太氏とWHILL株式会社 執行役員 メディカル事業本部 本部長の池田朋宏氏が登壇し、2027年度介護報酬改定・介護保険制度改正の主要論点を解説します。

セミナーでは、居宅介護支援の評価、サービス調整、福祉用具・移動支援の位置づけ、AI・ICTを活用した業務負担軽減など、ケアマネジャーの実務への影響について詳しく掘り下げられます。また、「手動から、電動へ。」をキーワードに、移動支援が自立支援や家族負担軽減につながるケアプランの視点も探ります。参加費は無料で、最新業界情報冊子が参加特典として提供されます。

WHILLセミナー告知

▽WHILL社 セミナー(出展者プレゼンテーション)概要

  • タイトル:<最新情報>2027年度介護報酬改定とケアマネジメントのこれから ~「手動から、電動へ。」移動支援が変えるケアプランの視点~

  • 日時:2026年10月8日(木) 10:30~11:30

  • 開催場所:東3ホール B会場(https://hcr.or.jp/hcr_navi/floor_guide/

  • 登壇者:田中紘太 氏(株式会社マロー・サウンズ・カンパニー代表取締役)、池田朋宏 氏(WHILL株式会社 執行役員 メディカル事業本部 本部長)

  • 内容:2027年度介護報酬改定・介護保険制度改正の動向を、ケアマネ実務に寄せて解説します。処遇改善加算やICT導入、負担割合の拡大などのテーマの最新情報に加え、「手動から、電動へ。」をキーワードに、移動支援を自立支援や家族負担軽減につなげるケアプランの視点を探ります。

  • 参加費:無料

  • 申込:事前のお申込みは不要です。当日、セミナー会場に直接お越しください。

  • 参加特典:最新業界情報冊子(医療/介護の現場におけるモビリティの役割)

WHILLの近距離モビリティ製品ラインナップ

WHILLは、免許不要で歩行領域を走行できる電動車椅子規格で設計された近距離モビリティを全5製品展開しています。「Model C2」と「Model C Lite」、ハンドル型の「Model R」は、シンプルな操作性、出かけたくなるデザイン、5cmの段差乗り越えや凸凹道の走破性を備えています。また、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力や、サスペンションを採用した滑らかな乗り心地も特徴です。

公園でWHILLに乗る男性

WHILLの積み下ろし

笑顔でWHILLに乗る男性

いずれのモデルも着脱式バッテリーを採用しており、自宅で充電できるため、住環境を問わず導入しやすいという利点があります。「Model R」はマンションの駐輪場などで保管しやすく、「Model C2」と「Model C Lite」は公共交通機関や商業施設内を含め、屋内外で日常的に利用できます。特に「Model C Lite」は、折りたたみによりコンパクトに玄関内で保管・取り回しができるため、日常生活に取り入れやすい新たな選択肢として、利用者の自立した移動と家族の介助負担軽減を支えます。

製品について:https://whill.inc/jp/special_contents/model-c2
医療介護従事者向けページ:https://whill.inc/jp/iryou_kaigo

WHILL社は「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションに掲げ、ハードウェアとソフトウェアを融合させたサービス体験を通じて、身体状況や年齢に関わらず、誰もが自由かつ快適に移動や外出を楽しめる世界の構築を目指しています。

WHILL社について:https://whill.inc/jp/

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77