医療的ケア児ママが活躍するカフェ「カフェ・ドゥ・チルミル」、クラウドファンディングで目標140%達成!快適な環境整備で障害福祉の働き方を応援

宮城県仙台市泉区で、医療的ケア児の母親たちが働く「カフェ・ドゥ・チルミル」は、READYFORで実施されたクラウドファンディング「医ケア児ママのカフェを続けたい!傷んだアウトドア家具更新にご支援を」において、目標金額60万円に対し、140%となる84万円の支援を集め、成功裏に終了しました。集まった支援金は、カフェのスポットクーラー設置と傷んだアウトドア家具の入れ替えに活用され、より快適な環境が整備されることになります。

医療的ケア児ママの働く場を創出する「カフェ・ドゥ・チルミル」とは?

「カフェ・ドゥ・チルミル」は、社会福祉法人あいの実が運営するカフェです。ここでは、医療的ケア児(日常的に医療的な処置が必要な子どもたちを指し、例えば痰の吸引や経管栄養などを受ける子どもたちのことです)を育てる母親たちが、それぞれの状況に合わせて働く機会を得ています。このカフェは、医療的ケア児の家族が直面する課題の一つである「働きにくさ」を解消し、社会参加を促進する重要な役割を担っています。

カフェの入口で働く女性たち

クラウドファンディング成功の背景:89名が支援した障害福祉支援

2026年6月5日から7月26日まで実施されたクラウドファンディングは、最終的に89名の支援者から840,000円の寄付を受け、目標金額600,000円を大きく上回る達成率140%を記録しました。この成功は、医療的ケア児とその家族を支える取り組みへの社会的な関心の高さを示すものと言えるでしょう。

プロジェクトの詳細は、以下のページで確認できます。

支援が実現する「カフェ・ドゥ・チルミル」の新たな環境:快適な障害福祉施設へ

集まった支援金は、当初の約束通り、カフェにスポットクーラーを設置し、傷んだアウトドア家具を入れ替えるために使われます。これにより、夏の暑い時期でも快適に過ごせる環境が整い、働く母親たちや来店するお客様にとって、より心地よい空間が提供されることになります。快適な環境は、働く意欲の向上や、お客様のリピートにも繋がることが期待されます。

カフェで働く女性

社会福祉法人あいの実の取り組み:医療的ケア児家族支援の未来

「カフェ・ドゥ・チルミル」を運営する社会福祉法人あいの実は、仙台市泉区を拠点に、医療的ケア児者とその家族への支援(生活介護、短期入所、訪問介護等)を事業内容としています。このカフェの運営も、その支援活動の一環です。

社会福祉法人あいの実の専務理事である久保潤一郎氏は、「このたびは、カフェ・ドゥ・チルミルのクラウドファンディングにご支援をいただき、ありがとうございました。(中略)医療的ケアの必要なお子さんを育てる親御さんが働ける場所を続けていくうえで、この夏の環境を整えられることの意味は小さくありません。まずは、募集期間中、お力添えをいただいたことへの御礼まで」とコメントを寄せています。この言葉からは、支援への深い感謝と、働く母親たちへの配慮が伺えます。

まとめ:地域と社会が支える、医療的ケア児家族の新しい働き方

「カフェ・ドゥ・チルミル」のクラウドファンディング成功は、医療的ケア児の母親たちが社会と繋がり、活躍できる場を求める声が、多くの人々に届いた結果と言えるでしょう。この取り組みは、障害福祉分野における「働く」ことの多様な可能性を示し、地域社会全体で支え合うことの重要性を改めて教えてくれます。今後、カフェが提供する快適な空間が、働く母親たちのさらなる活躍と、地域住民の交流の場となることが期待されます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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