【内容情報】(出版社より)
2022年の初版刊行以降、貧困や虐待に関する問題など、子どもを取り巻く状況は大きく変わるに伴い法・制度・政策も大幅に変化してきた。本書は、2022年の児童福祉法改正等を踏まえ、最新の子ども家庭福祉に関わる課題・法制度に沿って「こども家庭センター」「里親支援センター」等に関する項目を新たに設けるなど、より詳しく・わかりやすくした全面改訂版。重要トピックを見開きで解説しており、子ども家庭福祉の要点を網羅的に理解できる。
【目次】
はじめに
Ⅰ 子ども家庭福祉の状況と基本的考え方
1 少子高齢社会の姿と子どもの育ち
2 現代社会における多様な子ども家庭福祉問題
3 子ども家庭福祉の理念
4 子ども家庭福祉の意義と基本的枠組み
Ⅱ 子どもの権利と子ども観
1 子どもとは何か
2 子ども観の変遷と子どもの権利保障のあゆみ
3 児童の権利に関する条約
4 子どもの権利保障に関する取り組み
Ⅲ 子ども家庭福祉の展開
1 欧米の子ども家庭福祉の展開
2 明治期に子どもを支えた民間活動
3 第二次世界大戦以前の子ども関連施策の展開
4 戦後混乱期と児童福祉法の成立
5 子ども家庭福祉法制の整備(1950~1980年代)
6 子ども家庭福祉法制の改革(1990~2000年代)
7 子ども家庭福祉法制の展開(2010年代以降)
8 社会福祉の計画的推進
9 社会福祉改革と子ども家庭福祉
10 子ども・子育て支援新制度
Ⅳ 子ども家庭福祉の制度
1 子ども家庭福祉を支える主要な法律1──児童福祉法
2 子ども家庭福祉を支える主要な法律2──児童福祉法以外の児童福祉6法
3 子ども家庭福祉に関連する法律
4 子ども家庭福祉の行政
5 子ども家庭福祉の審議機関
6 子ども家庭福祉の財政
7 子ども家庭福祉の費用負担
Ⅴ 子ども家庭福祉の実施機関
1 児童相談所
2 福祉事務所・家庭児童相談室
3 児童家庭支援センター
4 こども家庭センター
5 保健所・市町村保健センター
6 要保護児童対策地域協議会
7 家庭裁判所
Ⅵ 子ども家庭福祉の施設及び里親制度
1 子ども家庭福祉に関わる施設の種類と類型
2 子ども家庭福祉に関わる施設の運営
3 子ども家庭福祉に関わる施設の権利擁護
4 保育所
5 幼保連携型認定こども園
6 児童厚生施設
7 児童発達支援センター・障害児入所施設
8 乳児院
9 児童養護施設
10 母子生活支援施設
11 児童自立支援施設
12 児童心理治療施設
13 自立援助ホーム
14 里親・特別養子縁組制度
15 里親支援センター
16 子ども家庭福祉に関連する施設
17 子ども家庭福祉に関わる施設及び里親制度の課題と展望
Ⅶ 子ども家庭福祉の援助
1 社会福祉の援助の基本と子ども家庭福祉の特性
2 子ども家庭福祉を支える人々に求められる倫理
3 児童相談所の専門職
4 福祉事務所及び家庭児童相談室の専門職
5 施設に配置される職員
6 児童委員・主任児童委員
7 スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカー
8 その他の専門職等
Ⅷ 在宅児童を対象にした子ども家庭福祉の実際
1 母子保健
2 子ども・子育て支援の位置づけと考え方
3 就学前教育・保育施設の現状とあゆみ
4 保育所・幼稚園・認定こども園
5 地域型保育・病児保育・認可外保育施設
6 利用者支援事業
7 地域子育て支援拠点事業
8 さまざまな訪問支援事業
9 子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)
10 子どもの健全育成
11 放課後等デイサービス
12 子ども家庭福祉に関連する地域活動
13 在宅児童を対象にした子ども家庭福祉の課題
Ⅸ さまざまな状況にある子どもを支える子ども家庭福祉の実際
1 子どもの貧困とひとり親家庭への支援
2 外国籍等の子どものいる家庭への支援
3 障害のある子どもへの支援
4 虐待を受けている子どもへの支援
5 社会的養護経験者への支援
6 心理的な課題を抱える子どもへの支援
7 非行等の問題行動のある子どもへの支援
8 さまざまな状況にある子どもを支える子ども家庭福祉の課題
さくいん
- 出版社 : ミネルヴァ書房
- 発売日 : 2023/4/7
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