この記事で分かること

  • イベントの全体像と開催日程:2026年11月13日(金)の企業向け特別プログラムと11月14日(土)の一般参加日の違い
  • 体験・展示される7つのパラスポーツ競技:実際に体験できる4競技(パラ射撃、パラフェンシング、車いすカーリング、パラ馬術)と展示3競技の詳細
  • 主催団体「P.UNITED」の理念:パラリンピック7競技団体が連携して目指す共生社会とジョイントマーケティングの仕組み
  • 家族・企業の参加メリット:スタンプラリーや馬とのふれあい、企業のCSR・D&I・社員エンゲージメント向上への活用方法
  • 会場アクセスと参加手順:JRA馬事公苑への行き方(桜新町駅・経堂駅)と事前申込の要否

本記事では、2026年11月に東京都世田谷区のJRA馬事公苑で開催される体験型イベント「パラスポーツパーク IN 馬事公苑」について、特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟などの公式プレスリリースに基づき、開催概要・体験競技・参加のメリット・アクセス情報を解説します。


パラスポーツパーク IN 馬事公苑とは?開催目的と注目される理由

「パラスポーツパーク IN 馬事公苑」は、パラリンピック競技団体が合同で立ち上げたプロジェクト「P.UNITED」が主催するパラスポーツ体験・展示イベントです。

単なるスポーツ観戦や体験にとどまらず、障がい者スポーツの認知向上や、健常者と障がい者がごく当たり前に共に過ごせる「共生社会」の実現を目指して企画されています。

P.UNITED(パラリンピック7競技団体合同プロジェクト)の取り組み

「P.UNITED」は、東京2020パラリンピックを契機に深まった競技団体間の連携を受け、2023年6月に発足した合同プロジェクトです。競技認知の向上、競技人口の拡大、アスリートの練習環境整備、財政基盤の強化といった各団体が直面する課題に対し、経験や知恵を共有しながらジョイントマーケティングに取り組んでいます。

日本パラ・パワーリフティング連盟の発表によると、P.UNITEDには以下の7つの競技団体が加盟しています。

  • 一般社団法人日本車いすカーリング協会
  • 一般社団法人日本障がい者乗馬協会
  • 一般社団法人日本パラ射撃連盟
  • 一般社団法人日本知的障害者水泳連盟
  • 一般社団法人日本知的障がい者卓球連盟
  • 特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟
  • 一般社団法人日本パラフェンシング協会

P.UNITEDは「これからって時が、いちばん面白い」というスローガンのもと、競技団体同士や企業との連携を通じて、新しい取り組みや価値の創造に挑戦しています。

共生社会(D&I・Well-Being)実現に向けたパラスポーツの推進力

パラスポーツは、多様な背景を持つ人々が互いを尊重し合う「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)」や、人々の心身の健康と満たされた状態を意味する「Well-Being(ウェルビーイング)」を実現するための強力な推進力となります。

競技体験を通じて障がいへの理解を深めることは、社会的なバリア(障壁)を取り除き、誰もが暮らしやすい環境を整える大きなきっかけとなります。


開催概要・日程・会場アクセスの詳細解説

「パラスポーツパーク IN 馬事公苑」は、対象者や目的に応じて2日間の異なるプログラムが設定されています。

11月13日(金):企業向け特別プログラム(事前申込制)

初日となる11月13日(金)は、企業・法人関係者を対象とした特別プログラム「パラスポーツ体験と企業連携のご紹介」が実施されます。

  • 開催時間:13:30~15:30
  • 対象:企業・団体のCSR、D&I、人事、広報等の担当者
  • 主な内容:乗馬やパラスポーツの体験、パラアスリートや競技団体関係者との交流、P.UNITEDの活動や企業との連携事例、パートナーシップメニューの紹介、個別相談・意見交換
  • 参加方法:事前申込制

企業における社員参加型イベントの企画や、社会貢献活動(CSR)を通じたパートナーシップ構築の具体的な可能性を知る機会となっています。

11月14日(土):一般参加日(パラ馬術大会同時開催)

