Last Updated on 2024年9月30日 by 菅間 大樹

一般社団法人Get in touchは、10月6日の「世界脳性まひの日」に、脳性まひ当事者たちとGet in touchの代表を務める東ちづるさんが語り合う参加型イベント「生きづらさだヨ!全員集合」を開催します。

脳性まひ当事者と東ちづるが語り合う参加型イベント

「世界脳性まひの日」は世界各国で開催されている脳性まひ(*1)の啓発デーです。Get in touchでは、この日を多くの方に知ってもらうため、2022年に「世界脳性まひの日」を「Warm Green Day (ウォームグリーンデー/あたたかなみどりの日:WGD)と名付けて当事者団体と協力し、イベントや各地のシンボルのグリーンライトアップ活動をスタートしました。

第2回目となる本年は昨年同様、脳性まひの人々のリアルな声を聴く参加型イベント「生きづらさだヨ!全員集合」を「世界脳性まひの日」当日の10月6日に開催するほか、東京都庁や神奈川県庁、フジテレビなど、昨年グリーンライトアップをして頂いた自治体、企業に加え、新たに富山県などでもグリーンライトアップを行います。

また全国でアートに取り組む福祉施設と連携してグリーンアートを制作、さらに今年からウォームグリーンデーを応援する方々にアンバサダーになって頂きます。

一連の取り組みを通して脳性まひについて多くの方と学び、脳性まひの人々とともに誰も排除しない「まぜこぜの社会」を目指します。

「生きづらさだヨ!全員集合」詳細・お申込み:https://ikidurasawgd.peatix.com/

*1)脳性まひ(CP : Cerebral palsy)とは:
脳性まひ(CP : Cerebral palsy)とは、受胎から生後4週間までの間に発生した脳への損傷によって引き起こされる運動機能の障害を指します。

(出典:国立精神・神経医療研究センター https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease26.html

言葉のアウトプットが難しかったり、身体が自由に動かせなかったり、脳性まひの症状や特性は人それぞれです。寝たきりで医療的ケアが欠かせない人もいますが、ほとんど外見から症状がわからない人もいます。知的な遅れがある人もいますが、ない人もいます。けれども、こうしたことは一般的にはあまり知られていません。

「世界脳性まひの日〜Warm Green Day〜」とは

世界各国の脳性まひ支援コミュニティでは、毎年10月6日を「世界脳性まひの日」とし、さまざまなキャンペーンを行っております。

「日本では脳性まひの日は知られていない」という当事者の声から、Get in touchは2022年から日本においても「世界脳性まひの日」を広める取り組みを始めました。「世界自閉症の日」を「Warm Blue Day」として10年以上活動を続けてきた結果、社会の認知度が上がったように、「Warm Green Day(あたたかなみどりの日/WGD)」として「世界脳性まひの日」が広がっていくことを望んでいます。

賛同いただいた企業・行政・団体や個人の皆様とともに、誰も排除しない「まぜこぜの社会」を目指していくための取り組みです。

本年の取り組み

①<参加者募集中>10月6日(金)参加型イベント「生きづらさだヨ!全員集合」開催

東ちづるが司会を務め「生きづらさ」や困りごとを発表する登壇者とオーディエンスが一緒に考える、参加型のイベント「生きづらさだヨ!全員集合」を開催いたします。ゲストには3名の脳性まひの方々、さらにコメンテーターにも同じく脳性まひのある玉木幸則さんを迎えます。

<「生きづらさだヨ!全員集合」概要>

【日時】10月6日(金)15時〜17時終了予定(開場14時半)

【場所】東京都港区西麻布3-5-5  dōTERRA Japanビル B1ホール 

  *館内バリアフリー、障害者トイレあり、手話通訳あり

  *低学年までのお子様が楽しめるプレイスペースあり    

【登壇者】

コメンテーター:玉木幸則(福祉番組ご意見番、社会福祉士) 

登壇者:

石牧大(社会福祉法人寿考会法人本部事業総括室・障害者サーファー)

ライラ・カセム(一般社団法人シブヤフォントアートディレクター・奈良女子大学工学部特任准教授・東京大学特任研究員)

浜田美弥妃(CPサッカー選手)

司会:東ちづる(俳優・一般社団法人 Get in touch代表)

手話通訳士:樋口真弓ほか

【料金】

大人 :1,000円(プレゼント付)、障害者手帳のある方・大学・大学院生・専門学生:500円(プレゼント付)、高校生以下:無料

寄付金つき参加チケット:4,000円 ※入場時にリターンとしてBEAMSオリジナル「Get in touch  スタッフTシャツ」とプレゼントをお渡しします

【詳細・お申込み】

https://ikidurasawgd.peatix.com/

②各地ランドマークのグリーンライトアップ・デコレーション

「世界脳性まひの日〜Warm Green Day〜」認知拡大のため、各自治体や企業・団体と連携し、ランドマークのグリーンライトアップやデコレーションを行います。現在、下記のランドマークがライトアップ予定ですが、引き続きご協力いただける企業・団体を募集しております。


・東京都庁舎
・神奈川県庁舎

・埼玉県(予定)

