夏休みの自由研究に最適!お台場で親子向け「バリアをくずせ!」ワークショップ開催

日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)が主催するこのイベントは、小学4年生から中学3年生の子どもとその保護者(高校生を除く18歳以上)を対象としており、1組3名まで参加が可能です。参加費は無料で、事前申し込みによる先着順で受け付けが行われます。

2時間半のプログラムを通して、参加者は普段の生活の中にある「バリア」を見つけ、それを「くずす」ためのアイデアをパラアスリートと共に考えます。このワークショップは、パラスポーツの体験は含まれていませんが、座学や対話を通じて、共生社会の実現に向けた新しい視点を得る機会となるでしょう。

普段は入れない「日本財団パラアリーナ」で特別な体験

イベント会場となる「日本財団パラアリーナ」は、東京都品川区東八潮に位置し、新交通ゆりかもめ・東京国際クルーズターミナル駅が最寄駅です。敷地内には無料駐車場も完備されており、利用を希望する場合は申し込み時に伝えることができます。

日本財団パラアリーナは、パラアスリートの練習環境向上や普及啓発イベントの実施を目的として2018年6月にオープンしました。これまで延べ8.3万人を超えるパラアスリートが利用しており、普段は一般公開されていない施設で、特別な学びの場が提供されます。

パラアスリートと共に「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」を学ぶ

本ワークショップでは、以下の4つのステップで、子どもたちのマインドセットの変化を促します。

  1. 身の回りにあるバリアを様々な視点から見つける。
  2. バリアをなくすための工夫を考える。
  3. パラアスリートが利用する体育館の「リアル」を探検する。
  4. 「明日から自分にできること」=「あすチャレ!」を考える。

このプログラムを通じて、参加者は「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」について深く学ぶことができます。

  • バリアフリー: 障害のある人が社会生活を送る上で障壁となるもの(物理的な段差、情報へのアクセス困難、制度上の制限など)を取り除くこと。

  • ユニバーサルデザイン: 障害の有無や年齢、性別、能力などにかかわらず、誰もが利用しやすいように製品や環境を設計すること。

ワークショップには、以下のような著名なパラアスリートが講師として参加する予定です。

  • 有安諒平(パラローイング / パラクロスカントリースキー)

  • 高田朋枝(ゴールボール)※午後の部のみ

  • 馬島誠(パラパワーリフティング / パラアイスホッケー)

  • 森宏明(パラクロスカントリースキー)

  • 山本恵理(パラパワーリフティング)

  • 渡邊剛(パラ卓球)

※イベントの内容および講師は変更になる場合があります。

「あすチャレ!」プログラムとは?共生社会を育むDEI教育

本イベントは、日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)が提供するDEI教育・研修プログラム「あすチャレ!」の一環として開催されます。

「あすチャレ!」は、小・中・高・特別支援学校向けの教育プログラム(文部科学省後援)や、企業・団体・自治体・大学向けの研修プログラムとして、多様なニーズに合わせて活用されています。80名以上のパラアスリート講師が在籍し、2016年4月のプログラム開始から2026年3月末までに国内外で6,470回開催され、66万人以上が参加しています。

「あすチャレ!」が提供する主なプログラムは以下の通りです。

  • あすチャレ!スクール: パラスポーツ体験型授業

  • あすチャレ!ジュニアアカデミー: パラスリートと共生社会を学ぶワークショップ型授業

  • あすチャレ!Academy: パラスリートから学ぶ共感力・ダイバーシティ研修

  • あすチャレ!運動会: 誰でも参加できるパラスポーツ体験・運動会プログラム

  • あすチャレ!メッセンジャー: パラスリート・指導者の講師紹介プログラム

  • DEI(Diversity, Equity & Inclusion): 多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包摂性(Inclusion)を意味する言葉で、様々な背景を持つ人々が尊重され、公平な機会を得て、組織や社会に積極的に参加できる状態を目指す考え方を指します。

「あすチャレ!」の詳細については、あすチャレ!とはをご覧ください。

日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)の取り組み

日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)は、「SOCIAL CHANGE with SPORTS」をスローガンに掲げ、スポーツを通じて一人ひとりの違いを認め、誰もが活躍できるDEI社会の実現を目指しています。

2015年5月に活動を開始して以来、パラリンピック競技団体の運営基盤強化に取り組んできました。共同オフィスの開設や、事務局人件費、普及啓発費、広報・マーケティング費などの助成金提供、さらに会計・翻訳といった共通業務を集約する「シェアードサービス」の提供を通じて、効率的な団体運営を推進しています。

また、2024年5月には、運動会にインクルーシブな種目を導入し、インクルーシブ教育推進の機会を提供する新プログラム「パラサポ!インクルーシブ運動会」を開始しました。

パラサポの活動詳細については、パラサポとはをご覧ください。

イベント参加で得られる「新しい視点」と夏休みの思い出

このワークショップは、単なる夏休みの自由研究の題材にとどまらず、子どもたちが社会の多様性に触れ、共生社会について考えるきっかけとなるでしょう。パラアスリートとの直接的な交流を通じて、子どもたちは今まで見えていなかった新しい「視点」を発見し、未来を担う世代として、より良い社会を築くためのヒントを得ることが期待されます。

夏休みの貴重な体験として、ぜひ親子で参加してみてはいかがでしょうか。参加は事前申込制、先着順となりますので、興味のある方は早めの申し込みがおすすめです。イベントの詳細および申し込みについては、以下のリンクをご確認ください。

イベント詳細はこちら

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77