この記事で分かること

  • コープ共済連と日本障害者スキー連盟によるゴールドパートナー契約更新の概要と歴史
  • 日本障害者スキー連盟が統括する日本代表5チーム(6競技)の全体像
  • パラスノースポーツ支援が共生社会の実現や障がい者の社会参加に果たす役割
  • コープ共済の理念(「明日のくらし、ささえあう」)と社会貢献活動の関連性
  • 障害福祉や共済に関してよくある疑問・Q&A

社会参加と共生社会の推進における企業の役割

現代社会において、障がいを持つ方々の社会参加をどのように支え、誰もが暮らしやすい「共生社会」を構築していくかは重要な課題となっています。その中で、企業のCSR(社会的責任)やCSV(共通価値の創造)を通じた障がい者スポーツ(パラスポーツ)支援は、大きな原動力となっています。

本記事では、日本コープ共済生活協同組合連合会(コープ共済連)が発表した、公益財団法人日本障害者スキー連盟との「ゴールドパートナー契約」更新のニュースを軸に、その支援の意義やパラスノースポーツの基礎知識を解説します。


コープ共済連が日本障害者スキー連盟との「ゴールドパートナー契約」を更新

2026年8月1日に契約更新!2026-2027シーズンも継続支援へ

日本コープ共済生活協同組合連合会(代表理事理事長:笹川 博子、所在地:東京都渋谷区)は、公益財団法人日本障害者スキー連盟との『ゴールドパートナー契約』を2026年8月1日に更新しました。これにより、2026-2027シーズンにおいても競技チームの活動が継続的に支援される体制が整えられています。

2019年から8年連続となる長期的なサポート体制

コープ共済連による本連盟への支援は、2019年から始まり、今回で8年連続となります。単年度限りのスポット支援ではなく、長期的に継続的な支援を実施することは、競技環境の維持・向上や選手育成において極めて重要な意味を持っています。


日本障害者スキー連盟とは?統括する5チーム(6競技)の基礎知識

パラスノースポーツを統括する日本唯一の専門団体

公益財団法人日本障害者スキー連盟は、日本における障がい者のスノースポーツを統括する唯一の代表団体です。障がい種別や競技特性に応じた専門的な強化・普及活動を行っています。

連盟が統括する日本代表5チーム・6競技一覧

日本障害者スキー連盟が統括している日本代表チームおよび競技領域は以下の通りです。

  • パラアルペンスキー: 滑降・回転など、スピードと技術を競うアルペン競技。
  • パラノルディックスキー(クロスカントリースキー / バイアスロン): 長距離の走破力や射撃技術を競う耐久競技(2競技)。
  • パラスノーボード: 障害に合わせたボード操作で斜面を滑走する競技。
  • IDアルペンスキー: 知的障がい(ID: Intellectual Disability)のある選手によるアルペン競技。
  • IDノルディックスキー: 知的障がいのある選手によるノルディック競技。

図解・ステップ形式で理解する「企業支援が共生社会を作る仕組み」

企業のパートナーシップ支援がどのようなステップで社会に還元されるか、構造を提示します。

【Step 1:資金・活動支援の提供】
コープ共済連がゴールドパートナーとして継続的な資金・活動環境を支援。
 ↓
【Step 2:競技環境整備と選手育成】
日本障害者スキー連盟が5チーム(6競技)の日本代表選手強化・遠征・普及事業を実施。
 ↓
【Step 3:パラスポーツの普及と社会参加】
スノースポーツを通じ、障がい者の自立や積極的な社会参加が促進される。
 ↓
【Step 4:共生社会の創造と認知向上】
地域社会や加入者へ「互いに支え合う意識」が広がり、共生社会の実現へ繋がる。

専門用語解説

障害福祉や共済事業において使われる基本用語を、分かりやすい例を用いて解説します。

  • 共生社会
    • 解説: 障がいの有無、年齢、性別などにかかわらず、誰もが互いの人格と個性を尊重し合い、支え合って暮らせる社会のことです。
  • ゴールドパートナー契約
    • 解説: スポンサーシップにおいて、最上位レベルの支援・協力を行う契約形態を指します。

主要なパラスポーツ支援企業・団体の比較表

コープ共済連の取り組みの位置付けを整理するため、支援の枠組みを比較します。

比較項目コープ共済連(本プレスリリース事例)一般的な企業CSR支援
支援対象公益財団法人日本障害者スキー連盟(5チーム6競技)個別のアスリートまたは単一の大会
支援期間2019年から8年連続(2026-2027シーズンも継続)単年度契約やイベントごとの単発支援
支援の目的共生社会の実現、障がい者の社会参加促進企業の認知度向上・宣伝効果
組織理念との親和性「明日のくらし、ささえあう」(助け合い精神)企業プロモーションの一環

よくある質問(Q&A)

コラム

Q1. コープ共済連の支援内容は具体的にどのようなものですか?

A1. 日本障害者スキー連盟に対する「ゴールドパートナー契約」を通じて、日本代表チームの遠征や強化活動、パラスノースポーツの普及に向けた取り組みを継続的に支援しています。

Q2. コープ共済とはどのような組織ですか?

A2. コープ共済連(日本コープ共済生活協同組合連合会)は、全国の生協(生活協同組合)と日本生協連が共同で設立した共済事業専業の連合会です。子育て世帯や女性・子ども向けの保障において高い支持を受けています。

Q3. パラスノースポーツの映像や活動を見ることはできますか?

A3. コープ共済の特設サイト(https://coopkyosai.coop/paraski)にて、これまでの支援の様子や競技の紹介動画が公開されています。


まとめ:共生社会の実現に向けた持続可能なサポート

障がい者スポーツにおける最大の課題の一つは、遠征費や専用ギアの導入コストに伴う資金的負担です。コープ共済連による日本障害者スキー連盟との『ゴールドパートナー契約』更新は、2019年から続く8年連続の取り組みであり、2026-2027シーズンにおけるパラスノースポーツ発展の大きな基盤となっています。

また、『明日のくらし、ささえあう』というコープ共済のブランドステートメントと、障がい者の社会参加促進という連盟のビジョンが合致している点は、単なるCSRを超えたCSV(共通価値創造)の優良なモデルといえます。

障がい者の社会参加を支え、活気ある地域社会や共生社会を創造していくための企業・団体のサポートは、今後もより一層重要性を増していきます。このような取り組みへの関心や理解を深めることが、私たち一人ひとりにとっての共生社会づくりの第一歩となります。


Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77