UniWave 2026 in 埼玉・宮代とは?開催概要とイベントの魅力

「UniWave」はUniversal(普遍的な)とWave(波)を組み合わせた造語で、一人ひとりの違いを認め合いながら共に生きる社会の実現を目指すという願いが込められています。この「波」は埼玉・宮代町から始まり、全国の地域コミュニティへと広がっていく共生社会実現への「うねり」を表現しているイベントです。

開催日時・場所・入場料

  • 開催日時

    • 2026年8月29日(土)10:00〜17:00

    • 2026年8月30日(日)10:00〜16:00

  • 会場

    • 日本工業大学 5号館5・6・7階(埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1)
  • 入場料

    • 無料

障がい児・者、医療的ケア児・者、高齢者とその家族が対象

本イベントは、障がい児・障がい者、医療的ケア児・者、高齢者、そしてそのご家族や支援者、福祉・医療・教育関係者、地域の皆さまを対象としています。幅広い層の方々が、福祉に関する最新情報や体験を通じて、新たな発見や交流の機会を得られることでしょう。

暮らしを豊かにする特別セミナー:4名の挑戦者が語る未来の福祉

今年の「UniWave 2026」の大きな見どころの一つは、様々な立場で社会の課題と向き合い、新たな可能性を切り拓いてきた4名による特別セミナーです。実体験から生まれた言葉や活動の歩みを通して、福祉、住まい、移動、余暇、旅、テクノロジーの未来を考えるきっかけが提供されます。

特別セミナー

森あそびから広がる可能性:藤田綾子氏の「Forestep」と「JOSI」

8月29日(土)11:00〜12:00

合同会社Fuzi代表の藤田綾子氏は、障がいのある子どもとその家族のための森あそびプログラム「Forestep」を運営しています。医療的ケアを必要とする子どもたちが自然の中で心地よく過ごせる環境づくりに取り組み、アウトドア用バギー「JOSI」の輸入販売も手掛けています。「楽しい!」という体験が、子どもたちの生きる力や家族の前向きな時間につながることを、現場での実践を通して伝えます。

スイッチでつながる世界:松尾光晴氏が語る意思伝達支援

8月29日(土)13:00〜14:00

アクセスエール株式会社 代表取締役の松尾光晴氏は、父親のALS発病をきっかけに、重度障害者の支援機器や入力スイッチの適合に取り組み、意思伝達やコミュニケーション支援の分野で活動を続けてきました。身体のわずかな動きから意思を伝える技術や、その人らしい生活を支える支援機器の可能性について、長年の経験をもとに語ります。

「やってみたい」を叶える旅:栗原亮太氏のバリアフリーレジャー

8月30日(日)11:00〜12:00

ゼログラビティ理事・店長の栗原亮太氏は、奄美大島を拠点に、車椅子の方や障がいのある方も安心して海を楽しめるバリアフリー環境づくりに取り組んでいます。バリアフリー設計の宿泊施設やプール専用ボートを活用し、ダイビングやマリンアクティビティの体験をサポート。「障がいがあるからできない」ではなく、「どうすれば一緒に楽しめるか」を形にしてきた実践から、旅やレジャーの可能性、家族で過ごす特別な時間の価値を伝えます。

電動車椅子で世界一周:宮野秀樹氏の挑戦と多様な社会

8月30日(日)13:00〜14:00

NPO法人ほしぶる理事長の宮野秀樹氏は、21歳のときに交通事故で頸髄損傷を負い、首から下に麻痺が残る中で、電動車椅子との出会いをきっかけに活動の幅を広げてきました。2025年4月には、仲間とともに電動車椅子での世界一周を達成。移動の自由、挑戦することの意味、そして多様な人が共に生きる社会について、自身の経験を通して発信します。

30以上の出展ブースで最新の福祉を「見て・知って・体験」

今年のUniWaveには、福祉機器、住宅設備、福祉車両、医療的ケア用品、食事支援、自助具、衣類・布小物、住まいの相談、チャリティーブース、キッチンカーなど、30以上の出展・協力ブースが集結します。来場者は、最新の福祉機器やユニバーサルデザイン製品の展示・体験を通じて、日々の暮らしをより豊かにするヒントを得られるでしょう。

出展ブース

暮らしを支える「衣・食・住」の最新製品とサービス

会場では、医療的ケア児や障がい児の暮らしを支えるハンドメイド用品の販売や、親子で立ち寄れる遊びの場も展開されます。また、食事や休憩を楽しめるキッチンカーも出店し、福祉を「知る」だけでなく、家族や支援者、地域の人々が自然に交流できる場となることが期待されます。

専門家による「暮らしと住まいの相談コーナー」

「自宅での介護が大変になってきた」「将来の暮らしが不安」といった悩みを持つ方のために、福祉建築士、相談専門員、理学療法士(PT)、当事者ママなど、多職種の専門家が集まる「暮らしと住まいの相談コーナー」が設けられます。住まい、身体、福祉制度、子育てや介護など、様々な視点から皆さまの暮らしをサポートするこのコーナーは、どこに相談したらよいか分からないという方にとって、貴重な機会となるでしょう。

安心して楽しめるイベント環境:サポート体制と設備

イベントでは、医療・福祉系ボランティアスタッフによるサポートが提供され、大人用ベッドや広いおむつ替えスペース、食事ができる広い休憩スペース、無料駐車場も完備されています。これにより、来場者は安心してイベントを楽しめる環境が整えられています。

地域から広がる「UniWave」の共生社会モデル

「UniWave」は、過去2回開催されており、地域に根ざした福祉イベントとして多くの来場者で賑わってきました。NPO法人ケアリフォームシステム研究会の会員企業や賛助会員企業が多数出展し、衣食住に関わる多くの企業が参加しています。地域発の共生社会モデルとして、埼玉・宮代から全国へと共生の「うねり」を広げたいという主催者の強い願いが込められています。

UniWaveの様子

参加予約とイベント詳細情報

入場は無料ですが、事前の参加予約が可能です。特に特別セミナーは席数に限りがある場合もあるため、興味のある方は早めの予約がおすすめです。

2026年8月、埼玉・宮代で「UniWave」に参加してみませんか?

「みんなで手をつなごう 未来の福祉フェスタ UniWave 2026 in 埼玉・宮代」は、障がいや医療的ケア、高齢化といったテーマに関心のある方々にとって、貴重な情報収集と交流の場となるでしょう。最新の福祉動向を知り、体験し、未来の共生社会について考えるきっかけを、ぜひこのイベントで見つけてください。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77