Last Updated on 2020年2月15日 by 菅間 大樹

龍谷大学発のスタートアップ企業、革靴をはいた猫(京都府京都市、代表取締役・魚見航大)は2019年11月より、知的・発達障害のある若者がコピー機を清掃し、再販する事業をスタートさせます。コピー機の販売などを手がけるウエダ本社(同市)などと販売やメンテナンス分野で連携するとのこと。

革靴をはいた猫は2017年設立のスタートアップ企業で、企業へ訪問する靴磨き事業を展開中。2018年には「革靴をはいた猫」の店舗をオープンし、現在は店舗での靴磨き、修理も行っています。

新たに始めるコピー機の清掃・再販事業では、メーカーが保有する中古のコピー機を仕入れ、研修を修了した障害者がコピー機を清掃し販売。11月時点では障害者2人でスタートし、将来的には30人ほど雇用し、企業などに出向いて清掃サービスを提供する予定とのことです。

また、清掃等で出向いた企業が障害者の雇用を目指す場合は靴磨きやコピー機の清掃の担当として雇用してもらう仕組みも検討しているそうです。

<革靴をはいた猫HP>
https://kawaneko39.com/

【関連ニュース】※2019年12月17日追加
「靴磨きで障害者輝く社会を 京都の専門店、若者ら挑戦」(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53394730W9A211C1AC1000/

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77