Last Updated on 2020年7月23日 by 菅間 大樹

障がいのある人が創るアートを福祉からアートの市場へ

障がいのある人が創るアートを専門に取り扱うACM galleryを運営する一般社団法人Arts and Creative Mind(所在地:東京都渋谷区、代表理事:杉本志乃)は、2020年5月22日株式会社TRiCERA(トライセラ)と販売提携し、同社が運営する「TRiCERA.NET」にてオリジナルアート作品のオンライン販売を開始しました。

ACM Galleryは、全国の福祉施設などで生み出されるユニークでエネルギッシュなアートを厳選し、企画展や海外アートフェアを通じて紹介しています。これまでギャラリーでしか購入できなかったオリジナルアート作品が、日本語を含む多言語でTRiCERAが提供する「TRiCERA.NET」にアクセスすることで、作品のクリアな画像を見ながら詳しい情報を閲覧しオンラインで簡便に購入できるようになりました。これにより、アートに関心はあっても、ギャラリー訪問にハードルを感じる新しい顧客層にアプローチすることが可能となったとのことです。

TRiCERAが運営する現代アートグローバルプラットフォーム「TRiCERA.NET」は、現在1,000名を超えるアーティストが参加し、総出品数6,000点を超え総取扱高は約12億円となるプラットフォーム。3年以内に参加アーティスト数10万人、アクティブユーザー数100万人/月を目標に掲げています。両社の提携により、障がいのある人のアート作品が世界中のユーザーと繋がり、作品の認知度を飛躍的に上げると同時に販売につなげていくことを目指すとのことです。

【オンライン販売について】

オンライン販売により、お気に入りのアートと出会い(総出品数6,000点以上)、気軽にアートを購入することが可能になります。https://www.tricera.net/galleries/10
新型コロナウイルスによる自粛生活が長引く今、ACM Galleryがセレクトするアートが、私たちの日常を豊かにする体験をお届けします。掲載される作品は3万円〜と一般の人に手の届きやすい価格設定に。

・全国各地の福祉施設等から厳選したオリジナルアート作品を『Outsider Art Selected by ACM』としてサイト上に掲載
・オンラインでの決済、梱包から発送までをワンストップで行う
・手数料を差し引いた販売代金は作家の収入となります(※販売代金の5%はTRiCERAより一般社団法人Arts and Creative Mindへの寄付金として団体の運営費に充てられます)

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77