東京レガシーハーフマラソン2026で「東京cheer backビブス」アクションが始動

2026年10月18日に開催される「東京レガシーハーフマラソン2026」において、東京建物株式会社、一般財団法人東京マラソン財団、株式会社ヘラルボニーの3者が協力し、「東京cheer back(チアバック)ビブス」アクションを実施すると発表しました。このアクションは、ランナーが着用する背面ビブスを活用し、スポーツとアートの融合を通じて多様性あふれる社会の実現を目指すものです。

東京cheer backビブスのメインビジュアル

スポーツとアートの融合が目指す多様な社会

「東京レガシーハーフマラソン2026」は、MUFGスタジアム(国立競技場)を発着点とし、国内ハーフマラソンとしては最多となる18,000名のランナーが参加する大規模なスポーツイベントです。一般ランナーから障がい者、パラアスリート、学生チームまで、多様な人々が東京の街を走る楽しさを分かち合います。

今回の「東京cheer backビブス」アクションは、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化を創出するクリエイティブカンパニー・ヘラルボニーの協力のもとで実現しました。障がいのある作家のアートデザインを取り入れたオリジナルビブスを制作・販売することで、ランナーが沿道からの声援に応えるだけでなく、周囲や社会へ応援を返す「cheer back」の輪を広げることを目的としています。

障がい者アートが彩るオリジナルビブスの魅力と支援の仕組み

この特別なビブスは、単なるランニングアイテムに留まらず、障がいのある作家の表現を社会に届け、具体的な支援へとつなげる役割を担っています。

ヘラルボニー契約作家・時永蒼生氏のアート作品「20210425」

ビブスのデザインには、ヘラルボニー契約作家である時永蒼生氏の作品「20210425」が起用されています。この作品は、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2026 Presented by 東京建物|Brillia」で「東京建物|Brillia賞」を受賞したものです。

時永蒼生氏は、幼い頃から絵画に触れ、直接手で絵の具を混ぜ、撫で、引っ掻くようにして作品を創り出すといいます。その躍動的な物質感は、身体を使った制作動作から生まれるものです。作品からは、人の笑顔を好み、悲しむ人に寄り添うという、時永氏の温かい眼差しと優しさが感じられます。

時永蒼生氏の作品「20210425」

ビブスに込められたメッセージ「Run in All Colors」は、ランナー一人ひとりの個性と、アートが持つ多彩な表現を「Colors」に重ね合わせ、誰もが自分らしく走れる社会への願いが込められています。これは、東京レガシーハーフマラソンの「誰もがスポーツを楽しめる世界」という理念と、ビブスを通じた応援・寄付の想いを象徴する言葉です。

東京cheer backビブス(メッセージ有)

東京cheer backビブス(メッセージ無)

ビブス購入が障がい者支援につながる仕組み

「東京cheer backビブス」は、ランナー自身の背中を押すだけでなく、その売上の一部が作家に還元されるほか、障がいのある方を対象にした陸上教室運営(東京マラソン財団スポーツレガシー事業 パラ陸上チャレンジサポート)のための寄付となります。これにより、ビブスを購入し着用するランナーは、知らず知らずのうちに障がい者支援に貢献できる仕組みです。

購入方法と受け取り場所の詳細

ビブスの販売期間は2026年8月1日(金)9時00分から8月31日(日)21時00分までです。価格は880円(税込)で、一人1枚までの申し込みとなります。制作可能枚数に達し次第、受付終了となるため、関心のある方は早めの申し込みが推奨されます。

ビブスの引渡しは、本大会EXPO内の東京建物ブースで行われます。期間は2026年10月16日(金)11時00分~21時00分10月17日(土)10時00分~20時00分で、会場はMUFGスタジアム(国立競技場)です。

申し込みは以下のサイトから可能です。
東京cheer backビブス 申込みサイト

東京建物・東京マラソン財団・ヘラルボニーの連携によるこれまでの取り組み

今回の「東京cheer backビブス」アクションは、3者がこれまで共同で推進してきた「スポーツ×アート」の取り組みの一環です。障がいのあるなしに関わらず誰もが尊重され、表現や体を動かすことを楽しめる社会の実現を目指すという共通の目標のもと、多角的な連携が図られています。

「“YNK” TURNING POINT」に込められたインクルーシブな想い

東京建物は、東京駅前の八重洲・日本橋・京橋(YNK)エリアを重点にまちづくりを進めており、東京マラソン財団の「ランニング起点で暮らしとまちの環境を整える」ミッションと合致しています。2025大会からは、日本橋に設けられるコースの折返し点を「“YNK” TURNING POINT」と命名しています。

この折返し点に設置されるタワーは、ヘラルボニーとのコラボレーションにより、本ビブスと同じ時永蒼生氏の作品「20210425」のデザインで彩られています。これは、本大会のコンセプトの一つである「インクルーシブな社会の実現」を象徴する取り組みです。

東京レガシーハーフマラソン2025の「“YNK” TURNING POINT」

「“YNK” TURNING POINT」のLEDスクリーン広告

ランナーが通過する「“YNK” TURNING POINT」

パラ陸上教室など、スポーツを通じた障がい者支援の拡大

東京レガシーハーフマラソンでは、障がいのある方々のスポーツ参加・大会参加をさらに推進することを目指しています。大会終了後には、MUFGスタジアム(国立競技場)内でパラ陸上教室も予定されており、スポーツを通じた障がい者支援の機会が提供されます。東京マラソン財団は、ウェルビーイングな社会の実現に向け、スポーツとアートの融合による取り組みを推進しており、これらの活動がDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン:多様性・公平性・包摂性)の促進につながることが期待されます。

東京レガシーハーフマラソン2026大会概要

  • 大会名: 東京レガシーハーフマラソン2026

  • 主催: 一般財団法人東京マラソン財団

  • 共催: 東京都、公益財団法人日本陸上競技連盟、公益社団法人東京都障害者スポーツ協会

  • 開催日: 2026年10月18日(日) ※雨天決行

  • 開催地: MUFGスタジアム(国立競技場):東京都新宿区霞ヶ丘町10-1

  • 公式ウェブサイト: https://legacyhalf.tokyo/

関連団体について

東京建物:社会課題解決と企業成長の両立

1896年創業の日本で最も歴史ある総合不動産会社で、2026年10月には創業130年を迎えます。長期ビジョン「次世代デベロッパーへ」を掲げ、事業を通じて「社会課題の解決」と「企業としての成長」を両立し、すべてのステークホルダーにとっての「いい会社」の実現を目指しています。本大会にはメジャーパートナーとして3回連続で協賛しています。

東京マラソン財団:ランニングを通じたウェルビーイング社会の実現

「走る楽しさで未来を変えていく。」をミッションに、ランニングスポーツを通じて生活者の健康増進を支え、ランニングを起点に暮らしや街の環境を豊かにすることで、よりよい社会の実現を目指しています。アートプロジェクトも展開し、多様な分野のスペシャリストと連携しながら、スポーツとアートの可能性を探求しています。

東京マラソン財団 ARSPROJECT ロゴ

ヘラルボニー:異彩を放つアートで障害のイメージ変容を

「異彩を、放て。」をミッションとするクリエイティブカンパニーです。障がいのある作家が描く2,000点以上のアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで持続可能なビジネスモデルを構築しています。自社ブランド「HERALBONY」の運営や企業との共創、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の主催など、アートを軸に多角的な事業を展開し、障害のイメージ変容と福祉を起点とした新たな文化創出を目指しています。


Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77