2日目の11月14日(土)は、一般来場者が自由にパラスポーツを体験・見学できる公開イベントです。

  • 開催時間:10:00~15:30
  • 対象:一般来場者(子ども、ファミリー、学生、地域住民など)
  • 主な内容:パラスポーツ体験・展示、馬とのふれあい企画、体験スタンプラリー、パラアスリートとの交流
  • 特別企画:同会場で開催されるパラ馬術大会と連動した体験企画

馬事公苑ならではの緑豊かな環境を生かし、馬とのふれあいや競技体験を巡るスタンプラリーなど、家族で楽しめる工夫が凝らされています。当日はパラアスリートも参加予定となっています。

会場(JRA馬事公苑)へのアクセス方法

イベント会場となるJRA馬事公苑は、東京都世田谷区に位置する歴史ある施設です。

  • 会場:JRA馬事公苑(東京都世田谷区上用賀2-1-1)
  • 最寄り駅からのアクセス:
    • 東急田園都市線「桜新町駅」より徒歩約15分
    • 小田急線「経堂駅」より徒歩約20分

公共交通機関からのアクセスが良好であり、都内各所や近郊からの来場に適した立地です。


体験・展示できるパラスポーツ7競技と見どころ一覧

当日は、P.UNITEDに参画する7つの競技団体による多彩なプログラムが展開されます。

実際に体験できる4競技

  1. パラ射撃 集中力と精度が求められる精密競技です。安全に配慮された専用の体験用具を使用し、ターゲットを狙う緊張感と命中した際の達成感を体感できます。
  2. パラフェンシング ピスト(競技台)に固定された車いすに乗って対戦するスピード感あふれる競技です。車いすが固定されているため距離感が近く、剣の交錯と巧みな攻防を間近で体験できます。
  3. 車いすカーリング 特設エリアで実施される戦略性の高い競技です。専用のデリバリースティック等を用いてストーンを投げ、チームでの配置や投球の組み立てといった頭脳戦の楽しさを味わえます。
  4. パラ馬術 障がいの種類や程度に応じた操作方法で馬と心が通じ合う美しさが特徴の競技です。馬事公苑の施設を活用し、馬とのふれあいや競技の奥深さを直接学ぶことができます。

用具展示・競技紹介が行われる3競技

  1. パラ・パワーリフティング 上半身の筋力のみでベンチプレスを行う限界への挑戦競技です。実際に使用される競技用バーベルやプレート等の用具展示が行われ、アスリートの力強さと競技の迫力を体感できます。
  2. 知的障がい者水泳 高い技術とレース展開の駆け引きが魅力の競技です。競技の特徴や取り組みについてパネルや映像等の展示を通じて分かりやすく紹介されます。
  3. 知的障がい者卓球 スピーディーなラリーと繊細なボールコントロールが繰り広げられる人気競技です。競技の魅力や普及活動に関する展示・案内が行われます。

家族連れ・企業担当者が参加するメリットと楽しみ方

「パラスポーツパーク IN 馬事公苑」は、来場者の目的や立場に応じた多様な価値を提供します。

家族で楽しめる体験型スタンプラリーと馬とのふれあい企画

子ども連れのファミリー層にとって、観戦だけでなく身体を動かして楽しめる体験企画が豊富です。

競技体験コーナーを巡るスタンプラリーを達成することで楽しみながら周れるほか、馬事公苑ならではの「馬とのふれあい」企画を通じて、動物との触れ合いによる学びや休日のお出かけスポットとして活用できます。また、現役パラアスリートと直接交流できる貴重な機会となります。

企業のCSR・D&I推進・社員エンゲージメント向上における活用価値

企業のサステナビリティ経営において、D&Iの推進や社会的責任(CSR)の履行は重要な課題です。

初日の企業向けプログラムに参加することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 社員参加型イベントの企画ノウハウ獲得:社員がパラスポーツ体験やサポートを通じて共生社会への意識を高める研修やイベントの企画に役立ちます。
  • 競技団体とのパートナーシップ構築:単なる支援を超えた「共創」の枠組みを通じ、自社のブランディングや社会的価値向上につなげられます。
  • 組織エンゲージメントの向上:多様性の尊重やパラスポーツの持つエネルギーを自社組織の活性化や健康経営(Well-Being)に還元できます。

