【障害福祉×伝統工芸】益子陶器市に「TERAS」が出店!就労継続支援が生み出す新たな価値

2026年4月29日(水・祝)から5月6日(水・振休)にかけて、栃木県益子町で「第113回 益子春の陶器市」が開催されます。この日本を代表する工藝イベントに、宇都宮発の刺し子ブランド「TERAS」が出店します。「TERAS」は、株式会社TOMOS companyが運営する就労継続支援A型事業所から誕生したブランドであり、「福祉×クリエイティブ」を掲げ、日本の伝統技術を現代のライフスタイルに合わせた製品として提供しています。

陶器市という工藝の文脈の中で、TERASが紡ぐ手仕事の魅力を直接感じられる貴重な機会となるでしょう。

第113回 益子春の陶器市 ポスター

第113回 益子春の陶器市に「TERAS」が出店!福祉と伝統工芸の融合

全国から多くの作り手と来場者が集まる益子陶器市は、陶器だけでなく様々な工藝品との出会いの場です。TERASは昨年の出店でも多くの来場者と交流し、好評を博しました。今年も開催前から注目が集まっており、新緑が美しい初夏の益子で、TERASの刺し子の手仕事に触れることができます。

TERAS出店情報

  • 会期: 2026年4月29日(水・祝)~5月6日(水・振休)

  • 時間: 9:00〜17:00(最終日は16:00まで)

  • 出店場所: 城内坂入口より約100m(Lila様隣)

益子陶器市の散策とあわせて、ぜひTERASのブースにもお立ち寄りください。

屋外マーケットのTERASブース

第113回 益子春の陶器市 開催概要

  • 名称: 第113回 益子春の陶器市

  • 会期: 2026年4月29日(水・祝)~5月6日(水・振休)

  • 会場: 栃木県芳賀郡益子町内各所

  • 主催: 益子町観光協会

「TERAS」が紡ぐSASHIKOとBORO:就労継続支援から生まれたブランドの魅力

「TERAS」は、日本の伝統技術であるSASHIKO(刺し子)とBORO(襤褸)を現代の暮らしに提案するブランドです。「手を抜かず手間をかける」モノづくりを大切にし、一つ一つ丁寧に作られたオリジナル製品は、その温かみと高い品質で多くの人々を魅了しています。株式会社TOMOS company内の就労継続支援A型事業所として2017年に立ち上がり、障害のある方々がその才能を発揮できる場を提供しています。

刺し子をしている手元

伝統技術を現代に:注目の展示・販売アイテム

今回の陶器市では、TERASの人気アイテムが多数展示・販売される予定です。すべて一点もののため、売り切れ次第終了となる可能性があります。

  • BORO|アイテム各種

  • SASHIKO|Tシャツ

  • SASHIKO|バッグ・小物各種

  • SASHIKO|藍染Tシャツ

  • SASHIKO|「Pepar」コラボシャツ

3色のTシャツ

藍染めパッチワークジャケット

巾着袋2点

藍色のキャップとポーチ

藍染ジャケットとグレーのスウェット

布製収納バスケットとトートバッグ

藍染めパッチワークのジャケットとトートバッグ

「ハラカド」常設店と今後の展望

TERASは2024年に原宿「ハラカド」に常設店を構え、伝統技術の文化とその背景にあるストーリーを発信してきました。2026年からはシーズンレスで年中BOROジャケットを販売する予定で、原宿で通年BORO(襤褸)商品を扱うのはTERASハラカドのみとなる見込みです。

株式会社TOMOS companyの挑戦:福祉からブランドを創る「境目のない世界」へ

TERASを運営する株式会社TOMOS companyは、就労支援事業所の運営を基盤に、「SASHIKO・BORO」を軸としたブランド展開を通じて、「福祉からブランドをつくる」という先進的なモデルをいち早く実現してきました。地域発のクラフトを現代のライフスタイルに合わせ、国内外でのコラボレーションや販売を広げています。

TOMOS company企業ロゴ

「与えられる福祉から、与えるクリエイティブ」へ

TOMOS companyは、「与えられる福祉から、与えるクリエイティブ」という理念のもと、障害のある方々が生産活動を通じて社会に貢献できる仕組みを構築しています。2026年末には、宇都宮に業界初の「グループホーム併設・オープンファクトリー」を開業する計画があり、生産・販売・見学/体験が循環する「魅せる現場」を通じて、「境目のない世界」の実現を目指しています。

事業内容

  • 就労継続支援A型・B型事業所の運営

  • 障がいのある方々の就労支援と一般就労への橋渡し

  • SASHIKOや100年以上前の古布・BOROを活用したブランド「TERAS」の企画・制作・販売

  • 福祉とデザイン、アート、ファッションを融合したプロジェクトの企画・運営

  • オープンファクトリーやグループホームを通じた地域交流・教育活動の推進

益子陶器市で出会う、手仕事の温かさと社会貢献の新たな形

益子春の陶器市は、伝統的な焼き物だけでなく、様々な手仕事の魅力に触れられる特別なイベントです。TERASのブースでは、刺し子や襤褸といった日本の伝統技術を継承し、現代に息づかせる製品を通して、その背景にある「福祉×クリエイティブ」の精神を感じることができるでしょう。

障害のある方々が「手を抜かず手間をかける」ことで生み出された製品は、作り手の想いや温かさが込められています。ぜひこの機会に、益子陶器市を訪れ、TERASのブースで手仕事の温かさと、社会貢献の新たな形に触れてみませんか。きっと、心に残る出会いがあるはずです。

株式会社TOMOS companyの取り組みに関する詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。


Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77