パラフェンシング笹島貴明選手がアジアパラ競技大会日本代表に選出

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)広報部に所属するパラフェンシング選手、笹島貴明氏が、2026年10月18日から24日にかけて愛知県・名古屋市を中心に開催される「第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)」の日本代表選手に選出されました。この選出は、笹島選手のこれまでのたゆまぬ努力と実績が評価された結果です。

第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)の概要と重要性

アジアパラ競技大会は、アジアパラリンピック委員会(APC)が主催する、4年に一度開催されるアジア最大の障がい者総合スポーツ大会です。今回、日本で初めて開催されることとなり、その歴史的な意義は大きいと言えるでしょう。特にパラフェンシング競技においては、2028年ロサンゼルス・パラリンピックの出場選考に関わる重要な大会として位置づけられています。

大会の詳細は以下の通りです。

  • 大会名称: 第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)

  • 開催期間: 2026年10月18日(日)~10月24日(土)

  • 開催都市: 愛知県、名古屋市を中心とする地域

  • パラフェンシング競技会場: 名古屋市稲永スポーツセンター

  • 大会公式サイト: https://www.asianparagames-2026.org/ja/

笹島貴明選手の経歴と実績

笹島貴明選手は、2013年にIIJに入社後、スノーボード中の事故により車椅子を使用する生活となりました。その後、東京都主催のスポーツ選手発掘事業を通じてパラフェンシングと出会い、競技を本格的に開始。IIJでの業務と競技活動を両立させながら、2016年には日本代表に選出されました。

それ以降も精力的に競技活動を続け、数々の国際大会で上位入賞を果たしています。2026年8月には、これらの国際大会での実績が評価され、文部科学省の「スポーツ功労者・国際競技大会優秀者等表彰」を受賞しました。

最近の主な戦績は以下の通りです。

  • 2026年5月 サテライトワールドカップ(フランス・オランジ) フルーレ 優勝、サーブル 準優勝、エペ 3位

  • 2026年5月 ワールドカップ(米国・ブラーデントン) フルーレ 6位、エペ 7位

  • 2025年9月 ワールドカップ(インドネシア) フルーレ 優勝、エペ 準優勝、フルーレ団体 優勝

  • 2025年9月 世界選手権(韓国) エペ12位、フルーレ 23位

  • 2025年7月 全日本選手権 フルーレ 優勝、エペ 優勝(2冠)、サーブル 準優勝

競技活動の傍ら、全国の学校や自治体向けの講演活動やパラフェンシングの体験会などを通じて、競技の魅力発信や普及にも積極的に取り組んでいます。

笹島選手からのコメント:大会への意気込み

笹島選手は今回の日本代表選出にあたり、以下のようにコメントしています。

「日本国内ではじめて開催されるアジアパラ競技大会に、日本代表として出場できることを大変光栄に思います。本大会は2028年ロサンゼルス大会出場に関わる重要な大会でもあり、日頃から応援いただいている皆さまの期待に良い結果で応えられるよう、全力を尽くします。ぜひ会場となる名古屋市稲永スポーツセンターに足を運んでいただき、パラフェンシングの魅力を肌で感じていただければ嬉しいです。」

IIJが推進するパラスポーツ支援:多様な社会の実現へ

IIJは、「多様な能力や価値観を持つ人が活躍できる社会の実現」という理念のもと、2016年から笹島貴明選手を社員アスリートとして支援しています。これは、笹島選手がパラフェンシング競技と仕事を両立できるようサポートするものです。

さらに、IIJは笹島選手の競技活動支援に留まらず、以下の取り組みを通じてパラフェンシングの魅力発信・競技普及にも貢献しています。

IIJは今後も、笹島選手の競技活動と、パラフェンシングの魅力発信・普及の取り組みを継続して支援していく方針です。

障害福祉分野における企業支援の意義

企業がパラスポーツ選手を支援し、その活動を広く発信することは、単にアスリートの競技力向上だけでなく、障害福祉分野全体に大きな影響を与えます。このような取り組みは、多様な人材が活躍できる社会の実現に向けた企業の姿勢を示すものであり、パラスポーツの認知度向上や、障害のある方々への理解を深める機会となります。

また、社員アスリートとして競技と仕事を両立するモデルは、障害のある方々にとってのキャリアパスの可能性を広げ、社会参加を促進する上でも重要な意味を持ちます。

読者の疑問を解決!パラフェンシングQ&A

障害福祉に関心のある読者の皆様が抱く可能性のある疑問にお答えします。

Q1: アジアパラ競技大会とはどのような大会ですか?

A1: アジアパラ競技大会は、アジア地域最大の障がい者総合スポーツ大会です。アジアパラリンピック委員会(APC)が主催し、夏季オリンピック・パラリンピックの中間年にあたる4年に一度開催されます。今回は日本で初めて開催されるため、特に注目されています。

Q2: パラフェンシングはどのような競技ですか?

A2: パラフェンシングは、車いすに座って行うフェンシングです。競技者は車いすを固定し、上半身の動きと剣さばきで勝敗を競います。フルーレ、エペ、サーブルの3種目があり、それぞれ攻撃の優先権や有効面が異なります。戦略性やスピード感が魅力の競技です。

Q3: IIJは笹島選手をどのように支援していますか?

A3: IIJは、笹島選手を社員アスリートとして雇用し、競技活動と業務の両立をサポートしています。具体的には、競技活動に必要な環境整備や遠征費の支援、さらに特設サイトや広報誌での情報発信を通じて、パラフェンシング自体の魅力発信や普及活動にも力を入れています。

まとめ

IIJ所属のパラフェンシング選手、笹島貴明氏が第5回アジアパラ競技大会の日本代表に選出されたことは、日本のパラスポーツ界にとって喜ばしいニュースです。笹島選手のこれまでの努力と実績、そしてIIJによる継続的な支援は、多様な社会の実現に向けた重要な一歩と言えるでしょう。2026年10月の大会では、笹島選手が最高のパフォーマンスを発揮し、良い結果を残すことを期待せずにはいられません。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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