・千葉県庁舎

・群馬県 群馬会館

・富山県 タワー111

・富山県 クロスランドタワー

・岩手県陸前高田市 奇跡の一本松

・宮城県南三陸町役場

・宮城県南三陸町311メモリアル

・京都府亀岡市 平和塔

・神奈川県 小田原城天守閣

・神奈川県横須賀市 よこすか近代遺産ミュージアム

・神奈川県横須賀市 ティボディエ邸

・世田谷区庁舎(デコレーション)

・フジテレビ社屋イルミネーションAURORA∞

(10月6日~8日)

・東京ダイバーシティライオンズクラブ(新宿駅東口ライオン像前、10月1日)など

③脳性まひなど多様なアーティストが描く「Warm Green Day~MAZEKOZEアート〜」開催

障がいのある無し、まぜこぜのアーティストとコラボレーションするライブペインティングを開催。

【日時】10月6日(金)13時〜14時予定

【場所】東京都港区西麻布3-5-5  dōTERRA Japanビル B1ホール 

④つながるグリーンアート

日本全国のアート活動をする福祉施設に呼びかけ、グリーンアートを制作。作品や制作風景をフォトシュシュやSNSなどで紹介します。

協力団体:

・一般社団法人Abigail(大阪)

・特定非営利活動法人100年福祉会片山工房(兵庫)

・特定非営利活動法人障害者生活ステーション「さんろーど」(新潟)

・社会福祉法人 北光福祉会 「アート活動支援室ぴかり」(北海道)

・特定非営利活動法人リベルテ(長野)

・社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル(神奈川)

・ジョイン・クリエイティブマネジメント株式会社 

 キキ・クリエイティブ(神奈川)

・認定NPO法人コミュニティリーダーひゅーるぽん

 「コミュニティほっとスペースぽんぽん」(広島)

・特定非営利活動法人 希望の園(三重)

・NPO法人灯心会(岡山)

・社会福祉法人 安積愛育園unico(福島)

・社会福祉法人 やまなみ工房(滋賀)

⑤WGDアンバサダー開始

2022年のWGD賛同者を中心にアンバサダーを依頼。この活動が全国に広がるよう引き続き応援してもらいます。

アンバサダー: 

2022年WGDの記者会見より2022年WGDの記者会見より

北澤豪さん(一般社団法人日本障がい者サッカー連盟会長)

石牧大さん(社会福祉法人寿考会法人本部事業総括室・障害者サーファー)

千葉絵里菜さん(元NHKリポーター・FM JAGAパーソナリティ)

玉木幸則さん(福祉番組ご意見番、社会福祉士) 

林眞愛さん(アクセサリーショップ・語学教室punana代表)

山下達夫さん(社会福祉法人太陽の家 理事長)

大久保豊和さん(会社員)

千壽エマジャクソンさん(アーティスト)

近藤麻友美さん(株式会社グラン・シチュー代表取締役)

醍醐(ダイゴ)さん(タレント)

寺田ユースケさん(YouTuber)

田崎飛鳥さん(画家・陸前高田市ノーマライゼーション大使)

⑥SNSでの拡散呼びかけ

SNS上では、グリーンのアイテムやグリーンを着用した写真をフォトシュシュや下記ハッシュタグをつけて投稿いただくことで、ご自宅にいながら、どなたでもこの取り組みにご参加いただけます。

#WGD106 #脳性まひ #世界脳性まひの日 #WorldCPday #getintouch #まぜこぜ

フォトシュシュ投稿サイト https://pshsh.jp/get01/post

フォトシュシュギャラリー https://pshsh.jp/get01/guest

協賛・後援・協力

協賛(五十音順):
EAT PLAY WORKS、株式会社医食同源ドットコム、株式会社KOWA、株式会社空飛ぶペンギン社、株式会社ツインズ、株式会社ビームス、日本理化学工業株式会社、

後援:
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県(予定)、富山県(予定)、京都府亀岡市(予定)、宮城県南三陸町、岩手県陸前高田市(予定)、新公益連盟、社会福祉法人太陽の家、公益財団法人日本ダウン症協会、

協力(五十音順): 

一般社団法人障がい者サッカー連盟、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ、一般社団法人チャイルドリテラシー協会、NECグリーンロケッツ東葛、LLP信誠会、NPO法人アクセプションズ、NPO法人かるがもCPキッズ、NPO法人サードプレイス、NPO法人東京都自閉症協会、産科医療補償制度を考える親の会、世田谷区、SOLIT!、Nami-nications~サーファーズケアコミュニティ~、日本財団パラスポーツサポートセンター、フジテレビジョン

【一般社団法人Get in touchについて】

2011 年に活動をスタートし、2012 年に法人化。俳優の東ちづるらが設立。アートや音楽、映像、舞台などのエンターテインメントを通じて、だれも排除しない「まぜこぜの社会」を目指して活動中。4月 2日の世界自閉症啓発デーを「Warm Blue Day」と命名し、企業・自治体などに「東京を青く染めよう」と呼び掛ける「Warm Blue キャンペーン」を展開するほか、マイノリティパフォーマーが集結する舞台「月夜のからくりハウス~まぜこぜ一座~」や、LGBTQ のリアルな声を集めた映画「私はワタシ over the rainbow 」、障がい者アーティストのアート作品を社会とをつなげる「MAZEKOZE アート」など、コンテンツ多数。生きづらさを抱える人たちとのトーク & グループセッション「生きづらさだヨ!全員集合!」、「スナック★げっと~チイママちづる~」なども YouTube 配信中。

公式サイト:https://www.getintouch.or.jp/

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77