重度訪問介護が高知に初上陸!ユースタイルケアが四国全県展開と小豆島へのサービス提供で障害福祉を新たなステージへ

重度障害や難病を抱える方々が住み慣れた自宅で安心して生活を送るための重要なサービスである「重度訪問介護」。この分野で国内最大規模のサービスを提供するユースタイルラボラトリー株式会社が、2026年8月1日、高知県に新たな事業所「ユースタイルケア 高知 重度訪問介護」を開設しました。

この開設により、同社は四国全県でのサービス展開を達成。さらに、香川事業所を通じて、これまで支援が届きにくかった小豆島への重度訪問介護提供も日本で初めて開始されたと発表しています。この新たな取り組みは、地域の障害福祉を大きく前進させ、多くの人々の在宅生活を支える可能性を秘めていると言えるでしょう。

高知県に初の重度訪問介護事業所「ユースタイルケア 高知」が開設

ユースタイルラボラトリー株式会社は、高知県高知市本町4-2-44 グラン高知県庁前6F-Dに、同社として高知県初となる重度訪問介護サービス事業所「ユースタイルケア 高知 重度訪問介護」を開設しました。これは国内54拠点目にあたります。

高知県での事業所開設は、地域に密着した支援体制を強化し、医療的ケアや常時介護を必要とする障害者や難病患者、そしてそのご家族に、より身近な場所で質の高いサービスを提供することを目指しています。

四国全県でのサービス展開と小豆島への重度訪問介護提供を実現

今回の高知事業所開設により、ユースタイルラボラトリーは四国エリアにおけるサービス展開を完了しました。2024年12月の愛媛事業所、2025年8月の香川事業所、2025年11月の徳島事業所に続き、高知への進出で四国全県をカバーすることになります。

また、香川事業所においては、日本で初めて小豆島への重度訪問介護提供がスタートしたことが特筆されます。これは、地理的な制約から支援が困難だった島しょ部にお住まいの方々への支援を可能にする画期的な一歩であり、今後も四国の島しょ部への支援拡大を目指すとしています。

重度訪問介護とは?在宅生活を支える重要な障害福祉サービスを解説

重度訪問介護とは、重い障害や難病を持つ方が自宅で安心して生活できるよう、入浴、排せつ、食事などの身体介護に加え、長時間の見守りや外出時の移動支援、さらには医療的ケアまでを総合的に提供する障害福祉サービスです。短時間の訪問介護や居宅介護とは異なり、24時間365日の連続的な支援が可能となる点が大きな特徴です。

このサービスは2014年に施行された「障害者総合支援法」により法制化が進められましたが、医療・福祉業界全体での認知度はまだ高くなく、多くの難病患者や重度障害者にサービスが行き届いていない現状も指摘されています。

全スタッフ医療的ケア可能

痰吸引、胃ろう注入など

高知県の障害福祉の現状と高まる重度訪問介護のニーズ

高知県の人口は約63万6000人(令和8年推計)で、障害者手帳所持者数は約5万2000人(令和3年時点)に上ります。特に身体障害者手帳所持者は約3万7000人(令和4年時点)で、そのうち7割以上が65歳以上と高齢化が進んでいます。障害種別では「肢体不自由」が最も多く、身体障害者の大部分が重度(1級・2級)である状況が示されています。

このような背景から、重度の障害や加齢に伴う身体状況の変化があっても、住み慣れた自宅での生活を継続したいと望む方々にとって、24時間体制の見守りや介護を受けられる重度訪問介護サービスの需要は高いと考えられます。また、森林率が全国1位(県土の84%)である高知県では、中山間地域を中心に医療や介護の地域格差が大きく、訪問介護事業者の不足も課題となっています。

福祉の地域格差課題も

高知県政は「障害のある人もない人も共に安心して豊かに暮らせる高知県づくり条例」の理念のもと、重症心身障害児者・医療的ケア児等支援センター「きぼうのわ」を開設するなど、医療的ケアを必要とする児童・障害者(医療的ケア児者)が地域で安心して暮らせる支援体制の構築を進めています。

ユースタイルケアの強み:医療的ケア対応と全国規模のネットワーク

ユースタイルラボラトリーが提供する「ユースタイルケア 重度訪問介護」には、いくつかの特長があります。

  • 国内最大規模の重度訪問介護事業者として、のべ6,000人以上にサービス提供実績があります。

  • 全国のケアスタッフ約5000人すべてが、医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)に係る資格を取得しています。これにより、医療的ケア児から難病や重度障害のある高齢者まで、幅広いニーズに対応可能です。

  • フランチャイズ事業所を含め、全国110カ所以上でサービスを提供しており、広範なネットワークを持っています。

  • 介護保険、医療保険との併用も可能です。

  • 18歳未満の医療的ケア児の利用事例も全国で約100事例に増加しています。

  • 障害者グループホーム、訪問介護・居宅介護・訪問看護など、ユースタイルラボラトリーが運営する他の介護医療サービスとの連携や、ご提案が可能となっています。

重度訪問介護の利用対象者と料金体系

「ユースタイルケア 高知 重度訪問介護」の利用対象者は、重度の肢体不自由または重度の知的障害、もしくは精神障害があり、常に介護を必要とする方です。具体的には、障害支援区分4以上で、以下のいずれかに該当する方が対象となります。

  1. 二肢以上に麻痺などがあり、「歩行」「移乗」「排尿」「排便」のいずれも「支援が不要」以外と認定されている方。
  2. 障害支援区分の認定調査項目のうち行動関連項目等(12項目)の合計点数が10点以上である方。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)、筋ジストロフィー、多系統萎縮症などの難病、脳性麻痺、脊髄損傷、重度心身障害、強度行動障害などが利用例として挙げられています。医療的ケア児の支援も対象となります。利用を検討される方は、まずは相談してみることをお勧めします。

利用料金は、利用料の1割もしくは自己負担上限額を支払う形です。自己負担上限額は世帯所得に応じて0円~3万7,200円(上限)と定められています。生活保護受給世帯と市町村民税非課税世帯は、自己負担なしでサービスを利用できます。

詳細については、以下のサービスサイトをご確認ください。

ユースタイルラボラトリーのミッションと今後の展望

ユースタイルラボラトリー株式会社は、2012年の設立以来、「すべての必要な人に、必要なケアを届ける。」をミッションに掲げ、介護・障害福祉サービスや介護業界向け経営支援事業を展開しています。特に障害福祉分野では国内最大手の重度訪問介護事業者として、全国にサービスを広げています。

同社は今後も全国各地に新規事業所や新規事業を展開し、日本の介護に関わるあらゆる課題解決に挑戦していく方針です。また、フランチャイズ事業や経営サポートサービスを通じて、医療・福祉業界全体のDX化や収益性向上にも取り組んでおり、現場から生まれるイノベーションを育て、広げることで、介護業界全体の課題解決に貢献することを目指しているようです。

ユースタイルラボラトリー株式会社の取り組みは、重度障害や難病を抱える方々が地域社会でより豊かに生活できる未来を築くための重要な一歩と言えるでしょう。今後のさらなる展開にも注目が集まります。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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