Last Updated on 2021年2月5日 by 今井 靖之

働きづらさを抱える発達障害当事者の視点から、多くの方にとって働きやすい環境や社会を実現するアイディアで自己理解と他者理解を深める

合同会社Ledesone(レデソン)は「個の強みを活かす働き方」の実現のため、発達障害当事者と非当事者でチームを組み、仕組みやサービスのアイディアを考えて形にするオンラインプログラムを12月5日(土)~7日(月)の3日間で開催し、最終日の12月7日(月)にオンラインにて最終プレゼンを配信いたしました。4人のゲスト審査員の採点とクラウドファンディングを通じて投票権を得た方の投票により、カードゲームを用いた『自己理解~他者理解~相互理解促進ツール』を発案したチーム「ノノトミー」が最優秀賞に選ばれました。

プレゼンの実際の様子は、以下のYouTubeでご覧できます。

ハッタツソンとは?

発達障害の当事者とそうでない方(定型発達や健常者と呼ばれる方)がチームになり、新しいソリューションのアイディアを考えつくる3日間のプログラムです。2019年に続き、2020年で2回目の開催となる今回のテーマは「個の強みを活かす働き方」。誰もが働きやすい社会をつくるためのサービスや仕組みのアイディアを創出することを目的に、障害者週間中の2020年12月5〜7日に完全オンラインで開催しました。
公式サイト:http://hattatuson.ledesone.com/
公式Twitter:https://twitter.com/hattatuson

最優秀賞・オーディエンス賞:チーム「ノノトミー」

「社会の側が発達障害の特性を理解していないのではないか?」という社会に対する問題への疑問から、「そもそも自分自身にどういう特性があるのかわかってないのではないか?」との課題に焦点を当て直し、自己理解と他者理解の両方の理解をカードゲームを用いて行う『凸凹“あるこう“カードゲーム』を発表。
https://youtu.be/V4RKGLPPKXg

生まれたアイディア

ミトノノ:「ハッタツ・ロードマップ」
「社会的に特性への理解が不足し採用につながらない」というペインに対し、定型・非定型発達の関係なしに、みんなが共通して自身の特性を理解できる就活ツールを利用することで、採用者側の理解を深めミスマッチを防ぐ「ハッタツロードマップ」を発表。
https://youtu.be/ZnulJZzuGlU

allies(アライズ):「Ally mate(アライメイト)」
快適に仕事をしたいをテーマに、「この仕事ちょっと苦手。あの人に頼みたい。けどどう伝えたら……」や「出勤するとき、起きる時間まで逆算して各時間で教えて欲しい」、「愛着が湧く相方に気兼ねなく相談したりアテンドしてほしい」などの困りごとを複数の当事者から意見をもらい、【Ally mate(アライメイト)】というアプリを企画。アプリの中でそれぞれの困りごとに対応できる機能を盛り込み、実装して解決しようという発表。
https://youtu.be/lLR4bLfvr00

合同会社Ledesone

代表者:常岡天祐
所在地:大阪府寝屋川市八坂町13-11 NEFNE 401
URL:https://ledesone.com

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。