専門用語ガイド

障害福祉やパラスポーツ分野で使われる基本用語を初心者向けに解説します。

  • パラスポーツ:障がいのある人が参加しやすいようにルールや用具を調整したスポーツの総称です。現在では障がいの有無に関わらず誰でも楽しめるスポーツとして認知が広がっています。
  • D&I(ダイバーシティ&インクルージョン):ダイバーシティ(多様性:性別、年齢、障がいの有無など)を認め合い、インクルージョン(包摂:互いの個性を活かし合うこと)を目指す考え方です。
  • Well-Being(ウェルビーイング):病気でないことだけでなく、身体的・精神的・社会的に良好で幸福な状態を表す概念です。
  • ジョイントマーケティング:複数の団体や企業が共同でプロモーションや活動を行い、知名度向上や資源の相互活用を図る手法です。

プログラム概要と実施競技一覧

日別のプログラム内容および参画競技の実施形式を一覧表で確認できます。

開催日程ごとのプログラム比較

項目11月13日(金)企業向け特別プログラム11月14日(土)一般参加日
対象者企業・法人のCSR・D&I・人事担当者等一般来場者(ファミリー・学生・地域住民等)
開催時間13:30~15:3010:00~15:30
主な実施内容パラスポーツ体験、企業連携紹介、個別相談4競技の体験、3競技の展示、スタンプラリー、馬とのふれあい
参加申込事前申込制自由参加

参画7競技の実施形式一覧

競技名競技団体名当日の実施形式
パラ射撃一般社団法人日本パラ射撃連盟体験
パラフェンシング一般社団法人日本パラフェンシング協会体験
車いすカーリング一般社団法人日本車いすカーリング協会体験
パラ馬術一般社団法人日本障がい者乗馬協会体験(同会場で大会同時開催)
パラ・パワーリフティング特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟用具展示・競技紹介
知的障がい者水泳一般社団法人日本知的障害者水泳連盟競技紹介
知的障がい者卓球一般社団法人日本知的障がい者卓球連盟競技紹介

よくある質問(Q&A)

Q1. イベントへの参加費用は必要ですか?

A. 日本パラ・パワーリフティング連盟のプレスリリースによると、11月14日(土)の一般参加日における入場およびパラスポーツ体験・見学は無料で参加いただけます。

Q2. 運動が得意でない子どもでも楽しめますか?

A. はい。安全面に配慮された専用の体験用具や専門のスタッフによるサポートが用意されているため、お子様や運動経験の少ない方でも安心して楽しむことができます。

Q3. 企業向け特別プログラムの申込方法はどこで確認できますか?

A. 11月13日(金)の企業向け特別プログラムは事前申込制です。P.UNITEDの公式サイトや公式SNS、または事務局(P.UNITED事務局)へのお問い合わせを通じて案内されています。


まとめ:パラスポーツパークで体験する共生社会の第一歩

「パラスポーツパーク IN 馬事公苑」は、パラスポーツの楽しさと意義を身近に体験できる貴重なイベントです。

  • 一般・ファミリー層:11月14日(土)の一般参加日に来場し、スタンプラリーや体験プログラムを通じて楽しみながらパラスポーツとD&Iの理解を深めることができます。
  • 企業・法人担当者:11月13日(金)の特別プログラムに参加することで、D&I推進やCSR活動、社内エンゲージメント向上に向けた具体的な連携のヒントを得ることができます。

障がい者スポーツの普及と共生社会の実現に向けた取り組みとして、ぜひ本イベントへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。


本記事は、特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟が配信したプレスリリース(2026年11月6日発表)およびP.UNITED公式資料に基づき構成されています。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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