Last Updated on 2025年12月26日 by 菅間 大樹

「自分は価値ある存在だ」と感じられる社会へ

VARORが目指すのは、障害の有無や性別、国籍、年齢に関わらず、すべての人が「自分は価値ある存在だ」と感じられる社会です。この活動は、代表理事である辻和王氏の「1万人から拍手を浴びる経験を子どもたちに提供し、その姿を見てお母さんにも喜んでほしい」という強い想いから続いています。今回の「ごちゃまぜフェス2026」は、その夢の舞台である京セラドームへと繋がる大切な一歩となります。

「ごちゃまぜフェス2026」の3つのコンセプト

「ごちゃまぜフェス2026」では、以下の3つのコンセプトを掲げています。

  1. 多文化交流: 障害の有無、性別、国籍、年齢を問わず、スポーツ、アート、ファッション、音楽を通じて多様な人々が集い、交流する場を提供します。
  2. 社会貢献: 防災や社会課題に取り組む団体の展示・体験ブースを設置し、楽しみながら学べる機会を創出します。
  3. 地域連携: 西淀川区の企業や団体と連携し、平時からの助け合いが生まれるインクルーシブな空間を醸成します。

ごちゃまぜフェス2025の様子

注目のプログラム「ごちゃまぜファッションショー」

イベントの中でも特に注目されるのは「ごちゃまぜファッションショー」です。プロのスタイリストや美容専門学生がスタイリングを担当し、障害の有無に関わらず一般公募されたモデルたちがランウェイを歩きます。このプログラムは、誰もが「主役」になれる瞬間を創り出すことを目指しており、これまでにテレビでも取り上げられた実績があります。

1,000人の仲間を募るクラウドファンディング

今回のクラウドファンディングは、単なる資金調達だけではなく、「1,000人の仲間を作ること」を目的としています。1,000円からの支援で特大ポスターに名前が掲載されるリターンが用意されており、支援者もイベント運営の一員として参加できる仕組みです。集まった支援金は、ボランティアの交通費、音響費、エンターテインメント出演料などに充てられます。

クラウドファンディングの詳細はこちらから確認できます。

代表理事・辻和王氏のメッセージ

代表理事 辻和王氏

代表理事の辻和王氏は、「本イベントでは、ごちゃまぜな場でチャレンジするきっかけや、素敵な出逢いが生まれることを目的とします。地域と学校、障害のあるなし、子どもから大人まで楽しめる場作りをコンセプトとしています。ステージパフォーマンスや出店ブース、キッチンカーブースもご用意し、グラウンドではフットサル大会も行います。まさにごちゃまぜな世界をお楽しみください!」とコメントしています。

VARORロゴ

団体概要

  • 名称: 特定非営利活動法人VAROR

  • 事務所所在地: 兵庫県三田市

  • 設立: 2023年9月

  • 代表理事: 辻 和王

  • 公式HP: https://varor.hp.peraichi.com/

  • 代表メールアドレス: gochamaze96@gmail.com

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77