この記事で分かること
- 東京2020パラリンピック開催から5年を経て変化した障害福祉やパラスポーツの現状
- 特別番組『パラスポーツTOKYO〜5年後のレガシーツアー〜』の放送概要や注目ポイント
- パラスポーツ体験教室やバリアフリー施策がもたらす共生社会への効果
- 東京都が推進する「2050東京戦略」におけるパラスポーツの位置づけ
- 障害福祉やパラスポーツに関してよく寄せられる疑問とその回答
2021年に開催された「東京2020パラリンピック」から5年という節目を迎えました。当時、競技会場やメディアを通じて感動を届けたパラスポーツですが、私たちの住む街や意識、障害福祉のあり方はどのように変化してきたのでしょうか。
本記事では、東京都が発信した特別番組『パラスポーツTOKYO〜5年後のレガシーツアー〜』の情報を軸に、大会が社会に残した影響やバリアフリーの定着度、共生社会の実現に向けた取り組みについて解説します。
東京2020パラリンピックから5年|障害福祉とパラスポーツの「レガシー」とは?
そもそも「レガシー」とは?障害福祉における言葉の意味
障害福祉やスポーツイベントの文脈で用いられる「レガシー(Legacy)」とは、元来「遺産」を意味する言葉です。単に過去の出来事として残されたものだけではなく、国際大会などの開催によって社会や未来へもたらされる長期的・持続的な好影響やポジティブな変化を指します。
障害福祉分野におけるレガシーには、車いすスロープや多機能トイレの増設といった「物理的なバリアフリー(ハード面)」だけでなく、障害に対する理解促進や心のバリアフリーといった「意識の変容(ソフト面)」も含まれます。
5年間で進んだバリアフリーな街づくりと共生社会の現状
東京2020パラリンピックの開催を契機に、駅や公共施設、スポーツ・文化施設などにおけるバリアフリー化が進められてきました。車いす利用者や視覚・聴覚に障害のある方が安心して外出できる環境づくりは、一定の成果を上げていると考えられています。
一方で、ハード面の整備にとどまらず、地域の中で日常的にパラスポーツを楽しめる機会の確保や、障害のある人とない人が自然に交流できる「共生社会」の構築には、引き続き課題も残されていると言われています。
東京都の特別番組『パラスポーツTOKYO〜5年後のレガシーツアー〜』の概要と見どころ
特別番組『パラスポーツTOKYO』の放送日時・見逃し配信情報
東京都は、東京2020パラリンピックのレガシーを振り返り、未来へのヒントを発信することを目的とした特別番組『パラスポーツTOKYO〜5年後のレガシーツアー〜』を放送します。
- 番組名:特別番組「パラスポーツTOKYO〜5年後のレガシーツアー〜」
- 放送局:フジテレビ(関東地区)
- 放送日時:10月10日(土曜日)14:30〜15:00
- 見逃し配信:
- FNNプライムオンライン(YouTubeチャンネル):放送終了後〜2026年12月31日
- 東京動画:10月中旬〜2026年12月31日
- TVer、FODでも配信予定
関東エリア以外にお住まいの方や、リアルタイム視聴が難しい方でも、YouTubeや各種動画配信サービスを通じて期間中にご視聴いただけます。
豪華出演者とナビゲーター・IPC特別親善大使の登壇
番組には、パラスポーツにゆかりのある多彩なタレント陣やアナウンサーが出演します。
- 出演者:中山秀征さん、はるな愛さん、村上佳菜子さん、ビビる大木さん、サンシャイン池崎さん
- ナビゲーター:西山喜久恵アナウンサー、室岡大晴アナウンサー(フジテレビ)
- スペシャルゲスト:国際パラリンピック委員会(IPC)特別親善大使の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん
IPC(国際パラリンピック委員会)の特別親善大使を務める稲垣さん、草彅さん、香取さんのスペシャルステージの模様やインタビューも紹介される予定です。
「レガシーツアー」で巡るパラアスリート・ボランティア・パラスポーツ体験教室
番組内では「レガシーツアー」と題し、東京2020大会を支えた多様な人々や場所にスポットを当てます。
- パラアスリートやボランティアの軌跡:大会を現場で支えた人々の声や、現在の活動を追います。
- 公共交通機関・施設の変容:街の中にあるバリアフリー設備や文化施設の利用しやすさを検証します。
- 地域に開かれたパラスポーツ体験教室:身近な地域で障害の有無を問わず参加できるスポーツ体験の輪を紹介します。
- 市民からのエピソード・メッセージ:東京2020パラリンピック5周年を契機に寄せられたメッセージを取り上げます。
これらの取材を通じて、社会が手にした成果と今なお存在する課題をわかりやすく伝える構成となっています。
東京都が推進する「2050東京戦略」と障害福祉・パラスポーツの将来像

専門用語解説:「2050東京戦略」と「インクルーシブ(包摂的)」
今回の特別番組の取り組みは、東京都が掲げる長期的指針「2050東京戦略」の一環として位置づけられています。
- 2050東京戦略:誰もが生き生きと暮らせる持続可能な都市・東京を目指すための長期計画です。
- インクルーシブ(包摂的):特定のグループを排除せず、障害の有無、年齢、性別国籍などにかかわらず、誰もが取り残されない社会のあり方を指します。
スポーツを通じてみんながつながる社会へ向けた取り組み
「2050東京戦略」の戦略16「スポーツ『スポーツでつながる』」では、スポーツが持つ力を活用し、人と人、人と地域を良好につなぐ取り組みが促進されています。
パラスポーツは単なる競技にとどまらず、障害福祉への理解を深め、誰もが対等に参加できる共生社会をつくる重要な鍵になると期待されています。
Q&A

Q1. パラスポーツと障害福祉にはどのような関係がありますか?
A. パラスポーツは、障害のある方の健康増進や社会参加の促進に寄与するだけでなく、障害のない人にとっても「多様性」や「バリアフリー」を身近に感じるきっかけとなります。スポーツを通じた交流が深まることで、障害福祉に対する社会全体の理解が向上すると考えられています。
Q2. 特別番組『パラスポーツTOKYO』は関東地区以外でも見られますか?
A. はい、ご視聴いただけます。地上波放送はフジテレビ(関東地区)ですが、放送終了後はYouTubeの「FNNプライムオンライン」チャンネルや東京都の公式動画ポータル「東京動画」、TVerやFODなどの配信サービスで順次公開されるため、全国どこからでもインターネット経由で楽しむことができます。
Q3. 私たち個人が共生社会やバリアフリーに貢献できることはありますか?
A. 大がかりな活動だけでなく、日常の意識や行動から貢献することができます。例えば、駅や街中で車いす利用者や盲導犬を連れた方を見かけた際にスペースを譲ることや、パラスポーツの試合観戦・体験イベントに参加してみることなどが挙げられます。障害福祉に関する正しい知識を持つことも大切な第一歩です。
まとめ:パラスポーツを通じて障害福祉への理解と関心を深めよう

東京2020パラリンピックから5年が経過した現在、街のバリアフリー化やパラスポーツへの認知は広がってきました。しかし、誰もが自然に支え合い、共に生きる社会を実現するためには、私たち一人ひとりの関心と理解が今後も欠かせません。
10月10日放送の特別番組『パラスポーツTOKYO〜5年後のレガシーツアー〜』では、これまでの歩みとこれからの未来に向けたヒントがわかりやすく紹介されます。ぜひ番組の視聴や配信をチェックし、障害福祉や共生社会について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

