精神科訪問看護の新たな視点:「こころのケア ミーティング」で深まるリカバリー支援
2026年5月16日、大阪にて「こころのケア ミーティング」が開催されました。このイベントは、訪問看護専用電子カルテ「iBow(アイボウ)」を提供する株式会社eWeLLが共催し、全国から精神科訪問看護師をはじめとする医療機関・介護・就労支援関係者、当事者・ご家族など約80名が参加しました。

当日は講演、トークセッション、参加型ワークを通じて、支援者が症状管理にとどまらず、当事者のこころに寄り添い、その可能性を引き出す関わり方を学ぶ貴重な場となりました。
精神科訪問看護の現場が求める「対話」と「リカバリー」
精神科の在宅支援では、症状の改善や管理だけでなく、当事者一人ひとりの「生活」や「本音」に寄り添う関わりが求められています。しかし、現場の支援者からは「対話を通じた支援に手応えを感じにくい」「症状管理という役割に限界を感じる」といった声も聞かれます。このような現場の課題に対し、今回のセミナーは「リカバリー(こころの回復)」を軸に学び合い、日々の実践につながるヒントを得ることを目的に企画されました。
参加者の約7割は訪問看護従事者(主に精神科訪問看護)で、その他にも就労支援、精神科病院、グループホーム、介護事業関連、当事者とそのご家族など、多様な背景を持つ人々が集いました。

精神科訪問看護の専門家と当事者が語る「対話」と「リカバリー」の実践
イベントでは、精神科訪問看護および就労支援分野の最前線で活躍する4人の専門家と当事者が登壇し、それぞれの知見を共有しました。
小瀬古 伸幸氏による「対話の実践力」
訪問看護ステーションみのり副社長で精神科認定看護師の小瀬古伸幸氏は、冒頭の講演で「対話を“目的化”するのではなく“続けること”自体の意味」を伝えました。参加者同士のワークショップも行われ、対話の重要性を体験的に学ぶ機会となりました。

eWeLLランチョンセミナー:「本来の看護」に専念できる環境づくり
昼食時にはeWeLLによるランチョンセミナーが開催され、「専門職が“本来の看護”に専念できる環境の整え方」と題して、業務の「管理」を仕組み化することで負担を減らし、「対話」を深める時間を創出する取り組みが紹介されました。

訪問看護専用電子カルテ「iBow」を活用することで、専門職が本来の看護に集中できる環境をどのように実現するかについて説明がありました。

増川 ねてる氏が語る「当事者のリカバリー」
午後の講演では、WRAP®アドバンスレベルファシリテーターである増川ねてる氏が登壇しました。当事者でありピアサポーターとしての経験から、「リカバリーは確かに存在する」という力強いメッセージが語られ、会場は大きな盛り上がりを見せました。支援者にとっては、当事者の感じ方や苦悩といった本音に触れる貴重な機会となりました。

中村 義幸氏と野田 貴士氏による連携の議論
MIRAI訪問看護ステーション非常勤取締役の中村義幸氏と、株式会社ミチルワグループ ハンズカンパニー本部長の野田貴士氏によるトークセッションでは、「就労移行支援と精神科訪問看護のより良い連携」がテーマとなりました。就労だけでなく「働き続ける」を支えるための実践知が、データと現場視点の双方から議論され、会場からも積極的な意見が寄せられました。


参加者からの声:明日からの実践につながる学び
イベント後、参加者からは以下のような声が寄せられました。
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「当事者さんやピアサポーターさんとお話しできて良かったです。新しい学びがありました」(訪問看護 管理者)
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「対話やWRAPなど、知らないことをたくさん学べてよかったです。増川ねてるさんのお話もっと聞きたかった」(訪問看護師)
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「仕事で活かせることが多々ありましたので、日々の現場で実践したいです」(介護事業所 管理者)
eWeLLが推進する精神科訪問看護のDXと「本来の看護」への貢献
eWeLLは「ひとを幸せにする」をミッションに掲げ、DX(デジタルトランスフォーメーション)で在宅医療の業務を支援し、医療従事者の生産性と患者QOLの向上に貢献しています。訪問看護専用電子カルテ「iBow」や、地域全体の医療リソースを最適化するマッチングプラットフォーム「けあログっと」などを提供しています。
これらのソリューションと、今回のような現場の支援者・当事者・関連事業者が立場を超えて学び合う取り組みを通じて、eWeLLは支援者が「本来の看護」「本来の対話」に専念できる環境づくりに貢献していきます。

関連情報
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eWeLL公式サイト: https://ewell.co.jp
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eWeLL IR情報: https://ewell.co.jp/ir
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iBow公式サイト: https://ewellibow.jp
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けあログっと公式: https://carelogood.jp

まとめ:精神科訪問看護の未来を共創するイベントの意義
「こころのケア ミーティング」in大阪は、精神科訪問看護の現場が直面する課題に対し、「対話」と「リカバリー」という新たな視点をもたらす重要なイベントとなりました。専門家と当事者が一堂に会し、知識と経験を共有することで、より質の高い支援のあり方が探求されたのです。
DXの活用による業務効率化は、支援者が「本来の看護」に専念し、当事者との「対話」を深めるための時間と心の余裕を生み出します。このような取り組みが、全国の精神科訪問看護の質を高め、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる社会の実現に貢献していくことでしょう。

