視覚障がい者スポーツの発展へ新たな一歩!ニデックと日本ゴールボール協会がパートナー契約

2026年4月1日、株式会社ニデック(以下「ニデック」)と一般社団法人日本ゴールボール協会(以下「日本ゴールボール協会」)が「オフィシャル・ブロンズ・パートナー契約」を締結しました。このパートナーシップは、視覚障がい者スポーツであるゴールボールの振興と、誰もが暮らしやすい共生社会の実現を目指すものです。

ニデックと日本ゴールボール協会のパートナーシップ、その背景と目的

ニデックは、「見えないものを見えるようにする」という理念のもと、長年にわたり視覚に関わる技術の発展に尽力してきました。特に、目に疾病のある方を支えるための取り組みに力を入れており、今回のパートナーシップも「パートナーと共にQOL(Quality of Life)の向上を実現する」という方針に基づいています。

NIDEKロゴ

一方、日本ゴールボール協会は、国内におけるゴールボール競技の中央競技連盟として、視覚障がい者スポーツの普及促進、国内大会の開催、日本代表選手の国際大会派遣など、多岐にわたる活動を通じて競技の振興に取り組んでいます。

日本ゴールボール協会ロゴ

この両者の連携は、ニデックが培ってきた視覚に関する技術や知見と、日本ゴールボール協会が推進するスポーツの力が結びつくことで、視覚障がいのある方々の生活の質の向上と、共生社会の実現に大きく貢献することが期待されています。

ゴールボールとは?視覚障がい者が輝くパラスポーツの魅力

ゴールボールは、視覚障がいのある選手が音の出るボールを使い、鈴の音を頼りに得点を競うパラスポーツです。選手全員がアイシェードを着用してプレーするため、視力の有無や程度に関わらず、すべての選手が同じ条件で参加できるという特徴があります。

聴覚や身体感覚を研ぎ澄ませてボールの位置を把握し、攻撃や防御を行うこの競技は、国内外で幅広く親しまれており、パラリンピックの正式競技としても採用されています。ダイナミックな動きと戦略性が魅力で、観る人をも惹きつけるスポーツです。

パートナーシップに込める両者の想い:共生社会の実現へ

今回のパートナーシップ締結にあたり、両者から温かいコメントが寄せられています。

株式会社ニデック 代表取締役社長 小澤 素生氏のコメント

「日本ゴールボール協会とパートナーシップを締結できたことを、大変嬉しく思います。当社は設立当初より目にこだわった製品開発を継続しており、視覚に障がいのある方々から多くの示唆や知見をいただきながら、技術開発を進めてまいりました。このたび日本ゴールボール協会を支援させていただくことを通じて、視覚障がい者と共に歩み、相互理解がより一層深まる社会の実現に貢献できればと願っております。また当社は『気概・違い・世界』を基本姿勢とし、世界に向けて事業を展開しています。日本代表選手の皆様が世界の舞台で活躍されることを、心より応援してまいります。」

一般社団法人日本ゴールボール協会 会長 梶本 美智子氏のコメント

「ニデックは眼科医療機器メーカーとして視覚にかかわる分野で社会に貢献しており、そのような企業に本協会の活動にご理解とご賛同をいただき、オフィシャル・ブロンズ・パートナー契約を締結できたことに大変な喜びを感じています。視覚障がい者スポーツであるゴールボールを推進する当協会にとって同じく『眼科』という領域で、社会と向き合うニデックとの連携は大変意義深く心強いものです。本パートナーシップを大きな力として、ゴールボールの更なる普及と発展、競技力の向上に取り組むとともに視覚障がいへの理解促進と共生社会の実現に向けて、より一層邁進してまいります。」

両者のコメントからは、このパートナーシップが単なる資金提供に留まらず、共に視覚障がい者を取り巻く社会をより良くしていこうとする強い意志が感じられます。

企業と協会の連携がもたらす未来:視覚障がい者スポーツのさらなる発展に期待

ニデックと日本ゴールボール協会のパートナーシップは、視覚障がい者スポーツの振興において、多方面での好影響が期待されます。ゴールボールの知名度向上はもちろんのこと、競技環境の改善、選手育成の強化、そして何よりも、視覚障がい者に対する社会全体の理解が深まるきっかけとなるでしょう。

企業がパラスポーツを支援することは、単にスポーツ界に貢献するだけでなく、多様性を尊重し、誰もが活躍できる社会を目指すというメッセージを社会に発信することにも繋がります。このような取り組みが広がることで、視覚障がいのある方々がより一層スポーツに親しみ、社会参加を促進できる未来がきっと訪れるでしょう。

関連情報:一般社団法人日本ゴールボール協会と株式会社ニデックについて

一般社団法人日本ゴールボール協会

ゴールボール競技を通じて障害の有無を越え交流しあい、スポーツ・文化活動に参加する機会を作り出すことで、共生社会(ノーマライゼーション社会)の実現への貢献を基本理念とする、ゴールボール競技における日本国内の中央競技連盟です。ゴールボール日本代表「オリオンJAPAN」の強化や国際大会への派遣のほか、体験会や講演会を通じたゴールボールの普及、大会の主催・協力、指導者や審判員の育成など、日本全国で活動しています。

公式サイト:

株式会社ニデック

最先端の光学技術と電子技術を基に、医療分野、眼鏡店向け機器分野、コーティング分野という多彩な分野で世界市場に事業を展開している企業です。開発から製造、販売、アフターサービスまで一貫しておこなっており、製品を約100カ国に輸出しています。眼科医療機器・眼鏡機器のリーディングカンパニーとして、世界中の人々が健康な生活を送ることができるようサポートしています。

詳細はWeb サイトをご参照ください。

 

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77