障がい福祉事業所の「工賃向上」を応援!新ECモールアプリ「SAI CITY」とは

けいはんな学研都市に拠点を置く株式会社Resilientは、障がい福祉事業所の工賃向上を支援するECモールアプリ「SAI CITY(サイシティ)」の提供を開始します。Web版は2026年5月31日から、アプリ版は2026年6月10日から利用可能です。

「SAI CITY」は、障がいのある方が制作した商品を販売するオンライン上の商店街です。この新しいプラットフォームは、これまで販売機会が限られていた高品質な商品をより多くの人々に届け、障がいのある方々が正当な対価を得られる場を提供することを目指しています。

SAI CITYの詳細は、以下の公式サイトで確認できます。

http://sai-city.com

「売れない構造」を打破し、正当な対価を。SAI CITY誕生の背景と理念

障がい福祉事業所では、障がいのある方々が心を込めて作った商品が多数存在します。しかし、「いいものなのに売れない」という課題に直面することが少なくありません。このような「売れない構造」は、障がいのある方々の工賃低下という悪循環を生み出していました。

株式会社Resilientは、この現状を打破し、「かわいそう」という視点ではなく、「いいものだから買う」という価値観を社会に広めることを目指しています。SAI CITYは、支援の場としてだけでなく、仕事として成立する仕組みを提供することで、障がいのある方々が制作した商品に対し、適切な対価が支払われることをサポートします。

SAI CITY アプリのロゴ(1)

このアプリのロゴは、犀(サイ)をモチーフに「静かな強さ」と「やさしさ」を表現しています。目元の光は「いいものを見つける」という想いが込められています。

SAI CITYが提供する5つのメリットと「選ばれる仕組み」

SAI CITYは、障がい福祉事業所のオンライン販売における様々な課題を解決し、工賃向上をサポートするための具体的な特徴を備えています。

1. 安定した商品供給を相互に支え合う「モール形式」

商品数が少なく、単独ではオンライン販売の体制を整えることが難しい事業所でも、モール形式(オンライン上の商店街)に参加することで、他の事業所と協力し、売り場全体のボリュームを確保できます。これにより、安定した商品供給と多様な品揃えが可能になります。

2. 負担を最小限に抑える「料金体系」と「運営サポート」

障がい福祉事業所、特に就労継続支援B型事業所の安定した事業運営と利用者の工賃向上を最大の目的としているため、SAI CITYは売上に対して運営手数料を徴収しません。安価なサブスクリプション料金と実費の決済サービス手数料のみで利用できるため、事業所の経済的負担を大幅に軽減します。

また、季節に合わせたトピックスの編集や新着商品の紹介は運営側が行うため、事業所は少ない手間で常に変化のある魅力的な売り場を維持できます。

3. 新たな挑戦を後押しする「テストマーケティング」機能

新しい商品の開発や独立店舗の設置を検討している事業所にとって、SAI CITYはテストマーケティングの場としても活用できます。市場の反応を直接得られることで、今後の商品開発や販売戦略に役立てることが可能です。

4. 集客の課題を解決する「運営主体による広報戦略」

オンライン販売における集客は、多くの事業所にとって大きな課題です。SAI CITYでは、出品者である障がい福祉事業所には利用者家族へのチラシ配布程度の集客を依頼し、それ以外の集客や広報は運営主体が積極的に行います。寄付や応援といった善意に頼るのではなく、商品そのものの魅力で選ばれる売り場づくりと、効果的な情報発信を重視しています。

SAI CITYの利用方法:出品者・購入者向けガイド

SAI CITYは、アプリ版とWeb版の両方で利用可能です。それぞれの利用方法を以下に紹介します。

アプリ版

  • 出品者(障がい福祉事業所)
    App StoreまたはGoogle Playから「SAI CITY」アプリをダウンロードし、TOPページの「出品者募集中」から登録手続きを進めます。仮登録メールの案内に従って入力が完了すると、商品の登録が可能になります。

  • 購入者
    App StoreまたはGoogle Playから「SAI CITY」アプリをダウンロードし、会員登録をすれば、すぐにショッピングを楽しめます。

Web版

  • 出品者(障がい福祉事業所)
    「SAI CITY」サイト(http://sai-city.com)のTOPページにある「出品者募集中」から登録手続きを進めます。仮登録メールの案内に従って入力が完了すると、商品の登録が可能になります。

  • 購入者
    「SAI CITY」サイト(http://sai-city.com)のTOPページヘッダーにある「新規会員登録」から会員登録をすれば、ショッピングを開始できます。

サービス概要と特別なキャンペーン情報

SAI CITY サービス概要

  • サービス名: SAI CITY

  • 提供開始日: 2026年5月31日(日)

  • 料金: 月額1,250円(振込手数料250円、決済サービスアカウント利用料200円、SAI CITY利用料800円 消費税別)

    • 実費にあたる決済サービス利用料は別途必要です。
  • URL: http://sai-city.com

期間限定!お得なキャンペーン

サービス開始を記念して、2026年6月、7月、8月の3ヶ月間はキャンペーン期間となります。この期間中、「SAI CITY利用料」の800円分が無料になります。この機会にぜひSAI CITYの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

SAI CITY アプリのロゴ(2)

株式会社Resilientについて

株式会社Resilientは、障がいのある方々に「もっと選べる」を提供することを目指し、2025年10月に設立された情報通信業の企業です。奈良県生駒市に拠点を置き、代表取締役は小畑 利江子氏が務めています。

  • 商号: 株式会社Resilient

  • 代表者: 代表取締役 小畑 利江子

  • 所在地: 〒630-0251 奈良県生駒市谷田町1615 アコール生駒もやい館4階オフィスルーム4

  • 設立: 2025年10月

  • 事業内容: 情報通信業

  • 資本金: 99万円

  • URL: http://res-ili-ent.co.jp

まとめ:障がいのある方の「働く」を豊かにするSAI CITY

障がい福祉分野における工賃向上は、障がいのある方々が社会に参加し、豊かな生活を送る上で非常に重要な課題です。SAI CITYは、この課題に対し、ECモールという新しいアプローチで解決策を提示しています。

「いいものだから買う」というシンプルな価値観に基づいたこのサービスは、障がいのある方々の働く意欲と、彼らが作り出す商品の価値を正当に評価する社会の実現に貢献することでしょう。今後、SAI CITYが多くの障がい福祉事業所と消費者を繋ぎ、障がいのある方々の「働く」をさらに豊かにしていくことに期待が寄せられます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77