パラアイスホッケー伊藤樹選手が全米王者に!世界が注目する若きエースの軌跡

2026年4月30日(木)から5月3日(日)にかけてアメリカ・テキサス州で開催された「2026 Sled Hockey National Championship(2026 全米スレッジホッケー選手権大会)」で、株式会社ビーズインターナショナルに所属するアスリート社員、パラアイスホッケーの伊藤樹選手が、その実力を世界に示しました。伊藤選手がメンバーとして出場したプロアイスホッケーチーム「コロラド・アバランチ」が、全米から集まった約50チームの頂点に立ち、見事優勝を飾りました。

パラアイスホッケー界の注目選手、伊藤樹選手が全米王者に輝く

アイスホッケー世界ランキング1位のアメリカで行われるこの権威ある大会で、コロラド・アバランチは全米1位の栄冠を勝ち取りました。伊藤選手は、本大会の得点ランキングで堂々の4位に位置し、チームの優勝に大きく貢献しています。その卓越したスピードとテクニックで、試合の流れを大きく変える存在として、多くの観客を魅了しました。

伊藤樹選手のコメントから見る、勝利への情熱と今後の飛躍

全米大会での優勝後、伊藤選手は喜びと感謝のコメントを寄せています。彼は、「いつも応援ありがとうございます。全米大会で優勝することができました!昨年に続きコロラドチームとして出場し2連覇を達成できたこと、アメリカ代表の皆さんと共にプレーできたことは本当に幸せです。」と、連覇の喜びとチームメイトへの感謝を語りました。さらに、「また、コロラドが世界でもトップレベルのパラアイスホッケーの環境であると示せたことも嬉しく思います。今後も選手として、そして人としてさらに成長していけるよう努力していきます。これからも応援よろしくお願いいたします!」と、今後のさらなる成長への強い意欲を示しています。

伊藤樹選手の軌跡

2005年9月29日生まれ、大阪府出身の伊藤樹選手は、6歳からアイスホッケーを始めました。小学校3年生のときに事故に遭い脊髄を損傷しましたが、小学校4年生からはパラアイスホッケーに転向し、その才能を大きく開花させました。パラアイスホッケークラブのロスパーダ関西で活動しながら、2018年からは日本代表入りを果たし、国際舞台での活躍を続けています。

彼の主な経歴は以下の通りです。

  • 2018年:日本代表選手に選出

  • 2023年:世界選手権B-pool優勝、日本人史上初の大会ベストプレイヤーMVPに選出

  • 2025年:世界選手権B-pool準優勝、大会最優秀フォワード賞受賞

  • 2025年:イエスハイム2025ワールドパラアイスホッケー最終予選大会1位通過、大会ベストフォワード受賞

  • 2026年:ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会8位入賞

フォワードとして、他を圧倒するスピードとテクニックを武器に、20歳にしてJAPANチームを牽引する若きエースとして称されています。今回の全米優勝は、今後開催される大舞台での活躍に向けて大きな弾みとなるでしょう。

パラアイスホッケーの魅力と今後の発展

パラアイスホッケーは、下肢に障がいのある選手が専用の「スレッジ(そり)」に乗って行うアイスホッケーです。氷上を滑走するスピード感、激しいぶつかり合い、そして緻密なチーム戦略が魅力のスポーツであり、見る者を熱くさせます。伊藤樹選手のような若く才能ある選手たちの活躍は、パラスポーツ全体の認知度向上と、新たな世代の選手育成に大きく貢献しています。彼の挑戦は、多くの人々に勇気と感動を与え、障害福祉に関心を持つきっかけとなることでしょう。

伊藤樹選手を応援しよう!SNS情報

世界を舞台に活躍する伊藤樹選手の最新情報や日々の活動は、彼のInstagramで確認できます。ぜひフォローして、今後の活躍を応援しましょう。

 

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77